初めての大衆演劇「桐龍座恋川劇団」
わけあって初めて大衆演劇というものを体験してきました。
下調べによると芝居とショーの2部構成でたっぷり3時間。
なのにお値段手ごろな2000円。
しかも三吉演芸場はかなり綺麗な劇場で、
いわゆる昔ながらの「芝居小屋」って感じじゃ全然ナイ。
実際行ってみると、お客さんは年配の人ばっかりでもなくて意外と年齢層は広いみたい。
基本自由席だから、みんな我先に舞台前の席を陣取るかと思ったら、
真ん中あたりから席が埋まってく感じだった。
第一部は時代物のお芝居。
お涙ちょうだいものでしょー、わかってるよー、
なぁんて高をくくってたけど、
泣かせようとしてるってわかってたって、
先の筋書きが読めたって、
やっぱ泣いちゃうんだよなぁ~~!
周りのご婦人がたもグスンってしてるから
ボクだけじゃなくてみんな胸打たれてるんだと、
なんか一体感みたいの感じたよ。
お芝居が幕を閉じるといったん休憩。
第二部に。
第二部は打って変わって華やかなショータイム。
キラキラ衣装にライティングも凝っててアイドルのステージみたい。
もちろん着物姿で日本舞踊っぽいのもあり。
恋川座長の流し目はズキューンと来たねぇ!
梅沢富雄とか普段はあんな風なオッサン(失礼。)だけど、
ひとたび女形になるとたちまち妖艶な美女になるじゃない?
そんな感じで、もうその妖艶さは所作から表情から磨き抜かれた匠の技なんだな、と思ったよ。
アン・ルイスの六本木心中みたいなロックテイストの曲があったり、中森明菜の歌もあったりとナンバーはバラエティに富んでた。
演歌で踊るとは限らないんだね。
ド派手な衣装とウィッグでキレッキレなダンス!
これはこれですごく見応えあった。
いや~、はじめは3時間長いかなって思ってたけど、アッという間。
時間を忘れてすっかり堪能したよー!
ボクの初めての大衆演劇体験は大満足☆☆☆