娘が哺乳瓶拒否!
妊娠中はホルモン変化のお陰で、ポワワ~ンと幸せだった。
オギァと元気に生まれてきた娘に、初めておっぱいをあげるとき、娘の小さなお口には、「(乳首が)大きすぎますか?飲みにくいですか?」と心配になったら、「そんなことないですよー」と、助産師さんが言って、娘は、初めてのおっぱいをチュパチュパチュパと飲んでくれて、とてもうれしかった。
産後、入院中、座って娘を抱き、おっぱいをあげるとき、娘は、小さな頭を体ごと大きく左に振り、右に振り、また左に振って、最後に狙いを定めて、大きくお口を開けて、パクッとおっぱいに吸い付いた。
助産師さんによると、「赤ちゃん、みんなやるんですよ~」とのことで、本能ってすごいなということと、一連の動きが、なんともユーモラスで、うれしくなってしまった。
育児中、ものすごく忘れっぽくなって、自分でもビックリしたが、「それは、子どものことで頭がいっぱいになっていて、他のこと忘れちゃうんだよ」と、親子カウンセラーに言われたことがあり、妙に納得した。
娘は、ミルクとおっぱい混合でスタートした。おっぱいは、どのくらい飲んでいるのか、入院中は、授乳前後で体重を計ったりして分かったが、家に帰ってからは、分からない。
娘は、ミルクをゴクゴクとよく飲んで、順調に大きくなっていった。
ところが、4ヶ月を手前に、哺乳瓶拒否をし、「こんなもんから、飲めるか」と、言わんばかり、哺乳瓶を近づけると、プイッとそっぽを向いた。
夫は焦った。これでは、自分にできる術はないと。
私も、おっぱいをあげるにしても、ミルクを毎日800mlくらい飲んでいたので、そんなに出る自信もなかった。
小児科の先生に言うと、「一日中少しずつでもいいから、ミルクを与え続けなさい」と。え、私の時間は?ないの!
そして、ミルクをストローで少し吸い上げたものを、ちょっとずつお口に入れたり、スポイトを使ったり。
夫は、いろいろネットで調べて、アマゾンから、10ml注射器を買って、娘のお口の中に注入したり(鳥の餌付けのよう?)、フィーディングカップという小さなコップもまた、手に入れて、お口に運んでみたり、とにかく必死で娘の口に、ミルクを運んだ。ミルクが少しでも飲めると「あー、飲めたね。えらいね」と褒めまくった。
母に相談すると、5ヶ月になったら、離乳食始められるから、なんとかそれまで、ガンバレと。
おっぱいは、与えれば、飲んでくれた。だが、如何せん飲んでる量は分からないので、不安はあった。
それから、どんどん娘は、おっぱいが大好きな甘えん坊たれに育っていくのだ。