ときどき日記(165)心ならずも家族の関係で宗教に半生を捧げた友人
私らとほぼ同じ時期に宗教からの退会に成功した友人がいる。
彼は私らとは比較にならないほど壮絶だ。
親や兄弟が住み込み専従になっていたので、逆勘当する形で親子の縁を切り退会したのだ。
しかし、すでに親が家と土地を会に捧げてしまっていたので、帰る家も無く、アパートに入るしかなかった。
退会するまで就職にも会が介入してきたので思うとおりの就職ができず、不遇の社会人となり、困窮を極めた。
退会してから10年以上経ち、彼も安定した仕事に就くことができ、なんとか家を買うこともできた