自己紹介 社会人編
こんにちは!
いつも読んで頂きましてありがとうございます。
前回は大学生活の私の原体験の中でどうしても書かないと納得出来ない震災関連を記入させて頂きました。嫌な思いを思い出してしまった方等がいらっしゃいましたら大変申し訳ございません。
ただ、僕はあの時をリアルタイムで生きた者として体験を伝えていく使命を持っていると思いました。
これからも引き続きよろしくお願いします!
本日は言ってしまえば惰性で入学から卒業をした大学生から社会に飛び出た私の人生を書かせて頂きます!
※最初の記事から比べて文章の作り方や言葉の使い方等変化したりしつつあるのは自分なりに模索しながら記事を作っているのでご容赦、お付き合いください。
・社会人編 1社目
さあ、社会人1社目に君が選んだ道は『広告代理店兼法人営業職』という仕事だ!元々はアルバイトでスポーツインストラクターをしていてそこの会社の運営元が様々な仕事の広告を手伝っていたり、フランチャイズ加盟店のオーナー募集等をしていたのが縁だった。
入社するまでに大学の推薦枠で東京の大手建設会社からの内定を断ってゼミの教授の先生を東京まで謝りに行かせたしてしまった事は今でも大変申し訳なく思っている。安泰の道を自ら放棄してまた周りから『何してんの、ほんと』と沢山言われた。僕が逆の立場でも君には同じ事を言う。君は大学の顔で内定をもらっただけで君は就活という競争から逃げてアルバイト先のコネでそのまま入社しただけだ。
そして4月1日。
東北ではまだ肌寒さの残る季節に同期数名とリクルートスーツを着て入社式に参加をした。配属先で最初に与えられた仕事は『化粧品の広告と流通。そしてその商品を取り扱う代理店募集の法人営業』という業務内容だった。
ヘアワックスくらいしか使ってないし化粧水などの知識は0。そもそも会社は女の子とすらまともに話した事ない人間に化粧品の流通を任せるとはなぜそんな暴挙に出たんだ。スポーツ関係の仕事出来るからという言葉を信じてエントリーシートを記入したのが鮮明に頭の中でフラッシュバックした。あの時の君に言いたい安心してくれ、会社なんてそんなもんだ!笑
そんな感じのスタートだから正直、営業成績は最初の3ヶ月間は1番下だった。『化粧品なんて高い物もドラッグストアに並べられてる物も大して変わらんでしょ』て相変わらず思ってたし、宣伝してる製品だって良いものなんだろうけど心から凄いと思えていたかと言われると決してそんな事は無かった。そんな人間に広告を取り扱わせてくれる企業もましてやフランチャイズのオーナーなんて誰も来るわけがない。そして君は天性のひねくれ者だ。結果が出てないのに結果が出てる人間の話を聞こうともしなければあくまでも自分のやり方を通す。そしてまた壁にぶつかり、不貞腐れる。今の僕が君に言いたいのは素直に教えてください。と言っときなさい。笑
同期達は僕より倍以上も結果を出して社内表彰を毎月受けていてそれを興味ないふりしながらも心の中では劣等感を感じて存在全否定された感覚に陥っていた。そりゃそうだ、頑固な君が悪い。笑
ここで1つまたターニングポイントが訪れる。
僕の成績を見かねた会社がまた同行営業という名の営業経験者なら誰しも嫌がるキラーフレーズを打ち出してくる。ただその来てくれた先輩が本当に凄かったし、今でも何かあれば相談したいなと思わせてくれる。
先輩と言っても会社の中では営業部門の統括職で年齢は当時で40代前半。スラっとした体型にスーツも似合い、車も時計も一流品と呼ばれる物を身につけていた。そして何より人柄が本当に嫌味がなくて素敵な人だ。
一通り顧客周りを追えて『よし!このままサボってコーヒーでも飲みに行こう!』と言われ『管理職なのにすげーな』と今でも覚えている。『どうせ怒られんのかなー』と頼んだコーヒーを飲みながら思っていたらその先輩に言われた最初の一言が『なんだ、ちゃんと営業してんじゃん!てっきり全然話せないとかそんなんだと思ったわ笑』と屈託のない笑顔で言ってくれた。『明日からおれが営業するのを同席して見ててー!気付いたら何でも質問してくれ!明日はちょっと頑張ったらそのまま直帰して遊びに行くぞ!』と相変わらず適当な事を言う。
次の日になり先輩との同行営業は僕の中で最初のカルチャーショックだった。
その先輩は商品の説明やオーナー募集の説明は本当に少しで徹底的な相手目線での話し方が本当に凄かった。『相手がそれを始めたらどういうメリットがあるのか?』と相手の状況も考えながら人として信頼関係を築くから相手からも信用されていて数日後には契約申し込みの連絡が来るなど本当に凄かった。
今思えば自分は製品の説明、オーナー募集のメリット、デメリット、他者との違い。そんな上っ面だけの言葉だけを並べて誰でも出来るような事務的な事しか言えてなかった。そりゃ信頼されるわけはない。正直情けなくて悔しかったし、何よりそれで何も出来てない自分が恥ずかしかった。
そのまま直帰して先輩が居酒屋に連れて行ってくれた。自分は今までは説明だけして相手のことを考えられていなかった事やそれなのに不貞腐れていた事などを全て話した。
『おれだってそうだったよ。笑たくさん死ぬほど失敗したし、そういう時にこうした方がいい!てやり方を口で説明したところで響かないからまずら自分が見せないと先輩はダメ出しそれが出来ないなら先輩ではない。だから今日少しでも何か気づけたならそれを自分なりに考えてやってみよう!例えばこの居酒屋だってさ皆何でくると思う?お酒を飲みに行くならどこでもいいじゃん?居酒屋に集まって来る人は何を得ていると思う?そういう事を思いながら相手の立場に立って色々と考えてると楽しいよ!』とまた素敵な温厚な笑顔で僕にヒントを言ってくれる。
『あーほんとすごいなー、期待に応えたいなー。』自然とそう思えてきた。何より上から教えるのではなくあくまで少しのヒントを与えて自分で考えさせて自分事に捉えさせる接し方が好きで自分も真似させて頂いている。だから言ったろ!笑
素直に教えてくださいって言いなさいって。笑
そこからの僕は営業成績が段違いに向上して1ヶ月の単月成績が会社史上最高の数字を出す事が出来て仕事を教えてくれた先輩からも褒められてそれがなんか人として認められた気がして本当に嬉しかった。あの時に君に言うよ?表彰式では事前にある程度何喋るかは考えておけよ?まとまりの無い話して恥ずかしい思いするからな?
ここで気付いたのは自分が興味ある分野やこの人に応えたい!というモチベーションがあるとアクセル全開で頑張ってしまう自分が居た事に気付いた。月日は流れて1年後には何と営業トレーナーという少人数ではあるもののマネジメントの業務も任された。またあの時に君に言う。地獄だったな。笑
さて、ここまでにします!
いつもありがとうございます!