病気休暇から病気休職へ
病気休暇に入ったのが5月頃。
そこから長い長いお休みになった。
病気休暇は半年間の取得が認められている。
初めは半年間も取らずに復職するのかなぁと思っていた。
もらった診断書も3ヶ月間の自宅療養。
とのことで、3ヶ月間だけ休むこととなった。
その後、さらに3ヶ月の延長で病気休暇は半年になった。
そして、復職の時期が訪れようとしているが働ける感じには全くならなかった。
病気休暇の期間が終わり、期限がくる。
期限が来てしまえば復職か、病気休職となる。
それか退職をするかになってくる。
何がいいのかもはやわからなくなっていた。
東京まで出てきて、自分は一体何をしているのだろうか。
わざわざ辛い思いをしてうつになって家から出られなくなった毎日。
だからといって復職はできそうもないし、退職をしたところで一体何をすればいいのか。
お金の問題もあった。
初任給での東京の一人暮らしでは貯金などできなかったのである。
家賃、その他の固定費、食費、その他使うものだけでギリギリの生活であった。
なんとかボーナスで補填することもあった。
だから貯金といえる蓄えなんて持っていなかった。
地元で貯金したお金は全て東京に出るための資金となり消えてしまっており、
本当にお金がなかった。
だから退職してしまえばすぐにでも職探しをして働き出すか、また地元に帰るしかない。
せっかく東京に出てきたのに1年半で地元に帰りたくはないし、地元でやりたいこともなかった。
元々はやりたいことがあって東京に出てきたわけである。
しかし、そのやりたいことなんか全くできずに先生という仕事に忙殺され心まで病み引きこもりの若者ができあがっていた。
ただ、復職も退職もできない。
残された選択肢は病気休職への移行だった。
病気休暇は自分が休暇として申請するシステムとなっており、
病気休職は自分が申請して都が認めて辞令として交付する仕組みになっている。
自分→都教委 の流れが病気休暇。
自分←都教委 の流れが病気休職である。
休暇は自分の申請でできるが、休職は都教委の辞令が出なければできない。
とはいえ、診断書が出ればまず通ることだろうとは思う。
また、病気休暇の場合は給与の満額が出る。
しかし、病気休職の場合は色々と手当が差っ引かれた後残った8割の金額が支給される。
8割ももらえるのか、などと思っていても、
結局月額の給与にはいろんな手当がくっついているので、それを外された残りの8割というのは感覚的に6割程度頂けるに過ぎないと思う。
ただ、休んでいてもお金がもらえるのでこれはありがたいことではあるのだが、
前に書いたように10割支給の時点でも貯金ができていなかった自分である。
今後お金に苦しんでいくことになる。
ただ、復職も退職もできなかったので、診断書を頂いて病気休職を申請することになった。
ここから自分で思っても見なかったほど長く学校に行かないことになっていく。
辛かったことは主に2つ。
先ほど少し書いたお金のことと、ひとりぼっちになったことであった。
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