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人の縁というものを信じますか? 射撃目的で偶然が重なって友達になる

今回はスナイパーの雲です。

虫の知らせ、超能力、予知夢、迷信、神様とか、目に見えないものは信じない性格ですが、経験から「人の縁」というのは最近信じるようになりました。

女性の視線があるにもかかわらず、今回のスコアボロボロでした

今回、射撃の練習で「縁の力」を強く実感しました。
過去の出会いが重なり合い、感謝の気持ちを新たにする機会となりました。
射撃師匠、射撃ガール、射撃場職員さんと私で一堂に会することになりました。
それぞれとのエピソードを振り返りながら、こんな偶然あるの?という射撃が繋いだ縁の素晴らしさをお伝えします。

師匠との出会い

私が師匠と出会ったのは、もう7年ぐらい前になります。銃所持の実技試験会場でした。
神戸市須磨区の山奥のクレー射撃場です。

そこで実技試験を受けていました。射撃場で午前中に実技の講習を受けて、午後から実技試験です。

私は建物の中で、選手が練習しているのを見てました。
春先でも、山の上のほうなので寒くてストーブで暖をとっていました。
試験を受けるのは2名。
私と兵庫県北部の小柄の女性です。
会話もなく、黙々と教本を読んでいました。

試験官は、銃砲店の若旦那です。
(銃の教員資格を持っていて、警察からの委託されて試験官もやっているのです)
私が注文した銃を売るためには私が合格する必要があります。
親切で丁寧で午前中の実弾を使った熱血講習を受けました。
若旦那の生活も掛かっているので、私も落ちるわけにはいきません。

生まれて初めてショットガンを撃つと反動で胸にアザが出来ました。
午前の教習射撃で鎖骨に銃の根本(銃床)が、強くぶつかって午後の試験は痛みに耐えながら撃つのが一番の不安です。
一緒に受講した小柄の女性は激痛と言ってました。

前にハワイで拳銃を撃ったことはありますが、観光地の銃は自由もなくおもちゃみたいな大きさです。
実技試験までの難関をやっとクリアして、ここまで来て落ちたらショックなので多少は緊張してました。
受験料もそこそこ高いです!

すると、後の師匠となるダンディーなおっちゃんが、気さくに声をかけてくれました。
私は師匠の顔を見ても誰かわかりませんでしたが、師匠は私のことを知っていました。
本業で私が目立っていたのか、共通の知り合いが銃を持つため悪戦苦闘している私の話をしてたのか、顔と名前を知ってたのです。

ちょっとしたアドバイスを頂いて実技試験は無事合格。
ちゃんと規定枚数のクレーを撃ち落としました。

まあ、誰でも実技試験は合格するみたいです!
その日を境に大きな縁が生まれました。

師匠は姿勢よく歩く姿がカッコイイのです

本業でたまに顔を合わせることがあって、面白おかしく会話します。
まさか、兵庫県トップレベルの選手というのは後に知りました。
技術面だけでなく、精神面でも多くのことを学ばせていただいています。
射撃場ではカッコイイですね。
師匠の銃は私と同じ国産の芸術品MS2000です。
銃の先に白テープを巻いてます。私もマネして白テープを巻いてます。

射撃場の職員さんとの繋がり

クレーの発射コントロールをする方をプーラーと言います。
今回のクレーを操作してくださったプーラーの方(職員さん)もまた、縁が繋がっていました。
佃さんというのです。

記事にもしましたが、昨年(2024)の7月に猟友会クレー射撃大会に出場しました。

当時オープンして間もない兵庫県立総合射撃場の職員さんが気さくに会話してました。
看板に「無断撮影禁止」と書いてあるので、許可を得ればいいのですかと聞いたのが初めての会話です。
そのときに、この日は職員さんが撮影してくれると。
それで記事と動画にすることが出来ました。

その後、オープンしたばっかりの射撃場では前例がないYouTube動画の撮影・配信の許可をいただくために、射撃場長と掛け合うなど頂き大変お世話になりました。

真ん中の男性がイケメンの佃さんです。年末にテレビに出てました。

何度か行くとスキート射撃の先生をやっているというので2024年11月に受講することにしました。
(佃さんも教員資格を持つ指導者でもあるのです)
海外で学んだ指導方針を取り入れた内容で実践的でした。
そこで、元近畿大会優勝者と知りました。

当時は親切にアドバイスをいただきましたが、まさか近畿トップレベルのスキート射撃選手だったとは思いもしませんでした。
この方が今回、プーラーとして場を支えてくださったおかげで、練習がより充実したものとなりました。
(私たちはジャパンルールで、同時に初心者NATSUさんだけ猟友会ルールでやってくれました)

師匠に佃さんの名前を出すとやはり繋がってました。
師匠曰く、「私より格上の選手」。
数年前のヨーロッパ研修は私でなく格上の佃さんが行った。
マジですか、めちゃ明るくて面白い人だのに世界レベルか!
今回の動画でも二人のよい関係がわかります。
もし、佃さんが現役復帰したら敵同士になりますが!

3年前に出会っていた射撃ガール

もう一人、今回から一緒に練習している射撃ガールNATSUさんは、偶然にもほどがあるという縁です。
前述のスキート射撃の教育を受講したときに出会いました。
シューティング用のサングラスをしてたので怖いイメージでしたが、外すとニコニコ笑顔が素敵な方でした。
このNATSUさんは、射撃教育のときに目が何回か合ったので、「前にどこかで会ったことある?」と声を掛けました。
注)
ナンパではない!
人生でナンパは一度もしたことないです。
私は女性と会話するのが苦手で緊張します、内向的な性格です!

やはり、NATSUさんは、私を何度か見たことあると。

会話すると、前述した猟友会クレー大会で私を見たと。
(大人数の大会で私は目立っていたのですね。恥ずかしいです。まあ猟友会生活も7年目に入るので知り合いも多く、私は底辺の選手ですがやたらと態度がデカかった気がします)

さらに会話すると、私の記憶で去年(2024年)の夏に私が兵庫県ハンター育成事業のお手伝いをしたときに会ってたことが判明。
NATSUさんは狩猟免許試験を受けに来てたのです。
狩猟免許試験会場の会議室で私は銃シミュレーターの操作を担当していました。(猟友会でITに強い人は少ないで呼ばれます)
そのときの仲間のインストラクター女性に話掛けていたのがNATSUさん。

NATSUさんは遡ること3年前。狩猟見学会にも来て初めて出会ってました。
雑誌の取材を受けたときに、狩猟見学会で私が猪を討ち取ったときの見学者だったのです。

当時はNATSUさんは、まだ銃を所持しておらず、一般見学者として参加されていましたが、昨年、銃所持して、狩猟免許を取得してたのですね。

そして、銃デビューが佃さんの射撃教室だったのです。
射撃に取り組む姿勢には目を見張るものがありました。
本気モードです。

将来は銃猟をしたいそうですが、当分はクレー射撃のみらしいです。

嬉しいことに、私がやっているYoutube動画にも出てくれると!

それであれば話は早い。
射撃を始めたばかりで戸惑っているらしいので、私の師匠に安全面とかマナーなどサポートしてもらえるように紹介するので日程あわせたのです。
佃さんは業務的にプーラーのシフトか微妙でしたが、当日射撃場が空いてたので対応して頂けました。

クレーに対する反応速度が速い。師匠からマジで抜かれないようにしろと言われました

国体だの近畿大会や兵庫県のトップレベルの人が二人と繋がっているとビックリされて、私のことを「何者か?」と言われました。偶然なのです。
たまたま大物だったということです。

まあ、このNATSUさんが、兵庫県猟友会長(県の猟友会で一番エライ人)の罠猟で弟子のようです。
アンタこそ何者だ!
ひょっとして、今年の夏の大会で敵として戦うことになる?

普通に生活してたら合わないメンバーです
左から師匠、雲、NATSUさんです
右から左へ飛ぶクレーを撃ち落としたポイント。私が一番遅い。

おわりに

今回の練習を通じて、「縁」が持つ力の大きさを改めて感じました。

この世には、偶然などはなく、全て必然しかないと聞いたことがあります。(出展はUCガンダム)
今回は、去年クレー射撃に特化した銃を所持したことで、今日の縁が繋がったのですね。

そう考えると、去年始めた、「登山」「クレー射撃」「絵を描く」は継続することで、今後の人生を良い方向に向いたのかもしれません。

何回かnoteで発言してますが、私は人間関係に恵まれています。
周りには素晴らしい人ばかりです。
どうやら煩悩まみれでも、得難い友達はできるらしい。
ということで今回のお話をしめさせて頂きます

この記事の動画版です。まあ、マニアックな動画ですが26分の動画です。
私の師匠はめちゃめちゃカッコいいですよ!

こちらは1分のショート動画です。
このショート動画は、至近距離でのクレーのスピードが見れます。


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