イジメられのカリスマ2 〜娘もイジメられた〜 第捌話
学校に行かなくなり3日目の朝。
本当なら遠足やった日…
トトは仕事を休んで、ハナと二人で遠足に行ってくれる。
何処に行くんやろ?
あの時、トトが言ってくれた言葉を思い出す…
小学6年 10月某日 決意の日 夕方過ぎ
まさかのカミング・アウトで車内は凍りつく…
泣きながらグループラインに書いてあった内容を
トトに話した。
トトは静かに聞いてくれた。
しばらくして
トト「いつからなん?」
ハナ「わかれへん…」
トト「誰に?」
ハナ「ユカとハズキ…」
トト「今家の前おった子達は?」
ハナ「あの子等もイジメられてた…」
トト「仕返したい?」
ハナ「いやや…」
トト「どうしたい?」
ハナ「普通に学校行きたいし、祭りも行きたい」
トト「じゃあ。明日から行く?」
ハナ「いやや!」
トト「じゃあ祭りまで休む?祭りでトトが本人達
とその親達とお話して終わらせたるよ。」
ハナ「ほんま?何で祭り?学校には行かんの?」
トト「学校やったら先生が注意するけど、
それやったらイジメは終わらんやろ?
祭りやったら、トトが直接怒れるやろ?
トトやったらイジメ終わらせれるで!
あの二人がトトとハナ辞めさせるんやろ?
やってもらおう。
だから、それまで時間ちょうだい。
色々準備あるし。
それが終わってから学校行こう。
それまでは、家で勉強しとき。皆が学校終わ
ったら誰かと遊んでもかまへんし、
遠足はトトが違う所連れて行ったるから。
もしこれで失敗したら皆で香川県に引っ越そ
う。
そこで、また1から皆でやり直そう。
だから、今回はトト信じて。なっ?」
ハナはトト信じて学校を休んだ。
流石に放課後皆と遊ぶ元気はなかった…
今日のトトの遠足何処に行くんやろ?
楽しみやな〜!
トトの準備が出来たみたい!
では、行ってきまーす!
第玖話へ続く…