見出し画像

貧乏メンタルだった私

将来ぐるぐる、お金がぐるぐる

今日一日、頭ん中にぐるぐるしていたのは将来設計。
というのも、私、現在妊娠中。
おそらく8割方の妊婦さんは将来に何かしら不安を持つと思われる。
私もその中の一人なわけで、私の不安は主に仕事やお金関連。
今いる会社に居続けていたていいのだろうか。転職したい。給料あげたい。海外で働くのチャレンジしたい・・・。将来をぐるぐる考えていると大体最終的にお金のこともぐるぐると考え始めてしまう・・・。

そんなことをぐるぐると考えている中で、以前の私と、今の私で、お金に対する考え方・メンタルが変わったことに気づいたので、それについて書いてみようと思う。

貧乏メンタル

夫と結婚するまでは、外資系の大企業に勤めていながらもめちゃくちゃ「貧乏メンタル」だったように思う。
一人っ子というのもあり、将来不安だらけ。
一人っ子の人あるあるなのかもしれないけど、まあ人に頼るのが下手。ビビり。顔色や空気読むのに必死。そんなこともあり、将来の相談とか誰にもできずにいた。
親は自分より先になくなるわけで、その頃まだ結婚できていなかったら、将来独身だったら、今の仕事でやっていけるのか。介護になったらどうしよう。そもそも親の死に目を見るのは辛すぎるから自分が先に逝きたい。。なんてことも考えていた。
結婚できたらできたで、なぜか、私が大黒柱となり一人で家計を支えていかなくてはいけないような気になっていて、、、、そしたら今の給料じゃとても無理だ!!なんてことも考えたりしていた。
さらにさらに、子供なんて儲けるのであれば、一人当たり1000万以上養育にかかるわけだから、ヤバい!ってね。
とにかく、「お金=よくわからなくて怖いもの、なくなったらヤバいもの」っていう意識が強かった。
そして、お金の相談を人にすること自体が恥ずかしいことのように思っていた。
お金に対して、ネガティブでマイナスのメンタルになってしまっていたような気がする。まさしく、「貧乏メンタル」だった。

人生最大の試練

夫と結婚するにあたり、当たり前だけれど、お金の問題にぶち当たった。
結婚式の費用や、引越し代、新居費用、新婚旅行費用など、100万円単位の金額は私からすると、すごい冷や汗ダーダーの、パニック寸前。
毎日自分の変わりもしない銀行口座の残高チェックしちゃったりして。
そんな中、夫はなんとまぁ涼しい顔。
最初は実家が太いから余裕なんだろう、100万円単位なんて端金みたいな感じなのかな、って感じでちょっと捻くれて考えてた。(後で話したら、新居費用とか金額がでっかいものは流石に緊張したと言っていた笑。)

けれどその後もお金の話になると、私は消極的で怖がってしまうのに対し、夫は冷静で余裕な空気をまとっていて。この差はなんなんだ!とめちゃくちゃ思った。
ある時、真剣に夫と将来設計を話した。そこで勇気を出してお金に対してコンプレックスを感じていることを話した。
別に借金をしているわけでもないのに、なんだかめちゃくちゃ重大な発表をするような神妙な、人生最大の試練のような気持ちだった笑

お金と将来の可視化

色々話して、夫に言われたのは、「はるちゃんは、自分の資産とか現状が把握できてないから不安なんじゃない?」ってこと。
そう言われて、なんだか、自己管理ができてないことを指摘された気分で恥ずかしい気持ちになった。図星だった。でも、それで余計お金に対しての恐怖心が出てしまった。
みかねて夫がスプレッドシートでライフシミュレーションシートを作ってくれて、「何歳の時に子供をもうけるか、そうしたら何年ごにOO円必要になる」とか、「今の給料が年率OO%ずつ上がるとして、そしたら何年ごには年収OO円になる」とか、「貯蓄を毎月どのくらいしていけば65歳にはどのくらい貯まる」ということを可視化してくれた。

最初は、数字の羅列で目が回ってしまって笑
理系出身のはずなのに、お金に関する数字だけはなぜか拒否反応が・・・。
そこから生活費などの必要支出と投資などの貯蓄へ回すお金の比率はどんな感じにしていけばいいかとかを一緒に考えてくれた。
ここで自分で考えて納得しないと実行できない私の性分が邪魔して、作ってくれたシミュレーションシートは一旦寝かせることに。。。

脱・貧乏メンタル

将来設計の話し合いから数ヶ月して、妊娠が発覚。
より将来設計を綿密に練っていく必要性があると感じ、一念発起して、あのシミュレーションシートを開く。
けどやっぱり目が周るもんだから、まずは自分の投資口座の残高、外貨積み立ての状態、ideco、NISAなどを洗い出してみることにした。そのうち、非流動的資金(一定期間期間貯めておく予定のお金)だけを集めて現在の資産状況をまとめてみた。
そしたら・・・あれ、意外と貯まっとるがな。
独身時代、恐怖心が強すぎて、生活切り詰めてまで、貯金に回してたからなのか、思ったよりもあってびっくりした。
でもここで安心できないのが私。
ネットで「30代、平均貯金額、年収別」とかを調べまくって比較してみた。
・・・・・あれ、まあまあ貯まってる方なんじゃない?
そこから、もう一度、シミュレーションシートを自分なりに埋めてみた。
・・・あ、なんとかなるのかも。
ここでやっと恐怖心が和らいだ気がする。
夫が言っていた通り、可視化できて、自分事化できたのがよかったのかも。
そこから徐々に、脱・貧乏メンタルに向かっている気がする。
流動的なお金と非流動的なお金で分けて考えてみたのも大きかった気がする。

100万円あったら

貧乏メンタルだった私は、100万円手元にあったとしても「100万円しかない、どうしよう、将来立ち行かない!」って思ってしまった気がする。
でも今は「100万円あるのか、だとしたら大体3~4ヶ月はとりあえず生活できるな」くらいの心の余裕を持てている。
それは1月にどのくらいのお金が必要で、そのうち絶対必要なのはいくらということがはっきりしたからかなと思う。
以前だったら100万円「しか」ないと根拠もなく不安に思っていたけど、今は100万円「ある」という現実だけを客観視ができるようになったと思う。
旧・貧乏メンタルマンからすると大進歩だ。

お金持ちマインドの始まり?

いろんな「お金持ちになる本」を読んだけれど、どれも別世界の話に感じてしまっていた。こうして自分で自分の状況を把握できていて、心にゆとりを持てているという方が、私的に「お金持ちになる」第一歩なのかななんて思った今日この頃。

終わり

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集