#291 うつ病発症253~255日目・発症後436日目 ~「調子良いゾーン」~

さて,今日でうつ病発症から436日目(1年2か月と8日)ですが(2019年7月10日~),引き続き,スマホのGPS記録をもとに,うつ病の経過を記録していきます。(第1回目はこちら。第2回目も大事なのでこちらからどうぞ)

(今日は朝から調子良かったのですが,昼頃から疲労感が出てきました。昨日の睡眠不足(おとといの夜~昨日朝)が今更やってきたのかもしれません。このブログの最後で詳しく書きます。)

ちょうど1年前(2019年9月17日)頃のうつ病経過はこちら

この1年間でだいぶ回復していることを見てもらえたら嬉しいです。

【過去のこと・思い出したこと(発症253~255日目)】

こちらでこれまでの経緯を結構きれいにまとめられたと思っているので,ご覧くださるとうれしいです。

さて,昨日からの続きです。

・3月18日㈬:この日で,うつ病発症から253日目(8か月と9日),実家療養を終えて一人暮らしを再スタートさせてからは174日目(5か月と18日)です(2019年9月27日~)。うつ病発症→実家療養→ひとり暮らし再スタートの経緯については,こちらをご覧ください。

また,2019年11月7日から「午前中の散歩」を始めていて,これがうつ病の回復を大きく後押ししています(「午前中の散歩」を始めてからは,この日で133日目(4か月と12日)です)。「午前中の散歩」については,こちらをご覧ください。

そして,2019年12月3日から毎日ブログを始めています。(こちら

この日(2020年3月18日)でブログを始めて107日目(3か月と16日)ということになります。この日のブログはこちら

(初日にブログを2つ投稿しているので,数字が1つズレています)

さて,この日(2020年3月18日)の話を始めます。

この日の「SleepCycle」を見ると(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),午後11時24分に布団に入っています。30分ほど寝つけませんでしたが,深い眠りに入ることができ,朝7時4分に目を覚ますまでぐっすり眠れています。正味睡眠時間は7時間で,それほど長くはありませんが,SleepCycle独自の睡眠品質は80%/100%で,高得点です。3日前に大きく調子を崩し,「調子悪いゾーン」のピークを迎えましたが,2日前から持ち直して「調子良いゾーン」に突入し,この日も「調子良いゾーン」が続いているようです。

「調子良いゾーン」とはいえ,この頃は,起きてすぐに活動できるような状態ではありませんでした。目を覚ました後も,しばらくベッドでゴロゴロするのが日課でした。この日も,起床してベッドでゴロゴロした後,午前9時49分から散歩に出かけ,10時21分に帰宅しています。そこからは午後3時1分まで自宅に引きこもっています。読書したりYouTube見たりしていました。その後,バッティングセンターに行っています。この頃は,毎日のようにバッティングセンターに行っていました。というのも,バッティングセンターに行った日はよく眠れていたからです(笑)。

今は,バッティングセンターに行ったかどうかで,よく眠れるかどうかは左右されないことは理解できています。この頃も,バッティングセンターと睡眠の質との相関関係はないと理解できていたはずなんですが,やっぱり,睡眠に対する不安がまだまだ大きかったのでしょう。目の前の安眠を求めて,毎日全力を尽くしていました(笑)。

午後4時13分にバッティングセンターから戻り,午後7時20分から同僚と鳥貴族まで飲みに行き,午後10時51分に帰宅しました。このような,夜遅くまで飲みに行けるようになったことは,回復を感じさせます。

この日は眠りの質も良く,夜遅くまで飲みに行けていますし,活動量も多く(1万2061歩/日)調子良さそうです。

・3月19日㈭:この日のSleepCycleを見ると,午前1時7分に布団に入っていて就寝は遅めです。前日の帰りが遅く,就寝も遅くなっています。就寝は遅かったものの,すぐに寝つくことができました。目を覚ましたのは朝7時57分です。睡眠時間は7時間弱で,あまり長くありません。睡眠品質も71%/100%で,まずまずです。

この日は,点数の割には調子が良かったのでしょう,ベッドでのゴロゴロ時間は前日より短く,午前9時28分には散歩に出かけることができています。午前10時4分に帰宅し,そこから午後3時に整体に行くまで自宅に引きこもっています。午後4時31分に整体から帰宅し,この日はこれで終わりです。

睡眠の質はまずまずで,活動量も少なめですが(5379歩),この日も「調子良いゾーン」が続いているようです。

この日のブログはこちら

・3月20日㈮:この日のSleepCycleを見ると,午後11時47分に布団に入り,ほどなくして寝つき,朝7時28分までぐっすり眠れています。睡眠品質も77%/100%で,悪くはありません。

この日は,午前8時53分から散歩に出かけています。この日も,起床後のゴロゴロ時間が少なめのようです。9時30分には散歩から帰宅しています。この日はずっと自宅に引きこもっています。昼の12時55分から近くのスーパーに昼ごはんを調達に行ったのと,午後6時にローソンまで夕ご飯を調達に行った以外は,ずっと引きこもっています(笑)。

引きこもっている割に,この日の活動量は少なくはありません(6616歩/日)。この日も「調子良いゾーン」が続いているようです。

この日のブログはこちら

→今日はここまで

【今日経験したこと・経験して考えたこと(発症436日目)】

・今日できた仕事・勉強

さて,今日で休職開始から436日目ですが(うつ病発症日から今日までずっと休職しています),今日は出勤(練習)しました。午前9時~午後6時まで滞在予定です。『内向型人間の時代 社会を変える静かな人の力』は昨日読み終え,今日は『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」』を読み終えました。

『世界のエリート~』は3年前(2017年)に出版されていますが,3年前には既にこの考えが「スタンダード」になっていたと思うと,自分の時代遅れっぷりに愕然とします(笑)。

要は,これからの時代は,変化が早すぎて予測できないから,データや論理的思考を偏重してはダメで(※決して不要ではない),「何が正しいか」「何を美しいと感じるか」という確固たる基準を自分の中に持ち,その基準に従ってかじ取りをするべきだ,という話です。

この本には,「勝った理由がわからないことはあるけれども,負けた理由は必ず説明できる」ということも書かれていて,これも印象的でした。西野亮廣さんもよく言っていますが,「何が成功するかはわからないけれど,失敗する=やっちゃダメなことはある」ということです。つまり,論理や理屈によって,きちんと失敗を回避しながらも,自分の中に「世界をこう変えたい」「こんな世界に住みたい」というビジョンを持って,それに向かって進むことが肝要なんですね。

僕が今思っているビジョンは,「お金の心配をせずに弁護士を利用できる社会」です。弁護士の費用は,どう考えても高すぎます。最低着手金として「10万円」が多くの事務所で採用されていますが,弁護士の仕事は,仕入れ=原価なんて一切ありません。すべて,自分の頭の中をお金に変える商売です。

「最低着手金10万円」というのは,2004年に廃止された,日弁連の定める報酬基準に書いてあったもので,どの事務所も,いまだにその基準に従っているわけですが,この基準は,司法試験の勉強ばかりして,経営について勉強したことない,「経営バカ」な弁護士でも,お金の心配をすることなく,業務に従事できるように設定されたものです。

司法試験の合格者が500人/年しかいなかった時代は,司法試験に合格すること自体が特権階級への入口でした。司法試験に合格すること自体がめちゃくちゃに難しかったので,経営について「バカ」なのは致し方なかったんです。今みたいにインターネットが発展していたわけでもないので,司法試験の勉強ばかりやってきたせいで,おじさんになって合格した弁護士たちが,日々の仕事をこなしながら新しく経営の勉強をするのは難しかったでしょう。

弁護士にとって,お金というのはとても大切です。お金が足りないと,業務に集中することができませんし,何よりも,日々の活動資金が潤沢に確保されているからこそ,どんな権力に対してでも,戦うことができるのです。お金がない弁護士は,権力に立ち向かうことはできません。だって,権力に立ち向かうよりも,自分の生活の方を優先しなきゃいけない状態だからです。この意味で,きちんと弁護士がお金を確保することは,結局社会にとっても有益であると,旧基準は正当化されてきました。

経営「バカ」な弁護士が社会正義を実現するためには,経営「バカ」でも事務所を運営できるような価格設定が必要だったわけで,その価格設定こそ,「最低着手金10万円」を定めた「旧基準」でした。

でも,僕には,この基準が高すぎる気がしてならないんです。もっと安くしても,お金のことを気にせず,きちんと日々の業務に集中できると思われてならないのです。

ここで勘違いしてほしくないのは,「ボランティア的に弁護士活動を行う」ということではありません。自分の給料,そして,事務員として,僕の事務所のチームメンバーとなってくれる方々の給料(しかも薄給じゃない)をきちんと払いながらも,減額を達成したいのです。

つまり,自分の取り分をきちんと確保して,減額するのです。そうしないと,無償のボランティア的に,自分の貯金や体力を切り売りして費用を下げていては,ジリ貧となって,いつか破綻してしまいます。それじゃあ,僕の目指すビジョン「お金の心配をせずに弁護士を利用できる社会」は達成できません。そんなことしていたら,またうつ病を発症して「ジエンド」でしょう。

自分の生活,そして,一緒に働いてくれるチームメンバーの生活に必要なお金を,毎月きちんと確保しながら,思いっきり費用を下げる。そのためには,当然ながら,受任する件数も大幅に増やさなきゃいけないですし,そもそも「各事件の報酬を依頼者からしかもらえない」という弁護士報酬で当たり前と思われている仕組みにもメスを入れる必要が出てくるでしょう。

今のところ僕が考えているのは「オンラインサロン」や「有料ブログ」なんですが,月額1000円のオンラインサロン(有料ブログ)なら,自分の給料とチームメンバーの給料を確保するだけでも,少なくとも2000人の会員が必要です。無名の僕が,これだけのサロンメンバーを集めることは非常に厳しいでしょう。

弁護士プロパーの業務とは別の安定した収入源を確保しながら,各事件のお客さんからもらう報酬をぐっと(少なくとも1ケタ)下げる。これが,僕のビジョンを達成するために,今のところ僕が考えている目標(手段)ですが,ま,どれだけ偉そうに文章に起こしても1円にもならないし,実験してみないと何もわかんないので,とにかく,今は,うつ病をきちんと治療して元気になって,実験に耐えられるだけの体力を取り戻したいと思います。

(実験した結果,コテンパンに負けてしまったときは,優しく慰めてあげてください。旧基準は正しかった!ときちんと負けを認めますし,仮に僕と同じ目標をもって挑戦し,成功した人が現れたら,妬んだりせずきちんと称賛しますから!)

早く治すぞぉ。

治ったら,楽しそうだぞぉ。

自分で自分の未来を切り開くぞぉ。

・仕事・勉強以外に今日やったこと
特にありません。

【今日のうつ病】

昨日は,寝つきが悪く,睡眠時間も短かったのに調子が良い,という不思議な初体験がありましたが,今日のSleepCycleを見ると,午後11時3分に布団に入ってすぐに寝つき,朝は悪夢で叫びながら目を覚ましました(笑)。夢の内容は忘れましたが,叫び声をあげたのは覚えています。とはいえ,目が覚めたのは朝6時55分だったので,睡眠時間は充分でしたし,中途覚醒もなかったので,悪夢で調子を崩すことはありませんでした。睡眠品質も90%/100%で高得点です。

昨日のブログでは,「調子悪いゾーン」に突入した,と書きましたが,今日はこれだけ眠れているので,「調子良いゾーン」に切り替わったような気もします。しかし,今ブログを書いているこの瞬間は,疲労感がありますし,さっきまで,飛蚊症(透明な虫みたいなやつ)が気になって仕方なかったので,あまり状態は良くないような気もします。

どうやら僕は,「調子良いゾーン」に突入したのではなく,引き続き「調子悪いゾーン」が続いているものの,睡眠はしっかりとれている,という感じです。

「調子悪いゾーン」でも,90%/100%という高得点をたたき出せるほどに,回復が進んだのかもしれません。

ま,本当のところはよくわかりませんが,とにかく昨晩はよく眠れたので,それは素直に喜んでおきます。

今日もブログ書けてよかった!

それではまた明日!

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※うつ病への負担を考慮し、「書き始めてから1時間くらいでアップする」という制限時間を設けています。


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