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「好き」って言いたくなった話。映画「アナログ」

先日、やっとやっと映画「アナログ」を観てきました。

主演は二宮和也と波瑠。監督はタカハタ秀太。原作はビートたけし。

観終わって一言。誰かに「好き」って伝えたい!

まずはあらすじをどうぞ。

手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟。
携帯を持たない謎めいた女性、みゆき。
喫茶店「ピアノ」で偶然出会い、連絡先を交換せずに「毎週木曜日に、同じ場所で会う」と約束する。
二人で積み重ねるかけがえのない時間。悟はみゆきの素性を何も知らぬまま、プロポーズすることを決意。
しかし当日、彼女は現れなかった。その翌週も、翌月も……。
なぜみゆきは突然姿を消したのか。彼女が隠していた過去、そして秘められた想いとは。

ふたりだけの“特別な木曜日”は、再び訪れるのか——。

“大切な人に会える”その喜びを改めて知った今だからこそ。
愛の原点を描いたラブストーリー。

映画『アナログ』公式サイト (analog-movie.com)

うん、うん。アナログっていいよね。なんか温かい感じするよね。携帯持たないのは私にはできないけど、デジタル媒体に依存している自分も嫌になっちゃうよ。なんて思いながら主演の二人も大好きだし、と思い楽しみにしていた作品。

二時間まるまるの思いは別で長い記事にしましたので、お時間のある方はそちらをどうぞ。

https://note.com/preview/n630c79fb66e1?prev_access_key=b401620823b81e3eabaf4c60311c0413


というわけで、ここではサクッと全体の感想を。

題にある通りアナログな2人が偶然出会い、アナログな方法で時間を過ごしていく物語。

ヒロインみゆきは携帯電話を持たないアナログで、悟もデザインは手書きにこだわるアナログさ。
作品中には始まりから終わりまで随所にアナログなところがあって、そこも魅力な作品。
個人的にすきなアナログポイントは悟の目覚まし時計です。

日にちと場所しか決まっていないアナログな方法で時間を重ねていく2人の関係性は本当に素敵。
時間が決まっていないからいつ来るのかわからないし、なにか急用で来られなくなるかもしれないし、だからただただ待つという時間が発生してしまうわけど、それが苦にならない関係ってうらやましい。
みゆきの「お互いに会いたい気持ちがあれば会えますよ。」っていうセリフは本当に好き。

好きなセリフでいうと、悟の母の「人には自分だけの幸せの形がある」ってセリフも好きだな。

好きなシーンでいくとやっぱり糸電話のシーンかな。
届いていないと思っていた言葉が届いていたことが最後の方で明らかになるんだけど、ここは感動した…。

みゆきのいままでのことをなにも知らない悟だけど、みゆきとの結婚を決意する。
なにも知らないけど、今のみゆきさんが好きで今のみゆきさんと一緒にいたいと思えることが素敵。
相手のことを知っているかなんてどうやってわかるんだろう。何を知ったら相手のことを知ってることになるんだろう。
そんな事より、今の相手と今を一緒に過ごしていきたいって思える事って簡単なようで難しい。
愛ですね。

アナログな悟が最後、リモート会議や3D模型を駆使しているんだけど、それはみゆきとの時間を過ごすためってのもなんかよかった。
アナログ、デジタル、のくくりでどっちが良いとか悪いとかではなくて、どこに時間をかけるか、どの時間を大切にするのか。
悟はみゆきとの時間も大切にするようになったんだね。
好きな海の近くに家を建てて、みゆきの車いすを押して一緒に散歩する。
愛だなぁと思った。

たくさんの愛を感じる作品でした。
愛って素晴らしいし、こんな恋愛してみたいし、私は私の幸せの形を大切にしようと思ったし、限られた時間の使い方も考えようと思った。
自分の好きなこと、もの、大切のこと、もの、をもっともっと大切にしていきたいなって。
世の中に流されず、自分をしっかりもって生きていきたいものですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

それではまた次回。


#映画レビュー #映画 #映画感想文 #アナログ #二宮和也 #波瑠


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