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TCR Advanced Pro 1 Discシェイクダウンと見えてきたトライアスロンミドルへの課題

TCR Advanced Pro 1 Discに託した期待

 7月に行われた榛名湖リゾート&トライアスロンも無事終わり、私のアルミロードCannondale CAAD 10は無事私の弟の手に渡った。元々廃棄処分するつもりはなかったが、知らない人に売るよりは知っている人に使い続けてもらった方が安心である。さて、そうこうしているうちに、いよいよ念願のカーボンディスクロードが私の手元にやってきた。もちろん、カーボンに変えたからといって、巡航速度が劇的に速くなるわけでもないし、軽く回すだけでグングンと進んでくれるわけでもあるまい。あくまで自転車は自転車だ。しかし、私が期待していることが一つだけある。それは「長距離を乗り終えたときの疲労感軽減」である。今までは50kmくらいまでならともかく、100kmかそれ以上ともなると乗り終えた時にヘロヘロになってしまい、とてもランに回す余力などないように思えたからである。無論それすらトレーニングによって十分解決可能ではあると思うが、そこは機材の力で大きく改善できるのでは?という期待がカーボンロードに託されていたのだ。

ブリック・トレーニングで実証実験

 めざす次のトライアスロン大会がほぼ1ヶ月後ということで、ブリック・トレーニングを行い、バイクとランを続けて練習することにした。本来であればもっと早くにすべきところだったが、連日の猛暑で気が引けていたのである。9月になったし、たまたま時間の都合がつく日があったため、娘を模擬試験のために学校へ送り届けた後、いざ、ブリック練習スタートだ。

大利根緑地公園に駐車してバイクスタート
(写真の車は私の車ではない)

インプレッション

 比較対象が以前のアルミロード1台しかないため、正確な情報提供はできないが、まず思ったのは「車体は軽いが、ホイールが重い」ということだ。履いているのはカーボンホイールで一応軽いはずだが、リムが40mmと高いし、何しろディスクが重い。乗り出しの反応遅そうだなー、と思っていたが、案の定その通りだった。しかしいざ乗り始めると、硬い椅子に座っていて、その椅子が勝手に進んでいく、というような印象を受けた。ペダルを漕ぐ力に対して、明らかに以前より速いスピードが出ていて、その直進安定性が高いということだ。しかし、今回はランが後に控えているので調子には乗らずに心拍130前後、ワット数で言えば130wくらいでゆるゆると進んだ。それでだいたい30km/hくらいである。

見えてきた課題

 40kmが過ぎて来た道を折り返す。ここで一つ問題が出てきた。左の腰に少し痛みが出て来たのだ。以前マラソンでも痛めた箇所。もう繰り返しになってしまっているため、ストレッチでカバーしているが、60kmを過ぎたあたりから、疲労とともにジワジワと痛みがやってきた。ダンシング等で姿勢を変えて痛みを逃したりもしたが、復路は26-28km/hくらいに落ち込んだままゴール。なるほど、今回はゆるゆると進んだつもりだったが、まだ新車に慣れていない点、長距離の走行(長時間の姿勢維持)に慣れていない点などが左仙腸関節に負荷をかけてしまったのだろう。これは一つの課題として解決しておかないと、来月痛い目を見るに違いない。

2023年1月の記録
今回(2024年9月)の記録  
消費カロリー減少
同じユルユルでもタイムは短縮

ランパートへの影響は?

 もともとは10km走る予定だったが、ラン開始が11時を回り、残暑が厳しい日だった(34度)ので、わずか4kmでギブアップしてしまった。しかし、走り出した時には「腰の痛み」についてあまり気にはならなかったため、あくまで自転車走行の時の問題として捉えておけばよいだろう。距離こそ短いものの、走り始めの問題などはなかったため、今回の実証実験の結果としては、「バイク走行によるランへの影響はほぼない」とまとめることにした。その意味では、大変な思いをして高いカーボンバイクを買った意味は一応あったのだろう。今度は、DHバーをつけて走ってみるか。



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