おむの戯言 モチベーション4
モチベーション投稿について第四弾の投稿になります「おむ」です
ここからは本格的に心理学的なアプローチに基づいたモチベーションについてアウトプットしていこうと思います。
今回も鹿毛雅治著 モチベーションの心理学-「やる気」と「意欲」のメカニズム(中公新書)を参考にしています。
モチベーションにおける3つの問い
モチベーションの心理学的な定義によればモチベーションは「特定の行為が始発し、持続し、方向づけられ、終結するプロセス」とされているらしいのですが、これをこのnote投稿に置き換えるなら、noteを投稿しようと思い立ち(始発)、毎日投稿もしくは低頻度で投稿して自分なりのやり方を続け(持続、方向づけ)、満足してnote投稿を終えるか途中で飽きてやめる(終結)この一連のプロセスが“モチベーション”ということになります。
この中で3つの問いがたてられ、それが「行為始発の問い」と「行為持続、行為終結の問い」、「方向づけの問い」です。これらにはそれぞれどういった問いが投げかけられているのでしょうか
行為始発の問い
行為始発の問いには「その行為が起こるのはなぜか」という問いが投げかけられます。これは皆さんが当初モチベーションとして理解していた部分で悩みの種であったところになるのではないでしょうか。
この問いにはその答えとして多くの「理由」があげられる事が多いです。例えば、「あなたはなぜnote投稿を始めたのですか」と問いを投げかけられたときに想定できる答えは、“興味があった“ ”就活で使えそうだから“ ”友達に一緒にやろうとお願いされて“といったようなものになります。ただこれだと本当の原因だと断言できないんですね。というのも例えば”就活で使えそうだから”と答えた心理をより深掘ると、“人事の人に興味を持ってもらいたいから“と言える気がしませんか?ほかにも”友達に一緒にやろうといわれたから”だと“友達と共通の話題を増やしたい“や”何か友達と一緒に活動したい“といったような無意識な原因が眠っているはずなんです。これは「非意識過程」と呼ぶらしく、これが行為始発の問いの中で重要なところになります。
ただの想像でしかありませんが、こういったものを訴えかけていくのが「マーケティング」の分野でもあるのかなと思いまいた。モチベーションを学ぶと、こういったところとも関連付けて考えることができ、面白さが倍増するかもしれませんね。
行為持続、行為終結の問い
行為持続、終結の問いに関してはしごくシンプルだと言えます。そもそもこの問いは「なぜその行為は持続しているのか」というものになるのですが、もし続かなかったらその結果行為は終結してしまうのでこれらは一つの問いとして考えられているんですね。
この問いで大事になってくるのが「なぜその行為を継続しているのか」と「なぜその行為が終結してしまったのか」を深ぼることにあります。例を挙げるとするなら継続できないときの原因として“飽きた”や“疲れた”などが思いつきますが、この問いでは“なぜ飽きたら、疲れたらやめてしまうのか”といったところに焦点を集めるのがキモになるわけです。そこを探ってみると人それぞれ違った理由が存在するかもしれませんが、結果的にモチベーションの真相にたどり着けるといったわけです。
方向づけの問い
方向づけの問いでは「その行為がどのようにコントロールされ、変化したり、進展したりしていくのか」ということが投げかけられるのですが、例えばこのnoteの書き方も人それぞれ違っています。メモにメモを重ねて、より細かくなったときにnoteを投稿する人もいれば、日常で思いついたことをパッと書く人もいるでしょう。就活で使うためにバズりそうな話題を探してnoteを投稿するかもしれませんし、友達との話題作りのために必死になって日ごろから目を凝らして生活しているかもしれません。
このようにモチベーションのプロセスにおいてメモをするだとか、話題を探す、日常に目を凝らすなど現在進行形の行為に着目する必要があるのです。
また、こういった外見的な行動だけでなく内面的な行動、投稿内容を考える“認知プロセス”や「めんどくさい」、「楽しい」などといった“情動プロセス”など内面的な行為にもモチベーションは留意する必要があります。
僕は少人数の学校出身なのでいろんな人のお話を聞きたいなと思って最近は様々な機会に飛び込んでいます。内面的な話をするって難しいですよね。ここにもモチベーションの難しさがあるのかもしれませんね。
今回からは少し専門的な話になり、退屈な人もいるかもしれませんが、モチベーションを理解する上では重要な部分を学びました。次回はモチベーションを形成する要素について学んでいきたいと思います。最後までお付き合いいただければ幸いです。それではしーゆーれいたー
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