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1日数分から人生は変えられる【いつも幸せな人は、2時間の使い方の天才】今井孝


おはよう・こんにちは・こんばんわ

「かき氷」 というアカ名で投稿している者です。
この投稿含めた「読んだ本の感想」を投稿しています。
今のところ毎週後半の投稿をこころがけておりますが、仕事などの都合で前後する場合もございます。

※制作スケジュール大幅に遅れてしまったのでこの投稿は先週分となります。お待ちしてくださっていた方々ホントに申し訳ないです。




今回紹介するのは


今井孝 著


いつも幸せな人は、
2時間の使い方の天才



この本は人が毎日を「幸せ」に生きるためのヒントが詰め込まれた1冊となります。

・ふと寂しさや虚しさを感じる
・人生に充実感が味わえなくなった
・やると決めたことが終わらない

など抱かれているアナタにオススメです。


著者の今井孝さんは株式会社キャリッジウェイ・コンサルティングという会社の代表で、経営コンサルタントをされています。


著者自身、健康で仕事もあり、家族旅行にも行けてまさに幸せを具現化したような生き方をされている印象ですが、かつては思うような幸せを実感できていなかったとのことです。

仕事で成果をあげても実感できず、独立し多額の借金をつくりつつ売上2000万まで到達しても「幸せ」を実感できない。
そんな心境で過ごされていたようです。

「幸せ」を探し求める著者がとった行動というのが〔幸せそうに生きる人のもとで学ぶ〕ことでした。
あたった人にはお金持ちがいたものの豪遊するわけでもなく常識の範囲でお金を使っている人がほとんどだったのだとか。

数多くの成功者にインタビューをしていった結果、著者がたどり着いた結論というのが

1日のなかで、たった2時間だけでも「最高のひととき」を作り出している。

とどのつまり人はたった2時間という短い時間でも「幸せ」を実感できるということです。

1日の中の2時間、例えるなら「知人との飲み会」
「2時間のコンサート」などの短時間でも、自分に幸福を与えてくれる時間があれば充実感というものは得られるわけです。



「やることが終わらなかった」
「休日なにもできず終わった」
「今幸せなはずだが、ふと寂しさを感じる」
「俺はいま幸せなのか?」

そんな不満・不安や悩みを抱えながら生きている人は読んでくださっているアナタふくめ多い印象です。

そんな不満や悩みを払拭し、毎日を「幸せ」に生きるヒントを得られる1冊の紹介です


前置きだけで長くなってしまいましたので、早速解説に移りましょう。






◆自分を幸せにしてくれる「たった2時間」をつくる



前置きにも書いた1日2時間だけでも「幸せ」を実感できる話について触れていきましょう。

私たちは日々、仕事や家の事などおおくのストレスや不満にさらされ生きています。

想像すればわかりやすいもので、1日の全てをハッピーに過ごすことはほぼ不可能に等しいもの。

だとしても、充実したいい1日というのは簡単に作れるものなのです。

「いい1日だった」と感じるために、24時間すべてがステキである必要はないからです。

33~34ページ

・友達と飲んだ2時間が良すぎた
・2時間の映画をみてリフレッシュできた
・推しと数秒間の握手で有意義なトークができた
・小さい子に親切できた

など1日の中のたった2時間、いや数分あれば得られる「幸せ」というものもあるのです。

今日の仕事がおわれば推しとのイベントという楽しみがあれば仕事の時間すらも充実するはずです。

24時間のなかの2時間いやたった数分だけでも人は「幸せ」を実感できるということだけでも踏まえていれば幸福のハードルも下がることでしょう。



◆手段が目的になってしまえば幸せになれない



「幸せ」について触れましたが、1つ注意事項ございまして。

「幸せ」になる手段が、目的にすりかわってしまう点です。

例えるなら
テーマパークで、たくさんのアトラクションに乗ったり最前でショーを見るなどを叶えるため親が子に「早くしなさい!」と急かしたり怒鳴ったりという場面を想像していただければイメージしやすいでしょう。

アトラクションを体験するのもショーを見るのも幸せを形作るあくまで手段に過ぎません。

家族でテーマパークに行く目的は様々あるでしょうが
大半は「楽しい時間を過ごすため」でしょう。

そこに怒りや不安という感情を上乗せしてしまうのは本末転倒と言えるでしょう。

この他にも

・年収1000万かせぐ
・彼氏、彼女をつくる
・経営者として成功する

など「幸せ」になるための手段を我々ふくめ決めがちです。

目標を持つことは素晴らしいことですし、人生を豊かにするためのエネルギー源として大いに活用できるもの。

しかし上記はあくまで「幸せ」になるための手段でしかないのです。

上3つの目標を状態に変換するなら

・年収1000万かせぎ、お金に困らず自分の成し遂げたいこと、チャレンジしたいことに惜しみなく投資したい。

・彼氏、彼女(というより、この人とならありのままお互い気楽に繋がれる人)と、おいしいご飯や楽しい思い出、この先の人生を共有したい。

・ビジネス教育の経営者として成功し、過去のじぶんと同じく、会社員として成果をあげれず悩んでいる若者を、個人として活躍できる人材に育てあげ、才能開花のサポートをして社会をより良くしたい。

のように手段の先にある願望・感情こそが「幸せ」の正体ということです。

このように、人は何かを目指しているとき、結果そのものではなく、そこから得られる感情が欲しくてがんばっているのです。

44ページ

自分にとっての「幸せ」を探す際は「自分はどんな感情を得たいのか?」を中心に考えてみることをここでは覚えておいていただければと思います。




◆これ本当に必要?と考えてみる



「幸せな2時間をつくる」と書いてはいるものの、その2時間捻出するのがムズカシイんだよ!
と脳裏よぎる人も多いことでしょう。

充実した日々、理想の人生を手に入れるために必要不可欠となるのが「やることを減らす」というもの。

書くのは簡単でしょうが「それができりゃ今頃こころにゆとり持てとる!」とお怒りの声も聞こえた気がしたので解説しましょう。

単純な話、「これホントに必要?」と思ったものを削っていく。それだけです。

・プレゼン資料のフォント変更
・意味なく見てるテレビ・SNS
・方向性決まらぬ会議

仕事・日常生活のなかにもこういった無駄は多いかもしれません。

それらが必要な場合もあるにしろ " 必要かも " という固定概念を疑ってみることこそが時間捻出のカギなのかもしれません。

本書では自分の時間を増やす4ステップとして

1.やっていることすべて書き出す
2.やめられそうなことを見つける
3.試しにやってみる
4.次からは引き受けない
(気乗りしない仕事など)

90~96ページ参考

が紹介されています。
制作ボリュームの都合で上記は割愛しますが

「これはホントに必要か?」と考えてみる習慣は時間を生み出す点で特に重要というわけです。




◆今日、今週をどんな時間にしたいか?



「幸せになれる2時間をつくる」
「時間を捻出するために必要以外を削る」

ここまで解説してきました。

ここではスケジュールを立てる際のポイントについて触れていきます。

それは
どんな1日、1週間にしたいか?

・ゆっくり考え事をしたい。
・仕事で抱えてるプロジェクトを終わらせたい
・新たな学びを得たい

その日、その週にテーマを決めてやるイメージです。

・本2冊を読み切る1日
・たまった洗濯、掃除を終わらせる1日
・家のこと仕事かんがえず寝る1日
・人との出会いを楽しむ1週間
・プロジェクトを進める1週間

など何でも構いません。

テーマはその1週間や1日に意味を与えてくれます。ただ作業をしているときよりも意味を感じ、充実感を得やすくなります。

137ページ

1日、1週間、いや1ヶ月、1年と目標・テーマを決めて取り組むことこそ「幸せ」を形作る第一歩なのかもしれませんね。



◆「自分を幸せにしてくれるもの」を明確化する


充分すぎるくらい長くなってきたのでここで最後にしましょう。

「幸せ」についてわかったつもりだけども、イマイチしっくり来ない。
というのが読んでるアナタの本音かもしれません。

自分にとっての「幸せ」をもたらしてくれるものの正体を知ることは大切です。

そのステップこそが自分が好きなことを書き出してみることです。

・サウナが好き
・桃が好き
・カフェでくつろぐ時間が好き
・コンサートやイベントに行く時間が好き
・人と酒飲んでる時が1番すき

など人によって様々でしょう。

この書き出すというステップは頭の整理にももってこいな方法です。

本書では好きなことのリスト化に

①簡単にできること
②ちょっと無理すればできること
③とんでもないこと

111ページ参考

の3カテゴリーに分けて考えることをオススメされています。

まず①簡単にできることから

これは先にあげたような軽いもので大丈夫です。

・桃
・サウナ
・ネイル
・映画
・とんかつ
・推しのコンサートに行く
・ブログ記事を書く
・知人の相談に乗る


などの、実現可能な小さな幸せから答えていきます。


次に②ちょっと無理すればできることについて触れていきましょう。

・温泉旅行
・海外旅行
・高級なコートを買う
・フルマラソンに出てみる

など多少の負荷はかかるけど実現可能なものを書いていきます。


最後は③とんでもないことについて

ここは叶ったらとんでもなく嬉しいことを書いていきます。
ここに関しては制約を外し、自由に妄想していい点がポイントです。

・10億円の豪邸を建てる
・ハリウッド映画に出る
・本を出版する(著者は②に入れていました)
・世界平和

などの世間体、常識すべて取っ払って考えてみるのがポイントです。


この3つのレベルで欲求を明確にしていくことこそが自分の「幸せ」を明確にし、毎日に充実感を与えてくれる指標となるわけです。

まず、自分が何に欲を求めているのかを明確にすることこそが「幸せ」を紐解いていくヒントになるのかもしれませんね。



『まとめ』


◆自分を幸せにしてくれる「たった2時間」をつくる

人は1日の2時間いや数分だけでも今日を「幸せ」にすることができる。

・友達と飲んだ2時間
・推しのコンサートの2時間

などの特別なものから

・新しく買ったアロマを試した夜
・年配の方に席を譲った

などの日常的な幸福まで、自分の意思で「幸せ」は作り出すことができるということを意識しよう。


◆手段が目的になってしまえば幸せになれない

家族そろっての休日、テーマパークに行ったとしても「子供に急げと強口調になったり」「アトラクションを乗り継いで元取るために急いだり」と焦りや余裕がなければ、それは「幸せな休日」とは呼べない。

大事なのは幸せになるための「手段」に囚われず、「幸せになるためにどんな感情を得たいか」

年収1000万稼ぐことを例にあげれば、稼ぐことは手段となる。

その稼いだ先にある「お金で防げる不幸への対策がしたい」「自己投資に惜しみなく使いたい」「理想の生活がしたい」などのゴール

つまり「得られる感情」こそが「幸せ」そのものということになります。


◆これ本当に必要?と考えてみる

案外「この作業っている?」な仕事は多いもの。

同時に「この時間、意味なくテレビつけてるな」など探してみると捻出できる時間はあるもの。

手順としては

1.やっていることすべて書き出す
2.やめられそうなことを見つける
3.試しにやってみる
4.次からは引き受けない(気乗りしない仕事など)

これらを洗い出し、じぶんが何に時間を割いているかを明確化することから全てがはじまるということです。

当たり前にやっている事に「これホントに必要か?」と考えるクセ付けは将来のアナタをいい方向に進ませてくれるかもしれません。


◆今日、今週をどんな時間にしたいか?

「めっちゃ充実した〜」
「やりたいこと全て終わった」

など実感できた時というのは" 予め予定や目標を決めていた " 状況というのは多い話なのではないだろうか。

・本を2冊読み切る1日
・家事をすべて終わらす1日
・ブログ1投稿分を書ききる1日
・抱えている仕事を終わらせる1週間
・人との出会いに費やす1週間

のように《 その日その週のテーマを決める 》ことは幸福・達成感に繋がります。

今日や来週はじまる前に「どんなテーマで過ごしたいか」を明確にすることも「幸せ」を実感するのに大切なステップってことです。


◆「自分を幸せにしてくれるもの」を明確化する

自分がなにに「幸せ」を実感するかを明確にするのは特に大切なこと。

と言いつつ「幸せってテーマが壮大すぎて分からん」という人も多いことでしょう。


本書では「幸せを3ステップに分けて明確化する」ことを推奨していました。

まずは

・桃が好き
・サウナが好き
・ネイルサロンに行くのが好き
・映画みるのが好き
・ブログ投稿するのが好き

などの  ①簡単にできること
極論今すぐできることと言えばいいでしょうか。


次に

・温泉旅行にいく
・海外旅行にいく
・高いコートを買う

などの ②ちょっと無理すればできること
やるのに負荷はかかるにしろできはする事です。

最後は

・大豪邸を建てる
・プロ野球の始球式に立つ
・2000万部のベストセラー小説を書く
・全国の空港と主要都市を近くにまとめる
・世界平和

などの ③とんでもないこと
制約や固定概念・常識 関係なく自由に妄想したら浮かんだ願望です。

まずは書きやすい願望からあげていきながら
自分の欲求を明確にしていく。

自分を「幸せ」にしてくれるものを明確化することが充実した日々いや人生を叶えるうえで重要ということです。



とまとめた所で終わりにします。


他にも


・「イマイチ充実しない」を抜け出す5ステップ
・終わりを意識するとやるべきことが明確になる
・幸せの3つの種類
・ご褒美を先に入れてしまう
・ストレスにならないスケジュールの組み方
・失敗とは、挑戦している者だけが得られる特権
・「挫折」を「休憩」と捉える
・自分が「すでに成功している」ことを実感する


など毎日を充実させるためのヒントが多く書かれているので、毎日「今日も幸せだったァ!!!」と胸張っていえる生活を送りたいアナタにオススメな1冊です。



他にも読書感想の投稿をしておりますので気に入ってくださった方は是非マガジンから他の記事も見てくだされば私とっても喜びます。
今のところは週の後半を目安に投稿しておりますが、投稿時点の今だと忙しくなってきたため遅くなる場合もございます。
可能な限り更新していきますのでよろしくお願いいたします。




【余談】「幸せ」のリミット外すのムズカシイすぎゃしないか()



「幸せ」ってムズカシイ。



前々からそう感じてはいましたが。。


やっぱムズカシイ。


内心「稼ぐことで幸せになれる!!!」と思ってしまっていた民なんで。年収稼いでも幸せ実感できなかった体験聞いて「俺の幸せって何だ」とさらに迷走しました。

最近でこそ幸せについて研究された本お金以上に大切な教養を読み込みましたが、いざ自分に当てはめると分からないものです。

一体なにが論理的に当てはまる幸せなのか?
推しにも会えて、衣食住にも困っていない。でも何故か寂しさを痛感する。

そんな気持ちが時々頭を過ぎりました。

その答えを教えてくれたのが今回の本書でした。

新刊コーナーに置いてあった一際目をひくデザインを見つけ、前書きだけで「読むか!」と心を決めさせていただいた1冊。

「幸せ」っていろんな段階あるんだ!
と気付かされました。


・推しがいる
・周りに頼れる人が少なからずいる
・マクドナルドが近所にある
・数そんなに増やせないが遠征できる
・毎週投稿してる(今回遅れてますが)文章やわたしの考えを読んでくださり、スキまで押してくださる人がいる。

あげればキリがないほど今って「幸せ」だなぁって感じるんです。

欲いえば

・もっと稼いで娯楽や自己投資にかけられる費用、人と楽しむための交友費、時短家電など自由に活かせるお金を得たい。

・住む拠点、働き方、生き方を自分の裁量で決められる生活を実現したい

・好きなグループのツアーをもっと遠征しまくりたい。
なんなら他の推し現場も入りたい。

・本読みまくってるせいか、自分でも本書いてみたいとも思ってしまったり。
noteのクリエイターの投稿が本になりました!や著者自身が「普通の会社員、フリーランス」と言いつつ書籍として全国に並んでいる事実をみてしまったのもあり。
『 自分の書いた文章で、人の心を救ったり動かせる職業って素晴らしい 』とお恥ずかしいことに思っちゃうんすよね。


とか本書の教えどおり制約抜き(あんまし抜き切ってないようにも見えるが)で願望書いたらこうなった。


ただ、こうして自分の欲や本音、気持ちを形にするのメチャクソ大事だとも思いましたね。

こうした小さなステップから人生かたち作ってくの、短い人生という焦りしか感じない今だからこそ大事だと思うんすよね。

もし明日事故で亡くなるってなったら「もっとこうしたかった」「素直に生きたかった」って思っちゃうんで自分の理想・願望・心地いいものを把握しておく事はとっっっても重要だなぁて思た。

話壮大になりそうなのと次の投稿移らねばなんでこの辺で終わりにしましょう。


これからも定期的に、自分にとっての「幸せ」について考える機会設けることは重要だと教われたこの本に出会えて良かったです。


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