生き別れの心
「君は、偶に心が
汚くなるね。」
底なし沼に足を取られた。
僕の貴女への愛が、
ガラガラ音をたてて
「君は
私のことをさ、
本当に、
本当に本当に、
わかってる?」
崩れて壊れて割れてゆく。
「極端なのよね。
君って。」
不器用で、
愛し方を知らない。
純粋過ぎる無垢な僕は
この世界では
煙たがられる。
誰かたった一人でいい。
僕を本当の意味で理解できなくたっていい。
それでいいから出逢いたい。
僕と一緒に
呼吸をしてくれる人間に、
僕は出逢いたい。
ずっと、
ずっと
ずっとずっとずっと捜している。
僕のもがれた半身。