#322 いつまでも若い世代と話していたい。
僕は今30歳で,立派なおじさんです。
10代の頃はYou Tubeなんてなくて,テレビを見ていました。そのときにテレビに出ていた芸能人は,今軒並み高齢化しています。
とんねるずは還暦だし,ダウンタウンも50代後半だし,タモリは70歳超えてるし,SMAPも50歳目前です。
テレビで見ていた芸能人の今の年齢を踏まえると,自分がおじさんになったことをひしひしと感じます。
僕が中学生の頃はスマホなんてありませんでした。ラジカセを買ってもらって喜んでいました。
買ってきたCDをMDにダビングしていました。CDは大事に保管して,音楽はMDをラジカセに入れて聞いていました。
僕は,そんな時代を生きてきた30歳です。ほんとうに,立派なおじさんです。「あの頃は」的な番組で懐かしさを感じてしまうようになってしまいました。
「おじさん」にはなりましたが,まだ30歳ですから,人生の挑戦を諦めて隠居しようなんてさらさら思ってはいません(笑)。
去年の7月に発症したうつ病をきっかけに生き方をガラリと変えたわけですから,これから人生第2幕で,めちゃくちゃパワフルに生きようと思っています。
とはいえ,おじさんになると,これからの時代のことを考えてしまうわけです。これまでの時代を振り返りながら,これからの時代を考えてしまうおじさんなんです,僕は。
先ほど,僕が見ていたテレビに出ていた芸能人が高齢化していると書きましたが,高齢化しているのは,テレビで先行者利益をガッチリ確保できていた人たちです。
とんねるず,ダウンタウン,タモリ,SMAP
この人たちは,若い頃にテレビの市場を新規に開拓し,その当時の若い世代のハートをがっちりつかみました。そして,そのままテレビ業界に居座り続けています。
もちろん,この芸能人たち自身は,若い世代に譲りたいと思っているでしょうけど,テレビ番組の制作側は,やっぱり出てほしいと思っているんじゃないでしょうか。
広告収入に頼っているテレビ会社としては,やっぱり,安定して任せられる人たちを出したい。そのほうが,広告料を払ってくれるスポンサーに説明しやすいですから。
こういった,先行者が市場を開拓→その業界に居座る,という流れは,今でも脈々と続いています。
例えば,You Tubeだって,先行者利益をガッチリ確保している人たちがいますから,新規参入はかなり厳しそうです。この先行者利益を確保している世代は,ちょうど僕より何歳か下の世代です。平成一桁生まれたちが,You Tubeという新規市場を開拓し,先行者利益をガッチリ確保しています。
だから,僕の10歳年下(平成二桁生まれ)は,もうYou Tubeに新規参入はしないでしょう。別の市場を新規に開拓していて,そっちに流れていく
僕の20歳年下(2010年生まれ以降)は,また別の市場を開拓して,そちらに流れていく
30歳年下は・・・。
という感じで,新規市場を開拓→先行者利益確保,という流れが続いていくでしょう。
もちろん,何が次の新規市場になるかわかりません。でも,きっと誰かが新規市場を開拓していくはずです。それが,僕自身になったら一番いいんですが,とりあえず今は,うつ病の治療に専念します(笑)。勝負は来年以降です。
僕自身が新規市場を開拓するかどうかに関係なく(多分ムリですし),僕は新しいこと全部食らいついていきたいと思っています。
僕の10歳年下,20歳年下,30歳年下の世代と付き合っていきたいと思っています。
僕だって早いうちにとっとと挑戦しないと,若い世代がどんどん下から突き上げてくるようです。挑戦している人たちは,下からの突き上げにいつもさらされているんですね。大変そうです(汗)。僕も何かしらを残していきたいです。
僕の場合,ブログという媒体で発信を続けていますが,文章という媒体は,クオリティに差が出にくいと思っていて,それもブログという方法をとっている理由の1つです。
もちろん,クオリティに大きな差は出てくると思いますが,とはいえ,今のYou Tube業界では,テロップや編集技術のレベルがめちゃくちゃ高く,視聴者がそれに慣れてしまったせいで,最低限必要とされるレベルが高すぎます(笑)。僕がその水準を確保するのは不可能です(笑)。だから,僕が動画に新規参入することはないだろうなぁ(笑)
とにもかくにも,
先行市場ではおじさんたちが先行者利益を確保して居座り,新規市場に若い世代が流れていくという,その流れは変わらないでしょう。
で,僕が今日考えたのは,どうやれば若い世代と交わり続けられるのか,ということです。
これは多分,今僕が思っていることを反面教師にすればいいです。というのも,僕の職場では,僕が一番年下で,同僚たちにとっては,僕は一番若いわけです。
もし僕が同僚の立場だったら,一番年下の僕に話したくて仕方ないんです。可愛くて仕方ない。
そんな僕から話を引き出すにはどうしたらいいか。
僕がイヤなのは,僕が知らない年上世代の話をこれでもかとされることですね(笑)。これはめちゃくちゃに気分が悪い。
「いや,知らんし!」と思っちゃう。
僕は,素直に質問してほしいです。「何に興味があるの?」「何が流行っているの?」とか。
ただ,質問した後に「僕たちの頃は〇〇がはやっててさあ~」が続くと,「いや,それがいいたかっただけでしょ」「僕に質問したのは,僕に興味があるからじゃなくて,自分のことを話したいからでしょ」と思ってしまいます。
しかも,年功序列の日本では,若い世代は基本的に劣勢です。年上を敬わなきゃいけない文化では,なかなか自分の話ができない。
にもかかわらず,年上世代に自分の話をされちゃ,余計に若い世代は萎縮しちゃう。「萎縮」もしちゃうし,「もうはなしたくねーわ」と思ってしまう。
かつては,若い世代の人口が多かったので,若い世代はないがしろにされていました。昔の日本では,若い世代は,いくらでも替えがきく存在でした。
つまり,今のおじさま,おばさま型は「いくらでも替えがきく若い世代」として生きてきて,おじさまおばさまになったわけです。
でも,これからの時代は違います。少子化のせいで,若い世代は,本当に貴重になってきます。
だから,「いくらでも替えがきく若い世代」として生きてきて,全然良い思いをしなかったおじさん・おばさん世代が,自分たちは全然良い思いをしなかったにもかかわらず,自分よりも年下世代に良い思いをさせてあげなきゃいけなくなるわけです。
なぜなら,良い思いをさせてくれないおじさん・おばさんからは,若い世代はどんどん離れていくからです。
先ほど書いたように,「いくらでも替えがきく若い世代」が,そのまま「いくらでも替えがきくおじさん・おばさん」になっているわけですから,今の若い世代にとって,おじさま・おばさま方々は,「いくらでも替えがきく存在」です。
だから,「おじさん・おばさんなんていくらでもいるから,面倒なおじさん・おばさんにしがみつく必要はないよな」と今の若い世代は思っているのです(笑)
人口が減って,希少となった若い世代の特権ですね(笑)。
「いくらでも替えがきく」おじさん・おばさんは,この現状にめちゃくちゃ文句を言いたいでしょうが,文句を言っているおじさん・おばさんに若い世代は寄ってきません(笑)。
そうやって若い世代から見放され,お金の文句を言いながらどんどんどんどん年老いると,年金問題で炎上の火種になる,「じゃまおじ」「じゃまおば」の出来上がりです。
僕も1人の「おじさん」として,理不尽なのはわかります。
だって,自分の世代全体の人口が多いのは,自分のせいじゃありませんから。
でも,理不尽を嘆くだけの人生でいいんですか?
理不尽を嘆き,お金がないと騒ぎながらも,なぜか保険料はしっかり払うという,謎にまみれた人間のまま,孤独に生きていていいんですか?
僕はそれじゃイヤなんです。しっかり,若い世代とコミュニケーションをとっていきたい。
そのためには,自分の話をしていちゃいけないんです。純粋に興味を持って,質問しなきゃいけない。
僕は,若い子の生意気な態度くらい許してあげる度量を持ちたい。
生意気なままでいれば,そのうち痛い目に遭いますから,僕みたいに(笑)。
若い子の生意気な態度を,別にその場ですぐに正してあげる必要はないでしょう。それは,相手のためじゃなく,自分のために怒っているだけです。
「生意気だったからムカついて怒った」のなら,それは相手のためじゃなく,自分のためでしかありません。若い子の立場が弱いことを悪用して,自分の鬱憤をぶつけているだけです。
それはひどすぎます。
せっかくの若い世代が離れていってしまう。
「離れていくほうが悪い」と「正義」を振りかざしてもいいですが,そんな「あなただけの」正義じゃ現実は変わりません。
僕は,優しくしてあげたいです。
みんなに優しいほうがいい。
優しくして,それに答えてくれない人を無理に訂正しようとするのではなく,そんな人からはすっと離れればいい。
まあ,僕は,「答えてくれない人」も救いたいと思っているんですが,これは本当に難しい。
こんな人たちは,考えが凝り固まり,意思疎通すらできなくなっていますからね。
自分の考えが凝り固まっていることに自分で気づく必要があるんですが,周りがいろいろ言うのは逆効果です。どんどん心の扉を閉めてしまうことになります。
特に年寄りたちは,長年生きてきた過去がありますから,その過去の栄光を真っ向から否定する価値観はめちゃくちゃに拒絶します。
自分が生きてきた時代が,いつまでも続かないことを知らないんです。時代は変化し,僕らはそれに合わせていかなきゃいけないんですが,これまでの進化の過程では,自分が生きている間に価値観が変わるという前例はほとんどありませんでした。
自分が生きている間は,生き方を変えずに生きてきたわけです。僕ら人類はこれまでずっと。
ただ,今は,生きている間に生き方を変えなきゃいけなくなっているわけで,こんなの人類として初めての経験ですから,当然僕らの遺伝子にはインプットされていません。
だから,変化を拒むのは本能的です。変化しないことで,ずっと生き延びてきたわけですから。
いろいろとゴタクを並べ,理屈を振りかざしましたが,僕の声は微々たるもので,ほんの一部の人たちにしか届きません。でも,少なくとも僕は,変化を受け入れる生き方がいいと思っています。
50歳になって,60歳になって,70歳になって,80歳になっても,その時どきの20歳の人たちに興味を持って質問して,話を聞いてみたいです。
【今日のうつ病】(うつ病経過まとめ:こちら)
今日までに経過した期間↓
・うつ病発症(2019年7月10日~):467日(1年3か月と9日)
・実家療養後の1人暮らし(2019年9月27日~):388日(1年と22日)
・午前中の散歩(2019年11月7日~):347日(11か月と12日)
・毎日ブログ(2019年12月3日~):321日(10か月と16日)
・出勤練習(2020年3月30日~):203日(6か月と19日)
今日で,出勤練習を始めて6か月と19日目になります。新型コロナウイルスの影響で,4月13日~5月11日までの約1か月間,一時中断されていましたが,それを差し引いても,5か月以上出勤練習を積み重ねてきました。
今日は休みでした。今週は,㈫~㈯まで5連勤でしたが,フルタイム出勤は㈫~㈭の3日だけで,㈮~㈯は,疲労回復のため,午後1時には退勤しました。
そんな今日の「SleepCycle」を見ると(睡眠記録アプリ「SleepCycle」についてはこちら),昨晩は午後11時9分に布団に入りました。昨日と同様寝つきは良かったです。朝は午前7時10分に目が覚めました。今日は休日なので,もっと遅くまで眠っていたかったですが,8時間の睡眠時間を確保できたので,まあ及第点でしょう。ただ,SleepCycle独自の睡眠品質は79%/100%で,あまりよくありません。
(なお,僕のうつ病は,主な症状が不眠(①寝つきが悪い②中途覚醒③朝早く目が覚めてしまい二度寝もできない)で,この不眠症状の有無が,その日の調子の良し悪しや,回復の進み具合を左右します。そのため,毎日の睡眠時間や睡眠の質について,睡眠記録アプリ「SleepCycle」に記録されているデータをもとに逐一書き出すことにしています。)
今日は,午前中に日課の散歩に出かけ,散歩ついでに買い物したりしていたら,疲労を感じました。どうやら,疲労が蓄積しているようで,夜の睡眠だけでは充分な疲労回復ができなかったようです。しかし,昼ごはんを食べた後,午後3時頃から40分ほど昼寝したらだいぶスッキリしました。
昼寝で疲労も回復したので,今日も昨日に引き続き,体力づくりのために走ってきます!
今日もブログ書けてよかった!
それではまた明日!→こちら
昨日のブログ→こちら
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