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【カメラ】秋といえば紅葉ですね(遅)
どうも、社畜Ludenです。
今回は写真展。
そして、ちょっぴりマイナーかもしれない紅葉スポットのご紹介です。
本当は11月に投稿する予定でしたが、1日13時間ぐらい仕事に奪われ続けた結果、仕上がりがすっかり遅くなってしまいました。
秋は過ぎて、もはや冬が訪れている今日この頃。
紅葉が見頃の地域も残りわずかとなって参りました。
晴れた日は空気が乾燥していることもあり、澄み切った青空が広がるでしょう。そして、淡い日光に照らされ、鮮やかに染まった木々が織りなす光景は、まさに自然が描く芸術作品。
今回は、そんな魅惑的な秋の表情を、ミラーレス一眼で切り取った写真の数々をご紹介したいと思います。
ようこそ、Ludenの秋彩写真館へ。
穴場の紅葉スポット?福井県
紅葉の季節となれば、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは京都でしょう。ですが、今回私が足を運んだのは、より静かな趣を楽しめる福井県です。
そんな福井県にある紅葉スポットを、写真を交えながら紹介します。
九頭竜湖
九頭竜湖は、岩を積み上げたロックフィル式ダムの建設によってできた人造湖です。そして、瀬戸大橋のテストケースとして掛けられた「夢のかけはし」は、豪快な山岳風景と広大なダム湖に優雅に溶け込んでいます。豊かな自然に恵まれ、四季折々の美しさを見せてくれます。
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湖とダムと橋、そして大自然。
橋とダムは観光客が少なく、閑散としていました。曇天でしたが、それが秋の静寂さを際立たせ、しっとりとした風情を湖面に映し出していました。
また、ダム周辺では、色彩豊かな自然とコンクリート造りの人工物が織りなす独特の景観が見られます。
永平寺
続いてのスポットは、千年以上の歴史を誇る曹洞宗大本山、永平寺。
境内に立ち並ぶ樹齢の古い楓は、僧堂の瓦屋根や白壁と見事なコントラストを描き出していました。修行の場ならではの厳かな雰囲気の中で楽しむ紅葉は、京都とはまた一味違った趣があります。
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観光客で溢れる有名スポットとは異なり、ここでは静寂の中で紅葉本来の美しさに没頭することができます。カメラを構える際も、人の写り込みを気にすることなく、思い思いのアングルで撮影を楽しめたのは大きな魅力でした。
福井県の紅葉は、その美しさもさることながら、ゆったりと紅葉狩りを楽しめる環境が整っていることも大きな特徴です。喧騒を離れ、日本の秋の風情を存分に味わいたい方には、特におすすめのスポットと言えるでしょう。
知る人ぞ知る紅葉の聖地、石川県
実は今回の旅では石川県も訪れております。石川県には、白山山麓の絶景をはじめ、由緒ある古刹の庭園まで、様々な表情の紅葉スポットが点在しています。
那谷寺
今回選んだのは那谷寺。その歴史は奈良時代にまで遡ります。山全体が境内となっており、国指定天然記念物の奇岩怪石群と、色鮮やかな紅葉が調和する幻想的な空間が広がっています。
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個人的に、那谷寺が一番好みだったかもしれません。
自然の造形美と人の手による造園が見事に調和し、京都の寺院のような混雑もなく、日本の自然美と歴史を感じることができる貴重なスポットだと思います。
実は那谷寺の後、日本三大庭園の1つである兼六園にも行ったのですが、天気が悪かった上にほとんどが青葉の状態で、撮れ高は微妙でした。見応えのある日本庭園なので、色が付けば綺麗な情景が見られるでしょう。ただし、外国人観光客で大変混雑しているので、ゆっくりと写真を撮るには不向きだと思います。
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以下、雑学と趣味のコーナーになります。
紅葉の不思議 - なぜ葉は赤く染まるのか
紅葉がなぜ赤くなるのか疑問に思ったことはありませんか?
普段、葉が緑色に見えるのは、光合成を行うクロロフィル(葉緑素)の働きによるものです。しかし、気温が下がり日照時間が短くなる秋になると、樹木は冬に備えて葉からクロロフィルを回収し始めます。
すると、それまでクロロフィルに隠れていた「アントシアニン」という色素が姿を現します。このアントシアニンこそが、私たちが目にする紅葉の赤色の正体なのです。
因みに、黄色や橙色に染まる葉は、カロテノイドという別の色素によるものです。
使用したカメラについて
カメラ愛好家向けのセクションです。
今回の旅におけるカメラ装備を紹介します。
カメラ:Sony α7R V
レンズ:FE 35mm F1.4 GM、E 55-210mm F4.5-6.3 OSS
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α7R Vは6100万画素の高解像センサーを搭載しており、木々の一枚一枚の葉が織りなす繊細な色彩のグラデーションまで、克明に記録することができます。また、最新の手ブレ補正システムのおかげで、薄暮時の微妙な光の変化も手持ちでしっかりと捉えることができました。高画素機の魅力は、クロップしても画質が綺麗なまま、という点です。おかげで、普段のスナップにおいてはズームレンズを持ち歩く必要がなくなりました。
優れた描写力と美しいボケ味、そして高すぎる価格設定で定評のあるソニーのGMasterシリーズ、FE 35mm F1.4 GMが筆者の主力レンズです。
35mmという画角は、紅葉シーンの広がりと奥行きを自然な遠近感で切り取るのに最適です。開放F1.4の大口径ならではの豊かな陰影表現により、逆光で輝く紅葉や、木漏れ日に照らされる風景も印象的に描き出すことができました。
今回の旅で持参した望遠レンズですが、以前所持していたAPS-C機の標準ズームキットのお下がりになります。センサーサイズが異なりますが、α7R Vでは自動調整するので問題なく使用可能。
表現力はGMasterシリーズとは雲泥の差です。(九頭竜湖の写真はこれを使って撮ったものになります)
カメラの焦点距離、F値やシャッタースピードの話をすると記事が1本出来上がるので、またの機会にでも!
写真だけ載っけて投稿するつもりが、いつも通り文字量が多くなってしまった…
(完)