![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154314701/rectangle_large_type_2_4ab36e3279732b375f90c1f9e960469c.jpeg?width=1200)
寂しいのが好き
小説家の森博嗣さんの「道なき未知」というエッセイを読んだ。
森博嗣さんは、友達はいなくてもいいという。
(実際にはいらっしゃる。)
誰かと過ごしたり、
テレビを観たりする代わりに、
自分の趣味に打ち込んだり、
仕事をするための時間に費やしたいという。
(お庭に鉄道を作っている‥!)
寂しくないか聞かれたら、
森博嗣さんは、寂しいのが好きだという。
「寂しくない」と強がる人はいるけれども、
「寂しいのが好き」とはなんとも潔い。
そうか、寂しいことは悪いことではないのだ、
と気持ちが軽くなった。
学校や職場で友達を作るのが苦手な人は、
寂しいのが好きなんだもん、と思うと、
スッキリとした気持ちになれるかもしれない。
そして、もし友達がいないことで悩んでいる人がいたら、是非、森博嗣さんの「道なき未知」を読んでみて欲しいなと思った。
物事は捉えよう、考えようで、
惨めにもなるし、前向きにもなれる。
そんな風に、フラットに軽い気持ちにさせてくれるエッセイだった。
ここからは私事なのだが、
私が大学生の頃、友人に紹介されて
初めてデートというものをした相手が、
この森博嗣さんの本が好きな人だった。
その人の印象があまり良くなくて(笑)
今まで森博嗣さんの本を敬遠していたのだが、
食わず嫌いは良くないなと思った。
当たり前だけれど、
それを好きである人と、
それそのものとは別物だ(笑)