社内ニートの読書記録(2025年1月)

はじめまして。
社内ニートです。
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1月に読んだ本のご紹介と感想を書きます。


1冊目 みんな蛍を殺したかった(木爾 チレン)

あらすじ

――みんな誰かを殺したいほど羨ましい。

美しい少女・蛍が線路に身を投じる。
儚く散った彼女の死は後悔と悲劇を生み出していく――


「女による女のためのR-18文学賞」優秀賞受賞者である著者が、原点に立ち返り、少女たちのこころの中に巣くう澱みを鮮烈な感性で抉り出す。

京都の底辺高校と呼ばれる女子校に通うオタク女子三人、校内でもスクールカースト底辺の扱いを受けてきた。
そんなある日、東京から息を呑むほど美しい少女・蛍が転校してきた。
生物部とは名ばかりのオタク部に三人は集まり、それぞれの趣味に没頭していると、蛍が入部希望と現れ「私もね、オタクなの」と告白する。
次第に友人として絆を深める四人だったが、ある日、蛍が線路に飛び込んで死んでしまう。
真相がわからぬまま、やがて年月が経ち、蛍がのこした悲劇の歪みに絡めとられていく――

少女の心を繊細に描く名手による初のミステリ作品

読書メーター

感想
様々な視点から語られる蛍。
彼女がどんなに崇高で、すばらしい人間か。
蛍について少し嘘くささを感じながら読み進めていくと、多くの伏線に気付く。
そうなるのかと思うラストで、最後まで気の抜けない作品。


2冊目 アイネクライネナハトムジーク(伊坂 幸太郎)

あらすじ

ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。
奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、
他力本願で恋をしようとする青年、
元いじめっこへの復讐を企てるOL……。
情けないけど、愛おしい。
そんな登場人物たちが紡ぎ出す、数々のサプライズ!!
伊坂作品ならではの、伏線と驚きに満ちたエンタテイメント小説!

幻冬舎

感想
短編集ではあるが、話が繋がっているパターン。
読むごとに世界が広がって、繋がっていく。
世間って狭いなと感じる作品。
伊坂幸太郎の恋愛モノは珍しい気がする。


3冊目 恋せぬふたり(吉田 恵里香)

あらすじ

―――恋愛しないと幸せじゃないの?
人を好きになったことが無い、なぜキスをするのか分からない、恋愛もセックスも分からずとまどってきた女性に訪れた、恋愛もセックスもしたくない男性との出会い。
恋人でも…夫婦でも…家族でもない? アロマンティック・アセクシュアルの2人が始めた同居生活は、両親、上司、元カレ、ご近所さんたちに波紋を広げていく…。
恋もセックスもしない2人の関係の行方は!?

※アロマンティックとは、恋愛的指向の一つで他者に恋愛感情を抱かないこと。アセクシュアルとは、性的指向の一つで他者に性的に惹かれないこと。どちらの面でも他者に惹かれない人を、アロマンティック・アセクシュアルと呼ぶ。

NHK公式サイトより

感想
ドラマは観ていないが気になっていた作品。
私もふたりと同じアロマンティック・アセクシュアルかも?と思うときがあるので、共感したり私とは違うと思ったりしながら読んだ。
2人と違うところは、ずっとひとりでいたい。それか猫と一緒に暮らしたい。
ふたりはひとりが嫌で家族(仮)として活動(?)し始めるわけで、そこが私とは違うと感じたし、アロマアセクの難しいところだと思った大体の人間は恋愛や性愛を経て家族になるから。
ふたりがどんな家族(仮)になっていくのか、(仮)は取れるのか、ワクワクしながら読んで欲しい。


おわりに

1月は3冊でした。月の後半病んで読めなくなってしまったので、そこが少し心残りです。今も全然読めないで、TikTokを永遠みています。
読めるようになったら読めばいいですよね。
2月は0冊かもしれませんが、記録していけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

3月上旬公開
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