![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/174872663/rectangle_large_type_2_61ed1eb74f2d5f676d387ad67e7bbc99.jpg?width=1200)
どうにかなることと、どうにもならないことを分けて考える
昨日は、久しぶりに施設にいる母の面会に行ってきた。
インフルエンザ流行のため、1か月ほど面会と外出が禁止になっていた。
正直、面会制限があると助かる。
罪悪感なしに、母に会わずに済むからだ。
母との面会は、とても疲れる。
車いす生活になった母を散歩に連れ出すのが習慣で、いつも1時間ほど押して歩くのだが、63kgの母を支えるのは、47kgの私には負担が大きい。
それ以上に、会話が苦痛だ。
元々関係が良くなかったため、話すことがない。
母も特に何も話さないので、気づけば無言のまま歩いていることがよくある。
面会の後は、なぜかジャンクなものを食べたくなる。
料理なんかしたくない。
手軽に食べられて、お腹が満たされるものを求めてしまう。
普段なら踏みとどまれるのに、昨日はダメだった。
コンビニでパンや惣菜、ポテチ、インスタントラーメンを欲望のままに買い込んだ。
しかし、どれを食べてもおいしくない。
いくら食べても、お腹が満たされない。
ポテチも半分のつもりが、一袋完食。
何もやる気が起きず、服のままベッドに倒れ込む。
気づけば21時。
あー、もういやだ。
もう今日を終わらせたい。
お風呂も入らず寝た。
翌朝は、8時まで寝たが、寝すぎで逆にスッキリしない。
体重を測ると1.2kgも増えていた。
食べ過ぎのツケはすぐに来る。
昨日のモヤモヤをノートに書き出してみたが、いっこうにスッキリしない。
頭の中を何かがぐるぐる回っている。
思わず「ワーーー!」と叫んでしまい、自分が相当ストレスを感じていることを実感。
とにかく外に出た。
今日は行けるところまで歩いてみよう。
川辺を歩く。歩く。
ふと、一羽のアオサギを見つけた。
かなり近づいても、逃げない。
夢中で写真を撮るうちに、少し気分が晴れてきた。
![](https://assets.st-note.com/img/1739687820-Bjad8AF69it0hxMWJvePgwlz.jpg?width=1200)
また歩く。歩く。
今日は、あったかい。
最高気温は、13℃くらいと言ってたな。
あったかいを通り越して、暑くなってきた。
桜の木がたくさん見受けられる。
春はきれいだろうな。
人も増えるけど。
さらに歩く。歩く。
何やら歓声と、多数のランナーが見えてきた。
そういえば、今日は京都マラソンだった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/174878653/picture_pc_d9c48e3242b45175ed8c017052be1067.jpg?width=1200)
毎年とても寒くて、雨の日が多い印象がある京都マラソン。
今日はいいお天気で良かったね。
なんだかんだ、1時間歩いた。
距離にしたら、5㎞くらい。
暑いし、喉乾いたし、疲れたのでカフェで一休みすることにした。
![](https://assets.st-note.com/img/1739688408-dFj7yZC1WasXNEiwJb2BIelz.jpg?width=1200)
食べながら考えた。
なんで母の面会に行くと、ジャンクなものを食べたくなるんだろ。
調べると、やっぱストレスが原因らしい。
精神的・肉体的負担を軽減しようと、脳が手軽に快楽を得られるものを求めるのだとか。
母の面会は、それほど私にとって負担なのだ。
母に対して、そんなことを考えるなんて。
どうして自分は、優しくなれないんだろう。
子供のときに傷つけられたとはいえ、それはもう過去のことだ。
なんでいつまでたっても、自分はそれを許せないんだろう。
母に会うと、自分を責めてみたり、母を責めてみたり、同じ所をグルグル回ってるような気になる。
でも、それも仕方がないことなのかも。
誰が何と言おうと、私は母に会うのがストレスなのだ。
母のことを考えるのもストレス。
母が今さら変わるわけでもないし、それを許せない自分を責めるのもなにか違う気がする。
それなら、このストレスを抱えて生きていくしかないじゃん。
ただ、ジャンクなものを食べたくなったときに、できる対処法は存在する。
運動する。
他のことをして気を紛らわす。
プロテインバーなどを常備しておく。
ここまでならOKという、ご褒美スイーツを用意しておく。
面会行く前に、夕食を準備しておく。
そして寝る!
どうにかなることと、どうにもならないことを分けて考える。
立ち止まらないで、歩き続ける。
その瞬間、このストレスや悩みは、過去のものとなる。
これさえできれば、きっと自分は大丈夫だと思った。うん、きっと大丈夫。