#246 うつ病発症123~124日目・発症後391日目 ~散歩の効能を数字で説明しています~
『生涯投資家』や『新・贈与論』などを読んだ結果,株に手を出そうと思っている古田です。唐突な話で恐縮ですが,ちょっと説明します。
そもそも,お金ってなくなりません。誰かがお金を支払うと,支払った人の手元からはなくなりますが,支払いを受けた人の手元には入ってくるからです。結局,お金の総量は変わっていません。
そして,今は,お金は紙幣や硬貨という物理的な存在を離れて,データに置き換わりつつあります。
そうすると,データは最も腐敗や消滅とは程遠い存在なので,全然減りません。
今,お金は,究極的に減らない状況になっています。
むしろ,「円」なんて,政府や日銀が,インフレを起こそうと,思いっきり流通量を増やそうとしています。
流通量を増やしているのに,その増えたお金はデータなので,完全無欠に腐ることはなく,全然減らないのです・・・(笑)。
減らない存在がどんどん増えているわけですから,お金の価値はどんどん下がっています。
そして,株式市場も,だんだんと整備されつつあります。「整備」というのは,村上世彰が言うところの「本来の株式市場」というものでしょうか。
そもそも,会社は,上場しているのであれば,資金調達がしやすくなる代わりに,その株は市場で売買されてしまいます。そして,ビジネスで得た利益は,再投資するか,そうでなければ株主に還元しなきゃいけません。
内部留保として「何かあったときのために」溜め込むのではなく,株主にすべて還元し,新たに資金が必要になったら,市場で調達すればよいのです。還元→調達というサイクルが回っているのが,株式市場のあるべき姿であり,それを支える原理が「コーポレートガバナンス」です。
そういった,「コーポレートガバナンス」「株主支配」がだんだんと日本の市場にも浸透しつつあると思うのです。
コーポレートガバナンスが整いつつあり,なおかつ,減らない存在であるお金の流通量がどんどん増えている,という状況を踏まえると,お金をお金として持っているのではなく,株として持っておくべきということになります。
僕も,手持ちにたくさん現金があるわけではありませんが,とりあえず,「shoei」というヘルメットメーカーの株を1単元だけ買ってみようと思います。
この会社は,高級路線でバイク用のヘルメットを作っているんですが(ヘルメット1つ7万円ほど),決算書などを見ると,結構内部留保を溜め込んでいます。しかし,外国人株主が買い増しを進めているので,その株主たちにプッシュされて,内部留保を吐き出しつつあるようです。その状況が,ここ2年ほど続いているので,手を出すのが完全に出遅れてはいるのですが(正直なところ,目をつけはじめたのは2年ほど前でした。その頃に買っていれば,株価は現時点で2倍になっていたんですが・・・涙),バイク好きの僕としては,ヘルメットの需要は今後なくならないと思いますし,バイク需要もなくならないと思っているので,長期保有による配当目的で買ってみようと思います。
(とはいえ,まだ証券口座さえ持っておらず,これから新規開設するのはここだけの話)
さて,前置きはこれくらいにして,今日もうつ病の経過を記録していきます。(第1回目はこちら。第2回目も大事なのでこちらからどうぞ)
【過去のこと・思い出したこと(発症123~124日目)】
このブログでこれまでの経緯を結構きれいにまとめられたと思っているので,ご覧くださるとうれしいです。
さて,昨日からの続きです。
・11月9日㈯:この日で,うつ病発症から123日目,実家療養を終えて一人暮らしを再スタートさせてからは44日目です(9月27日~)。この日は朝8時頃までよく眠れています。この日も,11月7日から始めた「午前中の散歩」をやっています(こちら)。
それに加えて,この頃は午後9時にはパソコンもスマホも部屋の電気も消して午後11時には就寝する,という不眠改善作戦も実行しています(こちら)。
この夜の作戦がどれほど効いていたのかは,結局わかりませんでしたが,少なくとも,この日は,午前8時頃までぐっすり眠れています。
起床後,午前8時54分に自宅を出て散歩し,近くのスーパーを経由して,9時26分に帰宅しています。約30分間,充分に散歩できています。
その後は,午前11時23分に再びスーパーへ行ったり,12時16分に昼ごはんを食べに行ったり,午後2時から整体に行ったりと,ちょこちょこ外出しています。朝起きてすぐに散歩するようになったことで,「調子が悪くて1日中引きこもる」ということはなくなりました。朝に外で太陽の光を浴びると,なんか元気が出てくるような気がして,午前中や午後も外出する活力が出てきていました。
この日も,夜は,午後9時にスマホ・パソコン・部屋の電気を消して,午後11時頃までには就寝しています。
・11月10日㈰:この日は前日の午後11時10分から午前7時10分までの睡眠が記録されています。よく眠れています。
それと,ちょっと僕の活動傾向が気になったので,少しマクロ的な視点(大きな目線で)書いておきます。
朝起きてすぐの散歩を始めたのは,11月7日だったということは既に書きました。この習慣は,現在まで続いています(出勤する場合は,出勤それ自体が「午前中の散歩」になりますし,出勤のない休日は,必ず朝から散歩しています)。
「午前中の散歩」を始める前(7月~10月)の時期における,1日あたりの平均歩数を見てみると,
・7月・・・・平均3440歩/日
・8月・・・・平均1371歩/日
・9月・・・・平均2425歩/日
・10月・・・平均4672歩/日
となっています。10月になると,1日あたりの歩数が少し増えてきていて,活動量が増えていることが見て取れます。8月や9月は本当にひどいですね(笑)。めちゃくちゃに調子が悪かったようです。平均で1日あたり1000歩や2000歩しか歩いていないのは,活動量として絶望的に少ないでしょう。まごうことなき「引きこもり」でした。
10月も,活動量が増えてきているとはいえ,1日平均4672歩ですから,少なめです。というのも,20歳~64歳の男性1日あたりの平均歩数は,7841歩(2010年時点)だそうです(こちら)。この統計には,僕よりも年齢が上の世代(30代~60代)も含まれていますから,それを踏まえると,「1日あたり4672歩」という10月の数値も,かなり少なめといえるでしょう。
この歩数が,11月以降,どのように変化するかというと,
・11月・・・平均6945歩/日
・12月・・・平均7919歩/日
・1月・・・・平均6646歩/日
・2月・・・・平均6144歩/日
・3月・・・・平均7680歩/日
となっています。もちろん,午前中に散歩を取り入れたことそれ自体によって,1日あたりの歩数が増えているのですが,↑の各数値はそれだけでは説明がつかず(散歩によって稼げる歩数はせいぜい2000歩ほど),散歩以外の活動量も増えていることが見て取れます。
つまり,僕は,午前中の散歩を取り入れた2019年11月以降,ぐっすり眠れて調子の良い日が増え,全体的な活動量も増えたのです。こう考えると,少なくとも僕の場合に,「午前中の散歩」が,うつ病からの回復に大きく貢献していることは間違いないと思います。
こういう感じで,数字で説明するのは,やっぱり説得力がありますね(笑)。
もちろん,「数字」に惑わされてはいけないのですが(このことは,『昭和16年夏の敗戦』にも書かれています),「数字」で説得力が増すのは,認めざるを得ません。
(なお,↑で扱われている「総力戦研究所」という機関は,対米戦争の敗北を予見していたとして有名ですが,僕としては,この本を読んだ後に『経済学者たちの日米開戦―秋丸機関「幻の報告書」の謎を解く』を読むと,非常に勉強になるなぁと思います。
僕としても『経済学者たちの~』のほうで書かれていたように,総力戦研究所が敗北を予見していたことを,あまり強調するべきではないと思っています。当時の知見をもってしても,普通の知識を備えた官僚であれば,対米開戦となれば,ほぼ間違いなく敗北することは充分に予見できたはずなんです。(なおかつ,「総力戦研究所」は,政府機関として政策を提案する存在ではなく,あくまで「教育機関」だったと,『経済学者たちの~』では指摘されています。)
敗北が充分に予見できたにもかかわらず,合理的に判断できずに対米戦争に踏み切った理由が問われなければいけないわけです。
この点,『経済学者たちの~』が,対米開戦に踏み切った理由を,行動経済学や集団心理に求めた点は,非常に説得的だと僕は思います。
でもまあ,どうなんでしょうかね。行動経済学や集団心理だけで説明できるのかというと,そうではないよなぁとも思います。とはいえ,小村寿太郎や陸奥宗光のように,世論に反対されても,大局を見据えた政治判断ができるような政治家が,当時の日本にはいなかったのでしょうね。
「ポピュリズム」というのは,古代ギリシアの時代から存在しています。「衆愚政治」というやつです。大衆に流される政治家というのは,2500年前からいるんですよね。こういった「ポピュリズム」が,ナチスドイツを生み出し,対米開戦前の日本を生み出したわけです。
とはいえ,民主政(デモクラシー)以上の政治体制を人類は生み出すことができていないので(アリストテレスはデモクラシーよりも貴族政推しらしいですが),衆愚政治(ポピュリズム)に陥るリスクは受け入れるしかないような気もします。
話を戻しますが,この日は,午前8時6分に自宅を出て散歩に行き,8時37分に帰宅しています。そして,10時39分から買い物に行き,ドラッグストア→ローソン→セブンイレブン,と回っています。そのどこかで昼ごはんを調達したと思われます。その後,午後4時4分に再び外出して,買い物に行き,午後5時24分に帰宅しています。かなり,活動量は多めです。こんなに活動量が多いと調子を崩しそうですが,睡眠がとれるようになってきたので,調子を崩さずに済んでいるようです。
→今日はここまで
【今日経験したこと・経験して考えたこと(発症391日目)】
・今日できた仕事・勉強
今日は休みでした。今日は少しだけ『ヴェノナ』を読んでいました。
・仕事・勉強以外に今日やったこと
今日も昨日に引き続き,たまっていた録画を見ていました。
【今日のうつ病】
昨晩は午後11時40分頃に布団に入りました。少し寝つきが悪かったですが,ほどなく寝つけました。しかし,朝は6時25分に目が覚めてしまい,睡眠時間は短めです。
充分な睡眠がとれないことは少し予測していました。というのも,昨晩は,疲労感の不足を感じていたからです。一昨日の夜は,疲労感があって寝つきもよく,睡眠も充分にとれたのですが,昨晩は,眠ろうにも,一昨日の夜から充分に睡眠がとれてめちゃくちゃに元気だったので,その元気が逆に災いして,寝つきを妨げていました。
「なんか,もう寝る時間だけど,まだまだ元気が残っているような・・・?」と昨晩は思っていたのです。
これまでは,「頑張り過ぎたら寝つきが悪くなる」という状態だったのですが,どうやら「疲労感がないと寝つきが悪くなる」というステップに移行しつつあるようです。だんだんと普通の人間に戻ってきたみたいです(笑)。
これからは,めちゃくちゃぐっすり眠れて元気を回復した日の昼間は,これまでと違って活動量を増やしたほうがいいようです。これまでは,活動量を増やすと身体が生命の危機を感じていましたが,今後は,その心配も少なくなってくるのかもしれません。
睡眠時間が少なめで,エネルギー回復が少ない日は,活動量を増やす必要はないと思いますが,ゆっくり眠れて疲労回復を充分に図ることができた日は,その晩に再びぐっすり眠れるように,昼間の活動量を増やしたいと思います。
今日もブログ書けてよかった!
それではまた明日!
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