『幸せ』は自分の過ごし方にある【「人生が充実する」時間のつかい方 】キャシー・ホームズ
どうも
「かき氷」 というアカ名で投稿している者です。
この投稿含めた「読んだ本の感想」
他にもプライベートな投稿(主にヲタ活関連)など自由に書かせていただいてます。
※制作が滞り、先週投稿できなかったことをこの場を借りてお詫び申し上げます。
この記事を先週分、連休投稿予定の記事を今週分としてカウントします。
今回紹介するのは
キャシー・ホームズ著
「人生が充実する」時間のつかい方
UCLAのMBA教授が教える
"いつも時間に追われる自分"をやめるメソッド
この本を一言で説明するなら「 " 限られた時間をどう使うかで人生の幸福度は大きく変わる " ことが数多く書かれた1冊」です。
著者のキャシー・ホームズさんはUCLAアンダーソン経営大学院教授。
わかりやすく説明すると「時間のつかい方」と「幸福」の関係を専門にされている方です。
本書にはキャシーさんとMBA生の考えや話が多数書かれた1冊となります。
※ UCLAはカリフォルニア大学ロサンゼルス校の略称。
※MBAとは経営学修士という「ヒト・モノ・カネ・情報」を深く学び、経営に関する幅広い知識を持った人を指す「学位」のことです。
「時間と幸福」を専門にしている著者自身の経験に沿って現代人にとっての幸福とは何かを辿っていく流れがほとんどなので、よりリアリティ溢れる内容だと感じます。
著者が経験した。
婚約予定の彼との別れ、子育てしている時の記憶から気づいた時間の短さなど人によっては共感しかない出来事を参考に話が進んでいくので刺さる人も多いかと思えました。
時間術の本は数多く出版されてきましたが、この本は「幸せ」という観点から話が進んでいくので一味違った1冊のように読んでて驚きでした。
海外の本を労力かけて日本語訳して売るに至ったのも納得といえる本でした。
そんな時間・幸福に悩む我々現代人に向けたメッセージてんこ盛りなのでどこを紹介するかめっっっさ悩みました汗
読んだ中で これは多くの人に刺さるな と感じた内容を厳選して本書内容を紹介していきます。
時間都合で内容手短になることだけお許しください。
人は時間がありすぎても不幸になる
早速ですが日常生活の中で時間がないと感じている人も多いことでしょう。
私もダブルワークしているので毎週投稿している活動含め自由時間そこまで捻出できてないタイプの人なのでリアルタイムで嘆きたい点ですね。
私の話は置いといてと
人が一日に必要とする自由時間は2~5時間と本書には書かれています。
仕事終わり、帰宅して家事をしてと考えれば最低でも2時間できる、できなくとも必要なことは実感しやすいでしょう。
人は一日の自由時間が2時間を切った場合に幸福度が下がると本書に書かれておりました。
人はどんなに忙しくとも自分の時間が無ければ人生満足度が下がるというわけです。
食べて寝に帰るだけのサラリーマンの満足度低いのも納得です。
意外なのが5時間を超えると人生満足度は逆に下がってしまうとのこと。
これにも理由があり、本書には
と記されています。
生産性という言葉は仕事面でよく使われるため実感しやすく嫌いな単語という人も多いかもしれませんがオフや日常生活という面で私たちに多大な影響を及ぼします。
お金と違い時間は浪費すると戻ってくることない貴重な資産なのでそれを活用できない後悔は絶大なものです。
ここは壮大なテーマなので私自身の解釈込でまとめますと人はどんなに忙しくとも自分のための時間は絶対に取っておいた方がいい。という結論になるでしょう。
幸せな活動の共通点
仕事ある日のスキマ時間、オフの日など時間の後悔を減らしたいと思った人も多いことでしょう。
ここでは私たちが人生満足度を上げる中で必要な項目を3つ紹介していきます。
◆誰かと共に過ごす
人生や仕事で聞いた事あるかもしれないのが人間関係が全てというフレーズ。
人生の幸福度を最も左右するのがこの人間関係です。
人にかける時間は多くなりますし一見すると大変な事にも思うでしょう。
本書には
と書かれています。
これは想像しやすいかもしれませんが自分と親密な人と過ごす時間の特別具合は何にも比較できない幸せであるということです!
・1人でコレクションを開けてレアを開けた経験
と
・共通の知人と酒をかわして盛り上がった
の2つでは想像だけでも後者のほうが心温まった人多いかもしれません。
確かに人との交流は面倒と感じる人も多いでしょう。
最後の【余談】で書きますが昔の私もその部類でした。
最近は人と会う機会を増やしました。
価値観や習慣レベルで過ごし方豹変しましたが過去と比べて今はめちゃくちゃ幸福度高めだと肌から実感しています。
多くは語る必要なかったでしょうが親しい人との交流こそが人生を創り出していくということなのです。
◆外へ出る
2つ目は屋外で感じる幸せが大きいということです。
これも想像しやすいかもしれませんが1日部屋でダラダラするだけで無駄にしてしまった感を経験した人は読んでるアナタも体験済みでしょう。
たまにはアリだと私も思いますが、やはり少しでも外に出た日の充実度は格別でしょう。
条件があるとすれば
と書かれております。
どちらにせよ外に出るという行動だけで幸福度に直結するのなら幸せを実感することは案外身近ということです。
◆運動と睡眠
人間関係、外出とくれば想像しやすかったかもしれません。
運動は不安、うつなどのネガティブ感情を緩する作用があります。
睡眠も頭の働き促進、アクティビティを楽しめるようになるなどの言葉不用の効用が得られます。
人との交流、外での体験、運動と睡眠
幸せとはある意味で規則正しく、行動的に生きることなのかもしれませんね。
不幸な活動の共通点
先程とは対照的になりますが、人生を不幸にしてしまう行動も同時に紹介しています。
◆通勤、家事、労働
これは書くだけで私もネガティブになりますね。
通勤に関しても、他に費やせるであろう時間を電車やバスの中で過ごさねばならないのは地獄でしょう。
よく「移動時間で自己投資」と聞きますが座れるとは限りませんし。
毎週投稿している私の実体験としては立ちながら本と照らし合わせながら投稿作成はめちゃやりづらいですし電車に乗ってる時間という制限が嫌でも付いてきます。
家事も皿洗い、洗濯、掃除など一言で言いくるめるにはやる事が多すぎて頭パンクしますし(やり切る主婦様ひとり暮らし様すげーよ)。
労働も、好きなことでも「仕事」という建前込みだと相手の感情もひっくるめた問題になってストレス確定ですし。
ここも多く語らずとも共感できそうなので割愛しますね。
◆孤独
先程の「◆誰かと共に過ごす」の対照となりますが孤独も不幸の要素となります。
ただ孤独が悪いわけでは無いことだけご理解ください。大切なのは毎日1人だけでも人と関わる活動をすることです。
私も人といる時間を大切にはしますが、この投稿含め製作する時は1人じゃないと集中できませんし、クリエイターの方々ならご理解いただけるであろう自身との対話という大切な時間なのです。
ここで伝えたいのは1人と複数のバランスをうまく取り入れて過ごしたほうが人生的にはベストというあくまで私の捉えた感想です。
でなければ「経営者は孤独」という単語は不幸そのものになってしまいますからね。
◆やらなければならないこと
さきほどの家事、仕事が該当しますので言うまでもないでしょうが説明します。
参考文献忘れましたが、海外では退勤から帰宅し、家庭菜園をする人が多いのを聞いた覚えがあります。
これは野菜を育てるのも枯らすのも自身のコントロール次第という実感が湧くからとのことです。
副業でYouTubeをされている人、私のように記事を書いている人も自分の意思で活動しているということになるのです。
これは私の投稿製作と照らし合わせても、作ってる間の気持ちはワクワクに満ち溢れます!
それほど自分の意思で何かをする時間は大事ということです。
それができない時間があるということ自体に人は不満を抱きやすいということです。
不幸に関しては幸福の裏返しなので理解しやすいと思ったので手短にさせていただきました。
「やりたくない事」と「楽しい活動」を掛け合わせる
とは言え「やりたくない事」を多少なりとも行わねばならんのが人生。
限られた人生でここだけは幸せ諦めるしかないのか?と聞こえましたが打開策はございます。
それが楽しい活動と抱き合わせるという発想です。
本書の例(118ページ)を参考にするなら。
・洗濯しながらオーディオブックを聴く
・洗濯物をたたみながらテレビ電話をする
など気分の上がる行動と合わせてご褒美にする戦法があります。
もちろん乾燥機付きドラム式洗濯機などの時短家電買えば解決じゃね?という意見も聞こえましたが、できる範囲で人生を幸福にする工夫をこらす事もまた楽しいと私は感じます。
残された時間を意識する
制作時間ギリなのでここで最後にします。
本書は「限られた時間をどう幸せにするか」にフォーカスして数多くの項目やアドバイスが書かれていますが、その中で特に印象に残ったのが人は楽しいことにすら慣れてしまうこと。
過去に読んだ【ぼくたちに、もうモノは必要ない。】という本の中でも
人間は「差」を刺激と捉える生き物、人にはいずれ「慣れ」がきてしまう
と書かれていました。
これはモノに限らず、まわりの人間関係にも当てはまります。
最近だと、職場の人の親が亡くなり、若手の人に「できる内に親孝行したほうがいい」とアドバイスする光景を目にしました。
私も家族、親戚も元気で実感薄れていましたが自分含め周りの人との関係すらもいつしか " 当たり前で慣れてしまう光景 " になってしまうのです。
親、親戚、友人、恋人などとの時間にもいつか終わりはやってくるものなのです。
よくよく考えれば 『 今 』が永遠に続く保証など無いのです。
上記図は本書に書かれていて、90年間の人生を月で表したものです。
私は20後半なので3分の1を消化していますし、そもそも90年生きれる保証すらありません。
それと歳を取ると実感する一年、月が早くなってく現象をひしひしと実感済なので書かれている図よりあっという間に過ぎてく想定もできます。
つまり我々が思う何倍も人生は短いということです。
本書では残された時間を意識する(146ページ)ことにも触れています。
生活環境の変化、家族や友人恋人とも永遠いれるわけではない、愛別離苦という単語がある通り何にしても終わりは来るのです。
残り時間であと○○回しか機会ないよな〜など頭の片隅に置くだけでも人生の充実度は変わっていくかもしれませんね。
本書から得た話をまとめますと
・人との交流
・外でしかできない体験
・自身でコントロールの実感湧く行動
・適度な睡眠
これらがいつかは終わるという避けられない事実を踏まえたうえで『今』を実感しながら生きることこそが『 幸せ 』というものかもしれません。
あくまで著者の考えに沿ったうえで出した結論なので『自分にとっての幸せ』を追求する姿勢だけは忘れず精進しようと改めて心踊らされました。
まだまだ紹介したい項目だらけですがキリがいいのでここで終わりにします。
本書は他にも
・お金と時間どっちが大事か?
・時間が無いことで生じる3つのデメリット
・自分が何に時間を使っているのかを記録する方法
・時間を買うという発想
・人生を充実させる1週間の作り方
など時間と幸福にまつわる有難いアドバイスが数え切れないほど詰まった1冊となります。
海外で出版されたものを日本語訳したものなので約300ページで文字ギッシリなため読書慣れしていない人にはハードル高いかもしれませんが長い人生歩んでくうえで後悔させない1冊だと私個人的な意見となりますがオススメします。
・時間が無くて困る。
・最近忙しい。
・人生に満足できてない。
・常識打ち破るような時間術に触れたい。
・人生を充実させたい
・幸せの意味のヒントを得たい。
・自分の人生を見直したい。
など1度しかない人生を幸せに生きたいと願う全ての人に読んでいただきたい1冊です。
他にも読書感想の投稿をしておりますので気に入ってくださった方は是非マガジンから他の記事も見てくだされば私とっても喜びます。
今のところは週の後半を目安に投稿しております。
投稿時点の今だと忙しくなってきたため遅くなる場合もございます。
その時は申し訳ないです汗
【余談】昔からずっと『1人が楽』だと思っていたが
わたし要約の最後に【余談】という形で感想残すようにしていますが、今回ギリになるので省こうか悩んだ末書き残したいことだけ手短に書かせてもらいます。
わたし自身、昔から「1人行動が大好き」という性格の生き物なのであまり人と関わりまくった経験ちょいと少なめな方かもしれないです。
過去に脳科学者の茂木健一郎さんが出版した【孤独になると結果が出せる】という本を読み、これ私だ!となったのを覚えています。
思い返すと当時は気分病み気味で " 孤独こそが正義 " というちょい危なめな思考だったなと今になると俯瞰で実感します汗
それでも心が完全に晴れることはしばらく無かったのが結果的な末路でした。
そこから色々あって今は人と過ごす時間が増えて生活がガラッと変わってしまいました。
結果的に昔では味わえない、いや忘れていた「人生の楽しさ」というものを取り戻したような感覚で今生きています。
茂木さんの本感想のなかで「人との時間使わなくて楽」なニュアンスで感想書いていましたがそれは正直今でも思う時ございます。
カミングアウトさせていただくと、投稿遅れた要因のひとつが人と会う予定連続して決まった(のと自由日に寛ぎすぎた)というのが原因でした。
毎週投稿なんとかキープしていた身ながら最近特にやってしまう週連続したなと自責しまくりでしたよ、、、
ただ申し訳ないことに後悔はなくむしろ人生満足度が体感わかるレベルに高くなってるんです。
(もし待ってくださっていた人いましたらここでお詫び申し上げます、、)
(時間なぜか無さすぎて最近この制作時間を仕事にしてぇという願望すら湧いてきた(小声))
これらの投稿、仕事などはコミュニケーション取りつつ基本は黙々と作業こなしたい派なので1人時間はどうしても欲しい気持ちはそのまま。
でもそれと同時に『限られた時間・人生で会える人には積極的に会おう!』という気持ちも最近尚更強くなってきました。
そんな私の近況に寄り添うかのような1冊に巡り会えて本当によかった。
これからも自分の人生ん中の幸福を追求していく姿勢だけは見逃さず今まで通り精進しようと改めて考えることができました。
うまくまとまんないんで終わります。