【アニメレビュー】推しの子第2期 第一話~第四話感想:登場人物の思惑が交差する完璧な始まり!
初めましての方は初めまして。そうでない方はいつもお世話になっております。朝霧くもりです。
さて、2024年夏アニメもついに始まりましたね。
今回は第1期が覇権を取った「推しの子第2期」の第一話~第四話をレビューしていきたいと思います。
それでは行ってみましょー!
あらすじ
アイ殺害の復讐を誓うアクアは、アイが「劇団ララライ」を前後に人が変わったことを知る。アイの手がかりを求め、劇団ララライの演者と共に『東京ブレイド』の舞台に出ることになる。
『東京ブレイド』の原作者・演出家・総合プロデューサーの思惑がぶつかる中、アクア・有馬かな・黒川あかねは舞台を成功させるべく練習を重ねるのだった…………。
良かった点
それぞれの人物の悩みが良く描けている
正直「推しの子」全体を通して素晴らしい点が「人間関係」「その人の生き様」だと思います。
あくまでも主人公は『ルビー』『アクア』であるという点はありますが、だからと言って他のキャラクターの生き様や感情描写に手を抜きません。
今回で言えば、舞台脚本家のGOA、原作者のアビ子先生、総監督の雷田さんといった演者(アクア側)とは真逆の責任者の苦労をしっかりと描いていました。
GOAさんは原作者と舞台演出の狭間で苦悩し、原作者からさんざん言われても舞台が好きだという考えは貫き通す。
アビ子先生は他の人との関係性が掴めなくて苦労しており、師匠にすら暴言を吐いてしまうほどの人格破綻者だが、舞台を通じて歩み寄ることの大切さを知る。
雷田さんは全てを取り仕切る役回りの苦労人で、何に変えても舞台を成功させる意気込みで時にはゴマをすり、時には腹を割って話す。
結局は役者全投げで解決した所はありますが、これらの人物の思惑や感情が交差している点で「人生」を表現しているのかなと思いました。
リアリティーもあり、時には真に迫ったような描写で視聴者の感情を揺さぶってきます。とはいえ、最終的には解決するのでずっともやもやした気持ちを抱える事もありません。
この辺りの脚本が「推しの子」は非常に上手いですね。
しかも、これからアクアの演技力とその背後にある問題を中盤で描き、その先は演技対決という流れも非常に分かりやすい上に全く切れ間がありません。
第1期は1話で衝撃の展開を迎えたアニメと言った点で話題になりましたが、第2期では人間関係を描く「推しの子」の真の良さが発揮されると思います。
他の良かった点
第1期から引き続きアニメ自体の作画・演出・音楽・ストーリーが全て高水準です。
爆発的な面白さのある部分も話全体を通していくつもありますが、このアニメは常に100点を出し続ける優等生アニメと言えます。
良くなかった点
無い。
総評
総評はD(切る)、C(保留)、B(視聴継続)、A(面白い)、S(覇権)のうちSランクとします。
文句無しに面白いです。
正直第1期で評価がかなり固まっている部分があるので、第2期ならではの面白さを今回は取り上げました。
今期は面白いアニメがたくさんありますが、やはり人気という点では一番かなと思います。
〆の挨拶
ここまでお読みいただきありがとうございました!
東京ブレイド編は原作の中でも特に好きなパートなので、今後のアニメの天界も楽しみですね!
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また次回の記事でお会いしましょう!
サラダバー!