早起きは三文の得(エッセイ)
目覚ましが鳴った。眠い目を擦りながら目を開ける。
「おはよう」と挨拶をするが反応は無い。
なぜなら今の時間は朝の5時だからだ。
家族はみんな寝ている。
みんなを起こさないように、静かに冷たいお茶を1杯入れて飲んだ。
体に染み渡る。目が覚めた気がした。
そのまま着替えて、自転車に乗り、最寄駅に向かった。
夏だったが早朝は比較的涼しい。
早朝に自転車を漕ぐのも気持ちいいものだ。
駅に着いて電車に乗った。これから好きなアニメの聖地巡礼をしに原宿に向かう。
なぜ早朝じゃないといけないのか。それは日中だと人が多く、ろくに写真が撮れないからである。
電車に揺られること45分。目的地に着いた。
そこには僕の知らない原宿があった。
車も人もいない。本当にここが人混みで溢れている原宿だとは思えない。
別世界に来ているかのような感覚に襲われた。
僕が知らない原宿を歩いて聖地に向かう。
人がいないため思う存分写真を撮れた。
目的を達成して帰りの電車に乗っている時に僕はふと思った。
「早朝の自転車は気持ちいい。原宿を独り占めできた。聖地の写真を思う存分撮れた。」
これは、あれか。いわゆるあれか。
これが「早起きは三文の得」というやつか。
そんなことを考えながら家に着いた。
玄関を開けたら家族が「おかえり」と言ってくれた。
授業でエッセイを作れって指示されたから作ったんだけど少し自分でも気に入ってるので投稿しておく(笑)
テスト勉強しなきゃだからこんなの投稿してる暇無いんだけどね!
さらば。