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noteの街のセラピー犬。#227【司書編】ガチャポン貸出‼あー、ドキドキするなあ。

-小・中学校向けインターネットサービス-

学校図書館は今後一層、授業での活用、調べる学習の情報センターとしての機能が求められていきます。そのために必要な環境づくりのひとつが「電算化」です。 TRCでは、学校図書館電算化のための蔵書データベース化作業をお受けしています。1校だけでも、自治体内全校でも、また夏休み期間の活用など各種条件をふまえて電算化事前作業計画を作成いたします。

電算化するとできること

1.図書の検索
2.先生方の授業展開に必要な資料や児童・生徒が調べたいことを検索できます。TRC学校図書館向け図書のデータベースと流通サービスをご活用いただけるお客さま専用のWebシステムTOOLi-Sを活用していただくと、より便利です。
3.貸出・返却作業
4.蔵書管理作業
5.自治体内の学校図書館・公共図書館との連携など

引用https://www.trc.co.jp/school/tooli_s.htm

月曜日から、TOOLi-S(ツール アイエス)を使って、貸出を始めました。
子どもたちの本を借りるときの「貸出カード」が、QRコードになって名札の裏に入れて使用します。
カウンターで本を借りる時は、名札を裏返せば、即OK!
子ども達の中では「かっこいい!」と好評です。

TOOLi-S(ツール アイエス)とは

TOOLi-Sは「TOOL=道具」「i=インターネット」「S=学校」を意味します。TRCの図書のデータベースと流通サービスをご活用いただける、学校図書館専用のWebシステムです。Google Chrome/Microsoft Edge(Chromium)でご利用いただけます。
検索から図書の発注まで、電算化された学校図書館の運営と、図書館を使った調べる学習や授業での活用を支援いたします。

引用https://www.trc.co.jp/school/tooli_s.htm

昨日から、貸出の入力を始めました。
大変緊張します。
万が一、私のおっちょこちょい気質でエラーが出てしまったら、貸出できなくなります。
さらに、懸念されることもありました。

実は、TRC様の諸事情で、貸出できない本があると、8月の司書会議で連絡がありました。
その数は、我が校でいうと3ケタです。
【対応策】
1.相互利用貸出ケースに入れて「貸出できない本」を貸出できるようにする。(20冊程であれば対応可)
2.「貸出できない本」が多すぎる学校は、そのまま貸出にする。児童がカウンターで貸出入力をして、「登録されていない本のため、貸出できません」とPC画面に出てきたら、借りられないことを本人へ伝える。
3.貸出できない本を回収して、借りられないようにしておく。
理由:児童がカウンターで貸し出し手続きをして「借りられません」と言われた時には、かなりがっかりすると予想される為

さて、自校はどうしたらよいか?
誰かに相談しても良いのですが、結局は、学校司書の踏ん張りどころかなと……。
うーん……。
結果、1と2を採用しました。

月曜日と火曜日の貸出の様子

司書「みなさん、夏休みに本が貸出できずに、ご迷惑をおかけしました。ついに、今日から貸出が出来ます。名札の裏のQRコードと借りたい本を用意してカウンターに来てくださいね。そこで、一つ注意することがあります。貸出ピッ!をしたときに、パソコンの画面に『登録されていない本です。貸出できません』と出てきたら、その本は借りられません。10月になったら全部の本が借りられるようになります。ごめんなさい。
それでは、ドキドキの貸出を始めます。本棚に行っていいです。どうぞ」

子どもたちのブーイングがあると思いきや、意外と協力的でした。
(子どもたちに失礼ですね、すみません)

子どもたちが、並びはじめました。
司書「この画面に出てくるから、こんなふうにね」
画面の様子を伝えます。
児童1「あー、借りれて良かったー」

このあと、2日間で14クラス貸出ました。
そのリアクションが想定外で驚きました。
児童A「ああー!この本だめだったーっ」
児童F「ドキドキする」
児童T「…。」(貸出できて、安心した顔)
児童W「先生、借りられないときの画面、みたい」
児童I「がちゃぽんみたいでおもしれー」
児童S「○○は、だめだよ。借りられない。(間)えー!借りられたの」
児童Y「大体、3冊目がだめだよ。オレもそうだった」
児童T「確率としては、3冊目だよな」
児童K「ポプラ社がだめなんだよ」
児童O「うぉー、だめなの連続5人目。」
児童Y「オレ、1冊だめだった。おまえは?」
児童U「先生、さっき1冊ダメだったから、これ持ってきた。どうかな?」
(「貸出しました」の表示に嬉しい笑顔)

クラス毎の貸出で、毎回、こんな会話が飛び交いました。
新しいノートパソコンの周りには人だかりでした。
だれが「貸出できません」カードを引くのか!
まさに、正真正銘のドキドキ貸出でした。

子ども達にとっては、貸出できないとい辛い出来事ですが、子ども達なりに発想の転換で楽しい貸出になっていました。
子ども達って、遊びの天才っていいますが…。
まさに、その通りでした。
自校の子どもたちは、良い子ばかりです‼
司書も一緒に楽しませてもらいました。
残り3日も頑張ります。

本日も記事を読んで頂き誠にありがとうございました。


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