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32歳を目前に、新しい夢ができた


12月の中頃。

引越しを無事に終え、新居の寝室で
なんとなく眠れなくて布団の中でもぞもぞしながら ウァーーーーー!! ってなってたとき。

突如、ほんとに突然、新しい "夢" ができました。


マダム世代
(40代後半〜50代くらい?) になったら、
田舎で音楽教室を作って先生になりたい!!!

( ゚д゚) < 唐突すぎ〜〜ん??)


引越す前に住んでいた家は
2階建ての木造メゾネットタイプ (築20年) 。

下の階にはむちゃくちゃ元気すぎる兄弟、
隣の部屋には定期的にカラオケパーティーを開催して叫んだり壁を叩いたりする外国人(?)が住んでいて、正直ちょっと精神的に削られていました。

おまけにクッッッソ寒い。

冬季うつ体質 + 聴覚過敏気味の私にとって、
寒い環境と騒がしい環境はもう……

すべての生命力と生産性をゴリゴリ削る地獄。

特に土日は布団にうずくまるだけで週末が終わる。

住み始めて4ヶ月しか経っていなくて
やっと前の生活 (8月の引越し) が落ち着いた頃でしたが、あまりにも限界すぎて引越しました。


新しい家は築年数も浅く、
かなり壁や床の断熱性能がいい感じです。

断熱性能がいい ≒ 遮音性も高い

本当に引越してよかった!!
すごく生活の質が上がりました ‪꒰ঌ(๑⃙⃘ˊ꒳​ˋ๑⃙)໒꒱ ♪

生活の質が上がると、
何かをやりたい気持ちがムクムク湧いてきます。

私は2020年からアコーディオンの練習を始め、
山口県への引越しが決まる前までの期間は
かなりのめり込んで弾いていました。

しかし練習のしすぎで両手首とも腱鞘炎になって
2022年半ば〜2023年半ばまでまるまる1年間腱鞘炎が治らなかったことや、

引越しをしよう!と決めたけど
車の運転が不安で「在宅の仕事がしたい」と思い、2023年は必死でWebデザイン・コーディングの勉強に明け暮れ、アコーディオンを弾く余裕が全くなかったこともあり(※結局Webクリエイターになるのは諦めた)、


気づいたら2年間くらい、弾いてませんでした。

ずっと「もう一回頑張りたいなぁ」という気持ちはあったけど、ブランクを経て下手になった自分の姿を直視するのが嫌でなかなか踏ん切りがつきませんでした (滝汗

しかしながら素敵な家に引越せたことで気持ちが上がってきて、急にアコーディオンを弾きたくなって久々にちゃんと弾いてみたらめちゃめちゃ楽しかったーーー!!!

12月ももう20日近かったのに

「クリスマスまでにクリスマスソング練習して録画してインスタにアップするぜ (曲決まってねーけど) いぇぁ★」的な気持ちになっちゃって、5日間ほど必死で練習してアップしたやつがこれですよかったら聴いとくれ( ᐛ👐)パァ





私が急に「音楽教室の先生をやりたい!」
と思ったのは、アコーディオンを弾いてみたら楽しかったから……というのもありますが、実は長年ずっと心の中にグルグル渦巻いていた気持ちによるものでした。

小学6年生のとき、
なんの取り柄もなかった私が初めて褒められた
「歌が上手いね!」という言葉。

本当になんの取り柄もなかったので、
その日から私は音楽だけを自信にしていました。

部活も吹奏楽部、希望する進路も音大の声楽科。

でもピアノを習い始めたのが12歳だったので
難しい曲は全然弾けないし、手も小さいし、
ピアノが副科レベルにも満たず……家もごく普通の全く裕福ではない家庭だし、音大に行けたとしても成功する人はひと握りだけ。

それならばと、「少しでも音楽を活かせそう」
と思った保育科に希望進路を変えたのでした。


新卒でめでたく幼稚園教諭になりましたが
幼稚園教諭が合わなすぎて心身の調子を崩し、
4ヶ月で退職。そのあとなった保育士も合わなくて3年も続けられないうちに辞めました。

そのあとは今に至るまでずっと
いわゆる「一般企業」と呼ばれる場所で働いていたので、音楽的な要素を必要とされることはゼロ。

パソコンが好きだから仕事はそこそこ楽しいけど、

「私が歌が上手かろーが楽器弾けよーが、
それを必要とされる場所なんかどこにもない。
音楽なんかできても、なんの意味もない。

歌のうまさを必要とされる歌手とか
音楽的にレベルアップすればするほど喜ばれるプロの演奏家とかが羨ましい。なんで私はそうなれない人間なのに、音楽の才能と感受性の強さしか持てなかったんだろう。音楽なんかできなくてもいいから、もっと世渡りが上手な普通の人になりたかった。音楽なんかできなければ歌手を見て悔しくなることもなかったし、感受性が人並みなら生活の中で起こる小さなことでいちいち病まないで済むのに。」

こういう黒い気持ちを、
24歳くらいの頃からずーっと持ち続けていました。

それこそ、コンビニに行って売れまくっている歌手の歌声が聞こえたとたん悔しさが爆発して泣きそうになって逃げ帰ったこともあるくらい……^^;


そんな気持ちをずっと抱えて生きてきて、

きっとこの気持ちとは今後どうにか上手く付き合っていって、そのうち年齢とともに「自分の音楽的な能力を必要とされることへの執着心」が自然消滅するのを待つしかないんだろうなと思っていました。


しかし、転職を繰り返す中で

少しずつ自分の好きな仕事が見えてきたり
得意分野がわかってきて環境もよくなってきたけど

「その仕事に関連した資格をとる?」
「定年までその仕事をする?」「定年後は?」

こう自分に問いかけると、なんかしっくりこない。


歳とったらどうするんだろう……と
モヤモヤ考える日々が続く中で、ある夜突然
音楽教室を開くという夢が降ってきたのでした。


今となっては保育士に復帰する気は全くなく
保育科の大学に進んだことが全て無駄だったようにも思えていましたが、実は大学生の頃に自分の人生をめちゃめちゃ変えた出会いがあって……

リトミックとの出会い でした。

日本では幼児教育のイメージが強いですが、
音楽をやるうえで大切なことがすごく詰まっている分野で、身体 (筋肉) に音楽的な感覚を染み込ませることができたり人間の本能的な部分から音楽に関する要素を引き出せたり、音楽を自然に豊かに表現することができたり……イメージされている以上に、すごい分野なんです。(私の拙い文章じゃ全然伝わらんw)

大学時代はこのリトミックにどぶどぶのめり込み、選択授業でリトミックの授業をとれるだけとり、学外の教室やイベントにも通い、それはそれは熱心に勉強していたのです。(いちばん下の段階の資格だけ、どうにか取りました。)

結局、保育士時代のうつ状態が原因で
レッスンは辞めてしまったというか足が遠のいてそのままになってしまったのですが、今でも10年近く前に受けたレッスンのことは鮮明に覚えています。

なので、
リトミックの要素を取り入れたアコーディオンの教育ができる先生になりたい!→せっかく田舎に移住したし、この地でちょっとレアな感じの音楽教室を作りたい!(こんなことを考える人、私の他にあまりいないのでは?)

これが今の私の夢です。


もちろん、
資金も演奏技術も指導の能力も経験も、
何ひとつ全く足りていません。

特に演奏に関しては、「ちゃんと正しい弾き方」を知らないと将来的に変なことを教えてしまう羽目になります。。

だから冒頭に出てきた、"マダム世代になったら"
15年くらいかけてしっかり準備してから叶えたいな!と思っています♪

今の仕事も楽しみつつ、資金を貯めて
社会人としての経験を積みながらアコーディオンとピアノをちゃんと練習する。リトミックについての勉強ももう一回ちゃんとやる。

可能なかぎり、人前で演奏する経験を積んだりコンクールに出たりする。


やっぱり、せっかく音楽が大好きで
いろんな人から褒めてもらえる特技が音楽で
歌もアコーディオンもリトミックも頑張ったから
これを生かせないまま死ぬわけにはいかない。

私は音楽で大儲けしたいわけでは全くなくて
どんな形でもいいから自分の音楽的な能力を必要とされたい、ひたすらそれに尽きるのです。

ここ数年間は音楽が得意なことに付随する感受性の強さや性格的な面、社会人としての不器用さを恨んで消えたくなってしまうことも多かったですが……「音楽が得意でよかった!」と胸を張って言える日が来るといいな。

来年は音楽と仲直りする年にするぞー!!!

がんばります★

2022年・発表会
リトミックガチ勢だった頃 (21歳……若い…)

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