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銃の名手は未来が見える。コツコツと射撃練習9月もやってました in 兵庫県立総合射撃場

今回はシューティング系noterの雲です。

毎週遊び「仕事」で忙しく、10月にアップすることになりました。
来年の猟友会射撃大会で宿命のライバルを倒して上位入賞するため練習してます。
場所は私のホームグランドの「兵庫県立総合射撃場」です。
(射撃場さんに、特別に許可を頂き撮影と掲載をしております)

背後が山で、服装がいつも同じですが射撃場にいます
場所は兵庫県の三木市です
GoogleMap上から見ると広大ですね

猟友会の大会の競技のひとつ「トラップ射撃」の練習です。
下記の写真に、手前に白線で囲んだ四角があります。(四角は5つあります)
撃ったら左隣の四角枠内に移動してまた撃ちます。
足元より10メートルぐらい先からクレーが放出され撃ち落とす競技です。

TVでヒロミさんや加藤浩次さんがやってる競技です。

この四角の中以外で、弾を込めたり、撃ったりしていけません。
射撃競技はルールが厳格です。
銃に弾が残った状態で四角枠から出てはいけないのです。

トラップ射撃のフィールドです。天気も良く射撃日和です
黒ずくめでガラ悪いですが、女性には優しい雲です

私の銃には特別なカメラを取り付けてます。
(1秒間に120枚の写真相当の動画が撮影出来てます。しかも銃の衝撃に耐えるカメラで弾が映ります)

この記事を読んでる方は、銃なんて目標と照準が合って、引き金を引けば必ず当たると思っているでしょ!
甘いです!
そんな簡単であればオリンピック競技になりません!
動く物体に当てるのは超難しいです。
オリンピック選手は、人生かけて日々練習しているのです。
私が下手なのではなく、競技が難しすぎるのです!

下記の写真の中央の十文字は、銃の照準と一致させてます。
引き金(猟師用語では用心金、射撃マン用語でトリガー)を引くために神経が指先に伝わって、引き金を引いて弾が出て、着弾までコンマ何秒か掛かります。
照準はコンマ何秒かの先にクレーが到達する想定箇所を狙うのです。
鹿など高速移動する動物も移動先を想定して撃つのです。

分かりやすくガンダムで例えると、アムロがララァの小さくて見えないサイコ兵器ビットをビームライフルで狙撃出来たのは、コンマ何秒か先の世界が見えたということです。

スラムダンクに例えても同じです。
リバウンド王花道がボールを奪い取れるのは、目に見えているボールをとるのではなく、コンマ何秒か先の世界のボールの位置を予想して奪い取るのです。

私がコンマ何秒か先のクレー到達予想ポイントで引き金を引きます
煙に包まれた中央の黒い塊が散弾です。バラけます
120分の1秒後にクレーが割れます

ルールとして、1枚のクレーに対して、2発まで撃てます。
1発目を「1の矢:いちのや」と言います
2発目を「2の矢:にのや」と言います
銃は、弓矢に変わる武器として戦国時代に輸入・製造されました。
矢の代わりに銃を扱うので「矢」という言葉が名残で使われます。
猟師用語でも、獲物に対して撃つことを「矢を掛ける」と言います。

今回の発砲したポイントを射撃場の写真にマッピングしてみました

ハズレは✕マーク、命中は〇
(ハズレが多いのをツッコまないように)
足元の低い位置から出たクレーがあれほど高く上がるまで撃てないのは、私が狙いを定めるのが遅いからです。

クレーが近い間に撃つほうがよいのです。
クレーが遠いと散弾が威力を失い地上に向かって放物線軌道になります。
重力を計算に入れて撃つのは至難の業です。
(ライフルなどの遠距離射撃は重力を計算に入れて撃つのです)
二の矢を考えて早く撃つ必要があるのです。

またクレーの飛ぶ方向によって、照準を定める位置は変えないといけません。
右方向に飛ぶなら、クレーより先の右上を狙います・
真っすぐに飛ぶなら、クレーより先の上を狙います。
クレーも初速は早く、遠くになると飛ぶスピードは落ちます。
クレーの距離によっては、どのぐらい先を狙うのかが変わるのです。

下記の写真の矢印は、クレーの飛ぶ方向です。
自分の立っている位置からみて、正面、左前、右前かでコンマ何秒かの先のクレー到達位置が変わります。

命中したシートの発砲直前の照準とクレーの位置です

下記の写真は、全て正面にクレーを飛ばして練習したときの写真です。
クレーの上を撃つのはよいのですが、上過ぎるのですね
ほぼ同じ位置でも外れたり、当たったりしているのは、ギリギリ当たっていたということですね。
下記の写真は命中したときの写真は〇、ハズレは✕です

下記の写真を見ると照準に遠くても命中してますのもあれば、近くでも外れているのもあります。
これがコンマ何秒かの世界を予測して撃てるかで差がでます。
オリンピック選手は、それが常人離れしています。

クレー射撃は、まだまだ初心者の私ではこの十文字にクレーを捉えるのは困難です。
胴体視力と、正確な銃の照準コントロールが必須なのです。
そのため、フォームが大事と国体選手の師匠にしつこつ言われるのです。

これは全て真正面にクレーが飛んでるときに、私の照準がどこだったか

下記の表はスコアです。
25枚のクレーに対して、一の矢と二の矢が命中したか表にしました
R1は真正面だけ飛ばしてもらって撃ってみました
R2は通常のランダムでやりました

一の矢は真正面でも、ランダムでもあまり差はありません。
やはり2ラウンド目は慣れて、二の矢が命中してますね。
8月の練習では10枚だったので、今回は14枚当たるようになりました。
それなりに成長しました。
ただ、がむしゃらに努力するだけではなく、考えて努力することも必要と思いました。

R1は真正面のみのスコア
ランダムに飛ばしたスコアです
私は2番目なので14枚ですね

さて、10月はシューティング倶楽部の練習納めの大会があるので頑張ってみます。

というわけで、9月のクレー射撃のクレー射撃の状況と、動く標的を撃つというのは未来を見るというお話が出来たといことで締めさせて頂きます。

これは、今回記事の動画版です。
マニアックな動画とは思いますが、関係者以外立ち入れ禁止の射撃場での16分の動画になります。普通に生活してたら見ることのない内容です。
射撃場さんの配慮で撮影させて頂いてます。
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こちらはショート動画で一分間の動画です。



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