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夜のクラゲは泳げない3話までの感想

あらすじ

“私”も誰かみたいに輝きたい。
明日話すべき話題も、今週買うべき洋服も、
全部スマホ(トレンド)が教えてくれる。
何者かになってみたい——そんな願いを持つ間もないほどこの世界は忙しい。
活動休止中のイラストレーター“海月ヨル”
歌で見返したい元・アイドル“橘ののか”
自称・最強Vtuber“竜ヶ崎ノクス”
推しを支えたい謎の作曲家“木村ちゃん”
世界から少しだけはみ出した少女たちは匿名アーティスト“JELEE”を結成する。
自分じゃない“私たち”なら——輝けるかもしれない。

https://yorukura-anime.com/story/story.html

3話時点でネタばれになるような要素はあんまりない作品かな、と思います。3話までの内容で感想を書いていますので、本編見てない人は見てから読むことをお勧めします。

クリエイターもの好きすぎドラゴン


女子高生の青春×クリエイターもの
という自分の好みにぶっ刺さる作品で、見ずにはいれない作品です。

とにかくクリエイターものが大好物。
具体的に言うと「アオイホノオ」「SHIROBACO」「映画大好きポンポさん」「ブルーピリオド」なんかですね。

自身も絵を描くのが好きで、高校生ぐらいまで画家になることを夢見ていたというのもあり、こういう創作をする人たちに憧れがあるし、そういう作品をみると燃えます。

音楽には疎いのですが、絵を描く人、音楽をつくる人、歌う人、映像を編集する人など広い範囲に届くように作られており、クリエイターになりたい、憧れている人にはとにかく刺さってしまうアニメです。

女子高生の青春もの好きすぎドラゴン


女子高生が頑張るアニメも好きすぎです。
別に好んで見てるわけではないけど、振り返ってみると「あー良かったな」と思えるものが多い。
具体的に挙げると「ラブライブ」「けいおん」「宇宙よりも遠い場所」「ハナヤマタ」とかです。

ここで挙げた作品はどれも高校生グループが一生懸命にアニメの中でいきいきと動いていて、こころが動かされる瞬間がなんどもあります。(けいおんは比較的一生懸命じゃないかもしれないが)
そんな作品になぜか心惹かれるのです。

いや、なぜか、というのは卑怯でしょう。
ちゃんと言語化しておきたいと思います。

それはつまり、自分が青春ゾンビだからにほかならないでしょう。
私の高校生活、めっちゃつまらなかった・・・。

まず、高校に入学したその日に「あれ?このクラス好きじゃないかも。おわった\(^o^)/」と思ったのもつかの間、そのまま3年経過し高校卒業となりました。

悲惨な高校生活ってわけでもなかったですが、無味乾燥な日々で本当につまらなかったです。
そんな生活をおくったからこそ、アニメ作品の中だけでも擬似的に青春したい・・・そんな願望からこういった作品を好むのでしょう。

絶妙な会話劇・・・?

この作品でちょっと気になったのは登場人物の掛け合いが、オッサンの掛け合いに聞こえることです。

中学生とか高校生がこんな会話する?業務用冷蔵庫とか・・・気のせいかもしれません。
けいおんとかの雑談シーンはすごくリアルで女の子の会話だなーと感じますね。

ちなみに僕はオッサンなので会話は楽しめました!
若い子はどう感じたのか知りたい。

渋谷が舞台

渋谷はもう若者の街ではない、というのを見た気がします。
個人的に渋谷はよく行く場所なので、なんか見たことある気がするーな場所がいっぱい映って親近感がわきます。新しい宮下公園とか。

良かったところ → 創作者は斜に構えたら終わり

最初の友達との会話でハロウィンの会話でコスプレ本気出したいよ!
と言いつつ結局みんな制服で来る。主人公はドンキの衣装で浮いてしまう場面。
主人公も正直テキトーな恰好したと思うんですよ。
本気じゃなくてドン・キホーテで手に入れた量産型のもので。

それでもなんだかんだ浮いてしまう感じが「結局あんたはそっち側だよ」というのが自然と浮き彫りになった感じでとてもよかったです。

クリエイターは痛々しくなければ成り立たないし、いつまでも中二病であるべきだと考えます。
斜に構えてしまった時点で評論家になってしまって、創作者じゃなくなってしまうでしょう。
これは「渡瀬キウイ」のキャラクター性そのものが体現していると思う。
しかし、真正面でそのまま生きていくには辛すぎるSNS社会。だからこその匿名アーティストなのです。

みんなワナビーっぽいけど、実績ある人の集まりなのがリアル

この作品がリアルなのは、それぞれ過去に活躍していたということです。
元アイドル、元イラストレーター、現役Vtuber(木村ちゃんは・・・・)
それぞれ実績があって、姿形を変えてチャレンジするっていうのがリアルですね。

これは、ぼっちざろっくの「ぼっちちゃんメソッド」ともいうべきだろうか。
あのひともyoutubeでギターヒーローとして活躍している。

異世界転生ものと近いものがあるかもしれない

異世界に転生してはいないものの、過去に活躍してその蓄積をもってほかの世界でチャレンジするという異世界転生もののカタルシス、快感があるかもしれません。

こういう設定の作品が増えていくかもしれないですね。

今後に期待すること

メンバーそろったし、作品発表もしたし、もうここでいったん区切りです!終了!言われてもいいような感じでした。
あ、エンディングの入りが公開楽曲になってたところはすごく気持ちよかったです。うまい。

今後の展開でありそうなのは、挫折、身バレとか・・?
3話時点で結構楽しめた感があるのですが、さらなる盛り上がりが作れるのか期待して視聴したいと思います!

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