【社内対談】生え抜き最年少の九州進出!福岡教室長&代表川村の6000字対談。
COLEYOにとって初めての新卒社員として入社した橋本が、いよいよ福岡で新拠点を開設することになりました!(2025年3月オープン予定)
この記事では、学生時代からCOLEYOの成長をともにしてきた橋本と代表の川村が、これまでの7年間の想いや今だから話せるウラ話、これからの展望について語り合ってみました。
今後の福岡拠点とCOLEYOにご期待ください~!
怖い世界に踏み入ってしまった、橋本18歳
川村哲也:さあ、なんと橋本が京都から福岡に進出する、ということで!この記事が公開される頃には福岡にいるんだよね?
橋本:年始からは福岡で動き出します。もう動くしかない状態なので、やれることは全部やる。ぐわ~ってやるしかない!!って感じですね。
川村:この記事は、これから福岡でやっていく上で、応援してくれる人を増やしたい、と。橋本の人柄を知ってもらって、こいつのためならちょっと体を張ってもいいかな、という人を。
橋本:増やしたいですね。
川村:命を投げ出してもいいかな、って言う人を……。
橋本:それはnote記事だけじゃ無理でしょ(笑)
川村:まあ、それくらいの気合いで行くわけでしょ。間近になってきて、今はどんな感じ?
橋本:考えることが多すぎて、いよいよ迫ってきたな、と。ちょっと前までは「ぜんぜん余裕でしょ?」と思ってたけど、ぜんぜん余裕がないですね(笑)
これから関西を離れて、福岡で一人でやるとなると……。
川村:「関西を離れて」と言いつつも、もともと福岡だよね?
橋本:や、人生の後半3分の1が関西ですからね。8年もいたら「離れる」っていう感覚にもなります。
川村:まあ、そんな橋本に話を聞きながら、応援をしてくれる人を増やしていく記事にしていきましょう。
まずは、そもそもどうやってうちに関わり始めたんだっけ。
橋本:もともとは大学に受かって京都に来たばっかりの3月、大学に入学する前の高校生のときですね。
京都に住んでいた4歳上の兄に「面白い場所があるからおいでよ」って誘われて行ってみたら、窓もなくて箱みたいなところに連れて行かれて、マンガの世界だったら脅される流れですよ。
川村:ビビってたんだ(笑)当時は、外から中が見えない小さい教室だったし、 確かに怖いかも。
橋本:数日後に哲さんから「この日はヒマ?」って一言とともに場所のURLが送られてきてた時には、もう反社の世界に送られるんだと思いました。
川村:それが初めましてのときか。それって寺子屋LABOの授業にアシスタントで来てくれたときだよね。
橋本:アシスタントじゃないですよ。ただ、その場にいただけ(笑)
それが出会った頃の話ですね。
「教育」に目覚めたきっかけの20歳
橋本:その後、一度連絡があったんですけど、5月の帰省でスマホが壊れて、LINEも復帰できなくなって「まあ、これも縁だな」と。
川村:それ、縁が繋がるときに言うやつね。今回のは切れる方だから。
橋本:まあ、それで数週間すごしてたんですけど、Facebookで連絡したら、返ってきたのが「LINE無視すんなや!」って、やっぱり怖いやん。
川村:なんか俺を意図的に悪いやつにしようとしてない?(笑)
橋本:いやいや(笑) まあ、「5教科以外」とか「勉強でも運動でもない選択肢」っていうのは、なんとなく僕の気持ちの中でピンと来てて。バイトも受からないし、じゃあstudioあおでってなった感じですね。
川村:そんなスタートから、何があって一生懸命やろう、って思うようになったの? そもそも「教育をやりたい!」って感じでもなかったんだよね。
橋本:きっかけは学生の当時のインターンの先輩たちの卒業が近づいてきた頃だと思います。
これまでstudioあおの立ち上げ期から長くやってきた人たちがいなくなる。一方で新しい人たちも入ってきて、「今までの雰囲気を知ってる人がいなくなる」という不安感というか危機感があって、誰がやるかと言ったら……。
川村:橋本になっちゃうもんね。そのタイミングだったんだ。
でもさ、それで考えると、先輩がいなくなるから頑張ろうと、教育の分野でがんばろうという気持ちは別でもあるよね。そのへんのつながりは?
橋本:学生のうちはそんなに教育に興味があるわけじゃなくて、ただ子どもたちがいろいろ挑戦しているのがおもしろいなとか、プログラミングやお商売に目を輝かせているのって、なんかいいなとは思っていて。
教育っていう視点じゃなかったけど、どうやったら子どものテンションが上がるのかを考えるのは好きでしたね。だから、そこから少しずつ……。
川村:「教育」に興味あるわけじゃなかったんだ…!わかってなかった。
橋本:いや、わかってなかったの!?(笑)
でも、あとは普通に使命感だったんだと思います。
新しいプログラムやコンテンツをつくって、これが終わったらスケジュールが埋まらないし、なくなったらつまらないからやろう、って感じで続けていく中で、こうすれば子どもたちは楽しんでくれると気づいたというか、そんな感じだったと思います。
22歳、入社理由「近いから」のウラ側
川村:それで学生インターンとして4年間、働いてくれて入社するわけだけど、入社理由が「近いから」って、これは大事件でした(笑)
橋本:いやいや、それは誤解があります(笑)
もともと就職先としてCOLEYOの選択肢はなかったんですよ。
川村:「こんな会社はイヤだ!」って?
橋本:単純に大学に入ったときから考えていた社会福祉の方向に行きたかったのもあるし、哲さんものっしーさん(能代:取締役)も他の会社を経験してたじゃないですか。
だから、COLEYOは「一度社会に出てから」としか考えてなかったんです。
川村:当時は能代と一緒に「どうしよう?誘おうかどうか。誘いたいよね」って話が上がっていて、とはいえ新卒でそのままというのは橋本の可能性を狭めてしまうことになるかもしれないし、って話をしてた。
橋本:それは聞いてないですね。初めて聞いた。
川村:でも、結局は「どこかに内定が1社でも出たら、ダメ元で一回声をかけよう」ということになって。比較した上でうちを選んでくれるとしたら、その方がちゃんとした誘い方じゃないか、って考えたかな。それで内定出るのを待ってたの。で、待ってたのにぜんぜん決まらない(笑)
橋本:まあ、結果的に内定をとったときに、最初に連絡したのがのっしーさん。親より先に「受かりました!」って報告したら、「ちょっと話があるんだけど……」って。哲さんとのっしーさんと話をすることになったんですよね。
川村:そうそうそう。
そこで橋本が「COLEYOで働きたいです」って言ってくれるから、もう嬉しくて。自分でもそんなに嬉しくなると思ってなかったんだけど、4年もここで働いていた人が選んでくれるなんて、相当いいことをやっている会社として勲章をもらえた気分になって、むっちゃ嬉しくて泣いちゃったのね。
橋本:でも、そのときぼくが「入社したい」って言ったのに、哲さんは「なんで? どこがいいの?」って、むちゃ詰めてきましたよね(笑)
川村:そうだっけ(笑) 逆に、それで橋本が「近いから」って、涙がピタッと止まった。なんでやねん!!そんな理由。
橋本:でも、それは理由があるんです。
内定後に一度ゆっくり話す時間を取ろうってなって、オンラインの共有カレンダーに予定を入れようと思ったら、哲さんのところに「橋本、入社誘う」って書いてあって、「え~!? 俺、誘われるん?」ってすぐにスクショ撮りました。
川村:それはぜんぜん気づいてなかった……(笑)
橋本:もちろん理由はちゃんとあったんですけど、全部の想いや理由も含めての「近いから」だったんですよね。
プライベートの部分も内定先の会社の環境や仕事内容や勤務地についても、これからのキャリア的なことも事前に考えた上で答えたのに、今はそこだけ切り取られてる(笑)
川村:ちゃんと意味があったんよね。それはわかってるけど(笑)
橋本:ずっと「将来的には福岡で」って考えていたので、結果的に最速というか一直線でここに辿りつけて、その選択は間違っていなかったしありがたいなと思っています。
24歳、蕎麦屋から生まれた「10拠点構想」
川村:橋本から独立の話があったのが、1年ちょっと前だよね。けど、そもそも考え始めたのっていつ頃?
橋本:ん~、まず入社してから“タッチ”を立ち上げて、任されるようになったあたりから「責任者の橋本」というか、自分のものとして育てていくんだ、って想いはありました。
今もそうですけど、「川村哲也のCOLEYO」ではありつつ、全部それなのはちょっと悔しい。「哲さんの教室」じゃなくて、“タッチ”については名実ともに自分の名前が前に出るようにすると決めて動いてました。
川村:じゃあ、実際にはけっこう前からその芽はあったんだ。そこから、独立を考えるようになったのは何でなの?
橋本:ずっと「25歳」っていうのは頭にあって、哲さんがstudioあおを立ち上げたのも25歳。のっしーさんがCOLEYOに入ったのも25歳のときで、それはひとつの指標として、ずっとありました。
哲さんの名前にだけ頼ってたらダメだし、その歳で何かコトを起こさないと負ける、と。哲さんやのっしーさんとは違う部分で、自分ができる部分も増えてきたし、25歳はひとつの区切りとして考えてました。
川村:前から「いずれは福岡に」って言ってたけど、思っていたより早かったね(笑)
橋本:そうですね。ときどき帰省したときに「福岡には"タッチ"や"PBL(プロジェクト型学習)"のような教育がないよな……」と思うようになって「じゃあ、自分がそれをもっていこう」と思ったんです。
いろいろ自分でできるようにもなってきて、実現する姿が想像できるようになったのもあって1年くらい前に哲さんに伝えたんですよね。
川村:そうそう。蕎麦屋でね。たぶん微妙な反応をしたのを憶えてる(笑)
橋本:それ以降、なんか哲さんがむちゃくちゃ厳しくなって(笑) あれはどうだ、これは考えてるのか? そのままじゃ大変だぞって。
川村:うん。自分が独立したときは本当に苦労したから。まだ早いだろうとも思っていた部分もあったし、そのときは完全に個人で独立するという話だと思ってたのよ。
橋本:ぼくもなんか誤解されてると思って、「いやいや、違うんです」と。“タッチ”や"PBL"を福岡に持って帰って、自分でやりたいんです、って説明して。
川村:そう。とはいえ大変なのは変わらないから、どうしたもんか、と。
で、考えたのが「5年10拠点構想」。
フランチャイズみたいな形もたぶん違うし、業務提携で自由度が高すぎても違うし、ほどよい関係でみんなが助け合える形で、しかも拠点長のオリジナリティとか自分の城としてのブランドもつくっていける。
それがCOLEYO全体のレベルアップにつながっていく……って、これ最強じゃん!ってところにつながった。
橋本:蕎麦屋さんでのあの話から、そんな壮大な構想に。
川村:いまだに、この話をするときってテンション上がるのよ(笑) 外部的にはいきなり「10拠点構想!」をバーンって掲げたように見えるけど、実際はあれから始まっていて。
後々には橋本みたいな人たちが続いて増えてほしい。
まだ考えることは山積みなんだけれど、ハードルもあるんだけど、ずっとワクワクしてる。1年経っても全然冷めない。
個性が「混ざり合う」教室をつくる、これから。
川村:この1年、橋本とはバチバチとやってきたけど、教室のコンセプトでもある「チーム」って、これを読んでくれてる方に説明すると、どんな感じ?
橋本:集団型のプロジェクトというか授業みたいな感じで、4,5人が一組になって一緒に企画したり何かを形にしたり人に影響を与えたり喜んでもらえるようなことをしていきたいんですよね。
世の中に出たら一人でやることはほとんどない、っていうのが僕の社会のイメージとしてあって。だから小学生とかのうちから、人とコトを起こすことの楽しさを伝えたい。そう考えて、「チーム」にしました。
川村:もともと大学に入ったときに考えていた社会福祉の視点もある?
橋本:そうですね。
なんか、障がいって精神的なものでも身体的なものでも、年齢が上がっていくと隔離されていくというか、区別されていくと感じていて。
だからそれがグレーな状態、小学校のタイミングで、個性に関係なく集まることで気づけることは多いと思ってるんです。むしろ小学生のときにこそ、というか。
川村:そのへん橋本は、教室で生徒に対してもそうだし、保護者とか社内のメンバーに対しても目を向けてる感じはある。
橋本:なんか街を歩いてても、骨折してる人とか横断歩道のおばあちゃんとかに目がいっちゃうし、何かできんかなって思ったりするんですよね。そういう弱い人というとあれですけど、一般の仕組みに馴染めない人に目を向けたいな、っていう。人が混ざりあう社会であってほしい。
川村:なるほど。で、開校が3ヶ月後に迫って、今はどんな状態?
橋本:京都もあと10日もないので、この8年間でお世話になった人にできるだけ会って感謝を伝えたいな、って。まあ、多すぎて全員はむずかしそうですけど(笑)
福岡に行ってからは、スタートはむっちゃ大事だな、と思ってます。現段階で数人くらい生徒がいるので、その子たちとオープン祭みたいなのもやりたいな、と。
川村:楽しそう。あとは心配不安もたくさんあるけど、もうやるしかないもんね。
橋本:そうですね。建前的にはいろいろありますけど、ただただ「がんばるしかね~!!!」だし、動くしかないです。
川村:考えるよりもね、動くの大事。俺も最初の頃は、今よりもっとアホだったから動くしかなかった。今振り返ったら「ムダなことやったな~」って思うけど、それが今につながってる。……気がする(笑)
橋本:7年間でできることは増えたけど、当然まだまだ足りない部分はいくらでもあるので。根拠のない自信はあるから、まずはどうにか信用してくれる人を増やせるようにしていくしかないですね。
川村:これから軌道にのったとして、その先に考えてることはある?
橋本:哲さんの前で言うのはあれですけど、川村哲也を超えたい。
川村:あら。それはそれは。かかってきやがれコノヤローでございます。嬉し頼もしです。
橋本:それで30歳になるまでには、「チーム」のコンテンツをできるだけつくって実践して、それを本にして出したい。哲さんが出版したのは、32歳ですもんね。それよりも早く(笑)
あとは、福岡市の全部の学校に自分のコンテンツが広まるのが理想です。福岡って思いやりのある地域だと思うので、テーマ的にも広がってほしいし、京都よりも学校数は少ないのでこれも哲さんより早く実現したいです。
川村:30歳を指標に置くなら、わしの1.5倍スピードで動くか、1.5倍効率上げるか、1.5倍働くかすればいけるかもね。そう考えると全然現実的な話にも感じる。
橋本:あとは、これまでずっと誰かと一緒にやってきたので、これから一人になるのが寂しいかも……(笑) できるだけ早く、人を増やします!!
川村:今後の橋本、福岡教室「ぐるる」も楽しみだね。
皆様、今後とも応援よろしくお願いいたします。
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