驚くべき幸福感を手に入れるためには、人を信じるのではなく、信頼を築くことが大切!
「信用○○」と聞くと、多くの人が金融取引を連想するでしょう。例えば、「信用取引」や「信用金庫」などです。では、質問です。「信用」という言葉を「信頼」に置き換えても、それは正しい表現になるでしょうか?「信頼取引」や「信頼金庫」といった言葉があまり一般的ではないのは、ピンとこないからではないでしょうか。
なぜピンとこないのかというと、「信用」と「信頼」は明確に異なるからです。「信用取引」とは、預金残高や保有資産、過去の取引実績、担保など何らかの「裏付け」があって初めて取引を行うものです。つまり、「信用」とは、裏付けや担保と引き換えに相手を信じることなのです。
一方、「信頼」は違います。「信用」とは逆に、一切の裏付けや担保もなく相手を信じることを「信頼」と呼ぶのです。裏付けがないということは、相手に裏切られるかもしれないということです。しかし、それでも信じる。それが信頼です。
アドラーの提唱する共同体感覚は、「信頼」をベースにしています。自己信頼と他者信頼は共に、裏付けなく、裏切られる可能性があっても信じることから始まります。相手を疑っているうちは、信頼関係は築けません。無条件に信じるのです。そして、信頼関係もまた、あなたから始めるのです。それが幸福になる道、共同体感覚を高める方法なのです。
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