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お子さんの噛みつきに対して行っていた支援と考え方についての話
どこかで有料、メンバーシップ記事にしますのでご了承ください
ツイッターでお子さん同士の噛みつきについて話題になっていましたね
議論や話し合いになればいいのですが、結局罵り合いや自分の意見をぶつけたいだけの不毛な状況になっていると感じます
よい機会なので私もこれについて発達支援の経験を踏まえて考えをまとめたいと思います
以前にもお子さんの「他害」について記事にしているので、引用してまとめたいと思います。そういった点も踏まえてご覧ください
他害をするお子さんへの関わりは大人の共通認識がないと
「噛んだ方が悪い」という形で「隔離すればいい」という実体のない方向性に進むことになります
なんの接点もない、無関係の第三者は平気で「隔離」を口にしますが、
それが無理なのは承知の上で言っていますよね
悪質だと思いますし、結局それは直接会って言えない、ネットの中でしか主張できない事ではないでしょうか
「自分ならこう関わる」といった具体的な方法のイメージもなく、当事者意識もないのです
実際に関わる支援者、大人にとって何の役にも立たない考え方、結論なのです
私の「噛みつき」のあるお子さんとの出会い
発達支援の業務につくにあたり、最初に関わったのが他害、噛みつき、暴言のあるお子さんでした
福祉の大学を出たとはいえ、実際の関りの場は右も左も分からない状態であったと今でも思います
上司に言われるままに小集団でもなく、1対1での支援に入り、毎日お子さんと向き合う経験をしました
ここで言う「向き合う」行為は、お子さんの他害に対してはもちろん、「自分のできなさ」や「なんで相手を傷つけることを笑顔でするんだろう」
といった「悔しさ」やその子に対しての「怒り」という自分の負の感情とでした
被害を受けたおこさん、ご家族へのケアももちろん行っていました
そして、こういった状況にもなりました。「なぜ大人が一人ついているのに子どもの他害が防げなかったのか」という周囲の責める目線です
えてして、個別での支援になるとそういった声も出てくるのです
「いや、じゃああなたがやってみてください」という言葉を何度飲み込んだか分かりません
正直、被害的な感情に流され、心がすさんでいたようにも感じます
しかし、確実に言えることは、この状況を乗り越えることができたのは、スタッフ同士の連携や、考え方の共有、支援を継続してみての振り返り
といった、「周囲の人の助け」がなければ成り立たないのです
「一人では不可能」と断言できます
他害をしてしまうお子さんのご家族は24時間こういったものと向き合わねばならないのです
支援者としてどちらかを悪者にして排除するという選択肢はありませんし、それは根本的な解決になりません
私がつぶやいた
双方の子、双方の家族のケアが必要
絶対に「どちらかが悪い」という話にもっていくことはやめましょう
というのは精神論で言っているのではなく、具体的な支援のために必要な考え方、方法だからです
以下に記述していきます
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