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【ネタバレ考察】映画『ハウス・オブ・グッチ』「レディー・ガガの“鼻”」「アダム・ドライバーの“デカ鼻”」「カミーユ・コッタンの“鼻”もデカイ」

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レディー・ガガ主演映画第二弾となります。予告からずっと気になっていました。前作の映画『アリー/スター誕生』の演技は、正直言って「まあまあ」って感じでした。何か物足りなかったのです。

レディー・ガガが意識しているバーブラ・ストライサンド(映画『追憶(1973)』)越えには至らなかったと思います。本人もそれは認めていると思います。

さて、本映画『ハウス・オブ・グッチ』はイタリアの有名ファッションブランドであるグッチのお家騒動を忠実に映画化した作品です。

リドリー・スコット監督作品(映画『エイリアン』)です。現在84歳です。すごいバイタリティです。この2年間で二本の大作を発表しています。製作には紆余曲折があったようです。グッチ家からの政治的圧力、、、というのはありません。

というより、今現在のグッチには創始者一族は誰一人関わっていないのです。

紆余曲折は「誰がパトリツィア・レッジャーニを演じるか」です。

ペネロペ・クルス(映画『誰もがそれを知っている』)、マーゴット・ロビー(映画『スキャンダル』)らが候補に上がったそうですが、最後の決め手となったのは「レディー・ガガの身長」だったそうです。

夫役のアダム・ドライバー(『デッド・ドント・ダイ』)が190センチで、実在したマウリツィオ・グッチと同じくらい、そして155センチのレディー・ガガも実在のパトリツィアと同じくらいであったことからだそうです。

わたし的にはマーゴット・ロビーで観たかったです。でもレディー・ガガは頑張っていました。体当たりの演技は迫力満点でした。

ただですね、映画全般的に「前へ出すぎ」なんです。自己主張が強い女性の役だから仕方ありませんが、抽斗の出し入れって大事だと思うのです。出しっぱなしだと感情移入ができないのです。

その点、バーブラ・ストライサンドは「飛び抜けている」のです。出しっぱなしどころではありません。文句が言えないほどの迫力なのです。

本映画『ハウス・オブ・グッチ』の映画としての出来は素晴らしいです。脚本も良いし、演出もオッケー。撮影技術も素晴らしいです。

そして何より、美術が素晴らしかったです。衣装はもちろんのこと、随所に見られる調度品の数々などに目が奪われました。

それと一番気になったのは「鼻の大きな俳優」が総出演というところです。レディー・ガガも結構、鼻が大きいですが、何と言ってもアダム・ドライバーの「デカ鼻」には太刀打ちできません。

そして、カミーユ・コッタン(映画『スティルウォーター』)の鼻の大きさも尋常ではありませんでした。鑑賞中、映画の内容よりもこの3人の「デカ鼻」が気になってしまいました。


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