見出し画像

在留資格「企業内転勤」のポイント3選ですぐわかる

お疲れ様です!

暑くなったり雨が降ったり涼しくなったり不安定な天気が続いていますね💦
クーラーをつけずとも過ごせる天気はお財布的にも大好きなので毎日これくらいの過ごしやすさがいいな〜と思いつつ、こたつに入って鍋を食べる震える寒さも待ち遠しい日々です☺️♡


◆◇◆


さて、日々の営業や資料作りでnoteのネタを思いつくのですが、意外に認知されていないけど活用している企業が多い「企業内転勤」という在留資格について申請するときのポイント3選、深掘りしていこうと思います!

そもそも「企業内転勤」ビザとは、海外に本店や支店、関連会社がある企業が日本にある本店・支店に期間を定めてその名の通り「転勤」してくる働き方になります。
よく海外駐在員〜、駐在妻〜なんていう日本→海外のパターンをよく聞くかと思いますがこれの日本版になるイメージです☺️

少し情報が古いですが、2018年時点で企業内転勤の在留資格をもち働く外国人は約18,000人おり日本企業の国際化が進めば進むほどこの資格を持つ人は増えていくかもしれませんので詳細掘り下げていきましょう!


1. 企業内転勤の在留資格でできる業務内容

「企業内転勤」で働く場合、以前お伝えした「技術・人文知識・国際業務」と基本的に同じです。
知識や技術を活かして働くことが前提条件とされるため、技能実習や特定技能で認められている単純作業と言われる業務に就くことは認められていません。

画像1


じゃあ「技術・人文知識・国際業務」の在留資格でいいのでは?


そう思った方は素晴らしい着眼点です!
技人国の在留資格と大きく違う一つが「学歴要件」がないこと。海外にある本店/支店で働いており、今後働く業務が技術や知識を活かすものであれば大学卒業などの必要なく就労が可能です。
そのため、知識や技術を持つ海外にいる優秀な人材を学歴問わず日本に呼び寄せ、企業の発展に活かすことができるようになります。

しかし、「企業内転勤」の在留資格で入国している外国人は国内での転勤が原則認められないこと、期間が決められているので技人国のように無制限で働くことはできないので企業の状況に合わせてどちらの在留資格がいいのかを検討することがいいでしょう。


2. どうすれば「企業内転勤」で申請ができる?

画像3

「企業内転勤」の在留資格を得るためには、下記の条件に当てはまることが必要です。

・一定の転勤期間を定めること
・本店、支店、資本関係のある企業間での異動であること
・転勤した特定の事業所で勤務すること
・1年以上「技術・人文知識・国際業務」に関する業務に携わっていること
・日本人が働く場合と同等以上の報酬を受けること


あくまでも海外に「資本関係のある」企業からの異動が前提条件となるので、業務提携している企業などは対象外です。実際に申請書類を提出するときも企業規模によって異なりますが、四季報の写しや転勤命令書、辞令などの提出、事業所の関係を明らかにする説明書類などが求められます。

また、転勤の直前に海外の事業所にて1年以上技人国に該当する業務に従事していることも必要となりますので、従事していたことを証明する資料も用意しておくと申請がスムーズです。

必要な書類は「技術・人文知識・国際業務」と比べると多く、許可までの時間も長くなることが多いようです。
ただし、一度申請をすると省略できる書類も複数ありますので、長期的・定期的に一定数の外国人を受け入れ、就労してもらう場合は十分にこの在留資格を活用できるでしょう。


3. 「企業内転勤」の在留資格のメリット

「企業内転勤」の在留資格で就労するメリットは優秀な人材を採用コストを抑えてすぐに就労してもらえることがポイントです。その他実務的なメリットはこちら!

画像2

①外国人の就労要件
本来であれば大学卒などの学歴または10年以上の実務経験など「技術・人文知識・国際業務」に申請するための外国人の必要要件が緩和されることにより、学歴や経験がなくとも優秀な人材を雇用することができます。

②給与の支払い
「企業内転勤」の在留資格の場合、報酬の支払いは現地(海外)のまま、日本で働かせることが可能です。もちろん日本で働いている間は日本人と同等以上の報酬が必要ですが、新たに支払いの手続きを行う等は必須ではありませんので企業側と外国人側の負担が軽減されます。

③日本企業との雇用契約が不要
「企業内転勤」の場合は、日本の事業所と新たに雇用契約を結ぶ必要はありません。


ちなみに、取締役として日本に転勤してもらう…などは今回の「企業内転勤」ではなく「経営・管理」の在留資格が必要など、業務内容によって申請する在留資格は異なっていますので事前に確認やプロへの申請をお勧めいたします!


「企業内転勤」の在留資格は、海外に関連企業があることが前提条件となりますが、学歴関係なく優秀な人材が日本の事業で活躍できるものです。努力した結果が認められる感じがして、超個人的にはこの在留資格が好きです(笑)

意外と知られていない資格ですが、該当するなーという企業様に少しでもお役に立てば嬉しいです!


◆◇◆


ということで本日は就労ビザの一つ「企業内転勤」についてお伝えしました!

技能実習や特定技能、技術・人文知識・国際業務と比べるとシンプルでわかりやすいかな?と思っています!


在留資格のビザについて記事を書いていると、ふと外国人の方を見かけた時に「この人はどんな在留資格、ビザを持って日本に来ているのだろう?」と考えることが多くなりました!

完全なる職業病な気がします・・・笑

でも何かあったときにサポートできれば!と微笑ましい視線を送っているだけなので決して変な人ではないはず笑
人見知りなので話しかけることは苦手です笑


今度は何について書こうかな〜と想像を膨らませながら、今週もあと少し!
ラストスパート頑張りましょう♡
今回も読んでいただきありがとうございました!






特定技能ビザ申請管理ツールnoborderはこちら


いいなと思ったら応援しよう!