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ときどき日記(680)再就職かなえたい
老母の面倒をみなければならずこの4年間無職が続いていた。地方公務員退職前は2年半の休職を強いられていた。都合6年半仕事をしていない。
老母のデイサービスの送迎の際にはスロープの上げ下ろしがmustだったし、転倒させたり尻もちをつかせたりしたら起こせる者もいなかったので、できる仕事は平日の午前10時から午後4時に限られていた。そんな都合の良い仕事なんていくら探してもなかった。
しかし、来る4月からはスロープの上げ下ろしがmustではなくなり、送り出し前、帰宅後、多少の不在も可能になったので仕事を探していた。
近所にある市役所出先事務所で電話番や雑用のアルバイト(会計年度職員)の募集があった。勤務時間は朝9時から午後4時まで実働6時間、最低賃金に近い日給制だが、ずーっとやりたいと希求していた仕事だ、というか部署だ。有給休暇もある。
ただ、老母の通院や美容院は私が車を出さなければならず有給休暇だけでは不足し、無給休暇に突入するのは確実であるから、その旨を履歴書の他に別紙で申告して申し込んだ。
そういう条件ではほぼ無理だろうと諦めつつ申し込んだところ、書類審査が通った。
本当にうれしかった。現役中から希求していた職場だから尚更だ。ずーっと、ずーっと振られ続けてきても、死んでも魂だけは残るじゃないけど、退職後も希求していた職場だ。「あんたに興味が無いわけじゃない」というメッセージと受け取った。
先日、面接に行ってきた。電話番だけではなく、コピー用紙の補充やお茶くみもありそうだが何でもやるつもりだ。地方公務員最下級管理職のときは毎日吐きそうになりながらも泥水を飲み続けたようなものだったから雑用だろうが何だろうが楽しそうだ。
募集人員は1名だ。メッセージだけで少し満足した自分がいるが、何とか合格したい。