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休む人が、信頼できる人になるように
今日は三連休の最終日。
みなさんは、心も身体もゆるりと休めましたか?
新年早々、私の中のあらゆるスイッチが切れてしまった。
仕事するスイッチ、掃除するスイッチ、ゲームするスイッチ、身体が健康を維持するスイッチ、その他もろもろ。
2023年の始まりは、私にとってかなり気合いの必要な仕事から。
その後も、翌日から地方での泊まりがけでのお仕事だったから、気力的にも体力的にもフル回転だった。
それが無事に終わって、家に帰ってきた途端。
パチン!!!
私、停電。
停電ってどんな状態かというと、まず寝られない、そして起きられない。食べることはするけど、お腹は空かない。仕事に手がつかない。集中できない。お風呂に入らない。連絡はもちろん返せないし、日記も書けない。
日頃できているほとんどの事が、なぜかできなくなる。
気持ちも動かなくなるので、思考力も実質機能しない。
ほとんど何も喋らなくなるので、家族も察して放っておいてくれる。
文字通り、人間の抜け殻。
一日中そんな感じに過ごして、もう一日寝て起きたら少し人間に戻っていたので、思い立ってNOTEを書いています。
元旦に書いたNOTEで、休むのが下手だと書いたばかりだったから、自分のこの状態にはちょっと笑ってしまった。
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停電は、かなりまずい状態なのだというのは自覚している。
休みの日に休んでいるつもりでも、実際にはずっと稼働してしてしまっていて、ある日突然そのしわ寄せがくるのが停電だと思っている。
ある時は激烈な体調不良に、ある時はメンタルの崩落となって押し寄せてくる。
以前、人間関係でとても悩んでいた頃に、とにかく考える時間をつくりたくなくてひたすらに働き続けていた頃があった。
ある日、演奏会の本番会場に向かう電車の中で突然の過呼吸に襲われた。
その場は何とかしのげたけれど、その日を皮切りに深夜に呼吸困難の症状が出るようになり、それが4ヶ月くらい続いた。
考えることから逃げ出して、身体の限界をとっくに超えてしまっていた。その代償は身体に跳ね返ってきて、それは結局のところ考えることリストに「不安要素」として増えることになった。
人間には、人それぞれ限界がある。
だけど、多くの人が自分の限界を超えて仕事をしているこの国では、「限界を超えて生み出されたもの」に大きな価値が見出されている。
その価値は、本当に素晴らしいの?
それを生み出した人は、限界を超えた先で幸せに、健康に生きているだろうか。
人間には、思考力と感情が備わっていて、時にそれは本能を超えることができる。
身体が限界でも、気持ちで身体を動かすことができてしまう。
だけど、必ずそこにはダメージがあって、蓄積されたダメージはあらゆる形で自分に返ってくる。
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自分の限界を知っていること、その限界を超えないようにする働き方、それを自己管理できる人こそが、最大限のパフォーマンスを継続して出すことができる。
仕事において欠かすことのできない信頼は、継続によってのみ築きあげることができるのだと思う。
いつの日か、その継続していく力と自己管理能力の方が評価されるようになったら、少しは無理をする人が減るだろうか。
そうなるといいな。
なんだか啓発本のようなことを書いてしまったけど、今年の目標のひとつに「停電を起こさない」が加わりました、というお話。