noteの街のセラピー犬。#227【司書編】ガチャポン貸出‼あー、ドキドキするなあ。
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月曜日から、TOOLi-S(ツール アイエス)を使って、貸出を始めました。
子どもたちの本を借りるときの「貸出カード」が、QRコードになって名札の裏に入れて使用します。
カウンターで本を借りる時は、名札を裏返せば、即OK!
子ども達の中では「かっこいい!」と好評です。
昨日から、貸出の入力を始めました。
大変緊張します。
万が一、私のおっちょこちょい気質でエラーが出てしまったら、貸出できなくなります。
さらに、懸念されることもありました。
実は、TRC様の諸事情で、貸出できない本があると、8月の司書会議で連絡がありました。
その数は、我が校でいうと3ケタです。
【対応策】
1.相互利用貸出ケースに入れて「貸出できない本」を貸出できるようにする。(20冊程であれば対応可)
2.「貸出できない本」が多すぎる学校は、そのまま貸出にする。児童がカウンターで貸出入力をして、「登録されていない本のため、貸出できません」とPC画面に出てきたら、借りられないことを本人へ伝える。
3.貸出できない本を回収して、借りられないようにしておく。
理由:児童がカウンターで貸し出し手続きをして「借りられません」と言われた時には、かなりがっかりすると予想される為
さて、自校はどうしたらよいか?
誰かに相談しても良いのですが、結局は、学校司書の踏ん張りどころかなと……。
うーん……。
結果、1と2を採用しました。
月曜日と火曜日の貸出の様子
司書「みなさん、夏休みに本が貸出できずに、ご迷惑をおかけしました。ついに、今日から貸出が出来ます。名札の裏のQRコードと借りたい本を用意してカウンターに来てくださいね。そこで、一つ注意することがあります。貸出ピッ!をしたときに、パソコンの画面に『登録されていない本です。貸出できません』と出てきたら、その本は借りられません。10月になったら全部の本が借りられるようになります。ごめんなさい。
それでは、ドキドキの貸出を始めます。本棚に行っていいです。どうぞ」
子どもたちのブーイングがあると思いきや、意外と協力的でした。
(子どもたちに失礼ですね、すみません)
子どもたちが、並びはじめました。
司書「この画面に出てくるから、こんなふうにね」
画面の様子を伝えます。
児童1「あー、借りれて良かったー」
このあと、2日間で14クラス貸出ました。
そのリアクションが想定外で驚きました。
児童A「ああー!この本だめだったーっ」
児童F「ドキドキする」
児童T「…。」(貸出できて、安心した顔)
児童W「先生、借りられないときの画面、みたい」
児童I「がちゃぽんみたいでおもしれー」
児童S「○○は、だめだよ。借りられない。(間)えー!借りられたの」
児童Y「大体、3冊目がだめだよ。オレもそうだった」
児童T「確率としては、3冊目だよな」
児童K「ポプラ社がだめなんだよ」
児童O「うぉー、だめなの連続5人目。」
児童Y「オレ、1冊だめだった。おまえは?」
児童U「先生、さっき1冊ダメだったから、これ持ってきた。どうかな?」
(「貸出しました」の表示に嬉しい笑顔)
クラス毎の貸出で、毎回、こんな会話が飛び交いました。
新しいノートパソコンの周りには人だかりでした。
だれが「貸出できません」カードを引くのか!
まさに、正真正銘のドキドキ貸出でした。
子ども達にとっては、貸出できないとい辛い出来事ですが、子ども達なりに発想の転換で楽しい貸出になっていました。
子ども達って、遊びの天才っていいますが…。
まさに、その通りでした。
自校の子どもたちは、良い子ばかりです‼
司書も一緒に楽しませてもらいました。
残り3日も頑張ります。
本日も記事を読んで頂き誠にありがとうございました。
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