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読者感想文 天文法華の乱

こんにちは。舞えない兵庫と申します。
本日感想文を書くのは今谷明著 戎光祥出版 天文法華の乱です。
こちらの本は室町時代に巻き起こった法華経と比叡山の争いにより京都が焼失した事件である天文法華の乱の解説本になります。
天文法華の乱は単なる宗教同士の対立ではなく、そこに時の執政 細川政元の後継者争い、その候補者である細川晴元の部下である三好元長、木沢長政の争い、そして細川晴元自身の策謀など複雑に絡み合って起きたものです。
この本はその経過、そして法華経による京都自治の姿を分かりやすく解説しています。
また、直接の京都炎上の引き金となった松本問答という法華経信徒と比叡山の僧の言い争いの意訳まで載っています。
京都が灰になるまで焼き討ちが行われた天文法華の乱、興味のある方はぜひご一読してください。

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