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小さな便利にお金を使ってみるということ/尾石晴『からまる毎日のほぐし方』

イチョウの木が黄金色に輝く季節となりました。外の空気がひんやり冷えてきて、
深呼吸が気持ちいい。

読書の秋もまっさかり。
最近は部屋の中でぬくぬくとページをめくっております。

先日は、この本を読みました。

『からまる毎日のほぐし方』/ 尾石 晴

尾石さんは、voicyでたまに発信を聴くのだけれど、頭脳明晰でドライな印象でした。でも今回出版されたエッセイを読むと、ご自身の弱さも受け入れ、それをそのまま書かれていて、人間らしいやわらかさも持ち合わせた素敵な女性なんだろうなという印象を持ちました。

読んでみての感想ですが、
尾石さんの経験を追体験したような感覚でするすると読めてしまい、
あれ?
わたし今、実は、あんまりからまっていないのかもしれない、と気づきました。

この2年ほど、こころを整え、身体を整え、家を整え、仕事を整えて。。。少しづつ薄皮を剥がすようにだったけれど、気づけば、ずいぶん気持ちに沿って、シンプルに生きられるようになってきたのかもしれない。嬉しいな。

わたしは残念ながら子どもがいないので、からまりようがない、といえばそうなのですが。夫と色々相談しておけば、また、仕事と使うお金のバランスをとっておけば、そして持病との対話ができていれば、ある程度自分のペースで暮らしていける、しあわせな状況にある。感謝です。(むしろなんでずっと絡まっていたんだか。。。)

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色々なお話がある中で好きだったのは、

ちいさなしかし少し値の張る出費をけちって不便を我慢していない?
それに気持ちよくお金を払って小さく確実な幸せを増やしてみようよ、というエピソード。

ふーむ。

例として挙げられていたのは、息子さんの自転車のチェーンのオイルがズボンについてしまうのを防ぐカバー5000円を払うかどうかのお話。

わたしは払わないで我慢しちゃう方。
でも、そういうことに優先してお金を使うってことが意外と日々をじんわり幸せにしてくれるのかもしれない、と思ういいきっかけになりました。

この本のおかげでうまれた
ここ最近の私の小確幸をここにじゃじゃーんと発表いたします!


おおげさに言ってみたものの、「小」確幸なのでたいしたことではないのですが・・・

その1、靴下。

私は靴下を適当に買っていて、あまりこだわりを持ってこなかったし、靴下にお金をかけるって贅沢な気がして全然買えなかったのですが、
冬に向かう中、あるお店でリトアニア製の靴下を買ったことで、かわいいし暖かいしで、テンションが上がるめちゃめちゃ素敵なお買い物だと感じたことをきっかけに、いくつか靴下を買い足しました。今のお気に入りは無印の直角の靴下、全然靴の中でズレなくて気に入っています。可愛い靴下、実用的な靴下など新しい靴下たちが引き出しに出番待ちして並んでるのが嬉しい。

その2、スマホスタンド。

オンラインで英会話に参加する時に、ミュートをonにしたりoffにしたりするのですが、左手でスマホを持ちながら45分のレッスンをするのがどうも不便だなぁと思っていて、頂き物のスマホスタンドを使ってみたところ、角度がいまいちで。

思い切って買ってみたらこれがとても快適。楽しくレッスンを受けられるし、メモも取りやすいしで最高。映画も快適に見れそうです。

最後は、シェアカー。
公園に行くのに車を借りてみる。

日常生活に車は必須ではないため、長年ペーパードライバーだったのですが、昨年一念発起してペーパードライバー講習へ行き、ちょこちょこ車を借りて練習。最近ようやくリラックスして乗れるようになってきました。

ちょっと遠くの大好きな公園、
電車やバスで行けないことはないけれど、ちょっと車を借りて行ってみるのがとっても楽しい。

好きな音楽をかけながら、のんびり運転するのも心地よく、贅沢な気持ちを満喫できます。

贅沢といってもシェアカーなので、10分150円。

すごい便利で気軽で、いい時代になったよなぁ。。。いつもは黒い小さな車を借りるのですが、この前は、少し大きめのレッドの車を借りて一人旅してみました。そんな変化も楽しい。大きめの車にも、もちろん初心者マークをばっちり貼っております。笑。道の駅でたんまり新鮮野菜を買って帰るのが最高の喜びです。

可愛い赤い車と共に一人旅。


少しの便利、少しの快適、一匙の贅沢。
小確幸っていいなぁ。

クリスマスが近いこともあって?なんだか最近自分にごほうびあげすぎていますが、、、
そんな時もあっていいよね。
自分に甘いわたしです。




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