ダンジョン飯 第18話「シェイプシフター」
いきなり18話から感想を書くことにしたので、とりあえずダンジョン飯の魅力について語ります。
ネタバレを考慮して感想を書く技術はないので、ネタバレありでお送りします。
ネタバレやだよ、という方は本編視聴してから読んでね。
まず、ダンジョン飯の魅力
ダンジョン飯はまず漫画で出会いました。
漫画で読んだときは
・魔物に関する設定がやけに細かい
・でもそこまでフィクションの食べ物について考えたり詳しくなりたくないよ!
という感じであまりハマらず。
アニメに関してもそんな感じで、軽く見れるグルメ系漫画の亜種かな~とか思ってました。
アニメを何話も見ていく中で「あれ?これグルメだけじゃなくて世界全体について細かく考えて組んであるのか?」と気づきました。
そこからハマっていった感じです。
ところどころ「ん?」となる設定が散りばめられ、小出しにされていくことで先が非常に気になって行きます。
ダンジョン内では人が死んでも生き返る
ダンジョン飯の世界では、ダンジョン内限定で人が生き返ることが可能です。
RPGゲームではあるあるで理由なく死んでも生き返ることはよくあるため、ダンジョン飯という作品においてもすんなりと受け入れてスルーしてしまう部分でした。
まーたよくあるご都合主義の設定かと。
しかし、これが物語の根幹にかかわる設定っぽいのです!
これがわかったときゾワッとしました!
絵の中のごちそうを食べようとする回
絵の中に入り込んで空腹を満たそうとする回があります。
この回は視聴者的にも、物語のパーティの認識的にも時間を無駄にした、という認識の回だったと思います。
しかし、ここで狂乱の魔術師が出てきたり、王様や住人が出てきたりと、ダンジョンの秘密の根幹に触れるお話になっていました。
まあ、自分は物語の全貌がわかっているわけでは無いので出てきた固有名詞などの意味がわからないのでワケワカメなのですが。
ここまでは設定の面白さでした。
自分はパーティメンバーにも魅力を感じています。
強いんだか、弱いんだかわからないパーティメンバー
ライオスのパーティは回復役であるファリンが抜けており、さらに前衛二人が抜けている状態。
ドワーフのセンシが加入したものの、非常にアンバランスなメンバーに見えます。
ただ、初心者パーティが死にものぐるいで逃げている歩ききのこを物理攻撃がそこまで高くなさそうなマルシルが殴って一撃で倒しているところを見ると結構実力のあるパーティであることがわかります。
四人ではレッドドラゴンは倒せないだろう、という印象を受けるのですが、そんな予想を覆して「龍の逆鱗」という急所をつくことでギリギリでなんとかします。
また、物資の不足や実力不足をマモノを食材とみなし現地調達する、という解決策を持ってなんとかしていく様子は非常に痛快です。
パーティの間抜けさでピンチに陥ることが結構多いように感じますが、そこもまた魅力です。
普段気楽に冒険してるっぽいのに急にシリアスになる
妹がドラゴンにくわれて消化されつつあるのに、なんだか緊張感のないライオス。
龍の腹から取り出したらほとんどの消化されててやっぱりやばかったんじゃん!
というシリアス状態に。
人が生き返る世界観なのに、黒魔術の禁忌である演出がすごいうまくて「なにかまずいことが起こるんじゃないだろうか?」という予感だけあって、ファリンのキメラ化でやばやばな気持ちになって、絶望的に強くて急にグロで。
という緩急がすごくて面白いです。
ほいでやっと18話 シェイプシフターの話
そんな感じで見てきて、ここ最近の数話は非常に待ち遠しく、楽しく鑑賞しております。
シェイプシフターの話はライオスがマモノの知識という独自性で本物がまず特定されます。
そして、ホンモノを判断するのがライオスで、人を見る目がないので超不安というおはなしでした。
ひさびさに気の抜けるような回で、シリアスな回が続いていたのでちょうどよかったように感じました。
ファリンのキメラ化は急いだからどうこうなるというものではないですからね。
最後にでて来た猫の子がパーティにどう絡んで行くのか楽しみです!