見出し画像

独立・起業した女性たちに、実際のところを聞いてみた。


女性向け起業セミナー受けてきたシリーズ第2弾。

前回は、起業の基本を教わりました。

今回は、実際に起業した方からお話を聞く機会となりました。



当日。前回よりはオドオドせずに会場の建物へ。場の雰囲気が分かっていると、安心感がちがいますね。

受付前に、また下の子を別室で預けるも、今回は扉を出たあとに泣き声が…。昼寝前であまりご機嫌がよくなかったせいかな。後ろ髪をひかれつつ、会場へ向かいます。


今回はどこの座席に座ろうか…とドキドキしながら会場に入りました。ところが、前回とイスの配置が異なり、スクリーンに向かってイスが並ぶ講義型の配置になっていました。

ちょっと拍子抜け。わたしのドキドキを返してほしい!(勝手にドキドキしていてなにを言うか)

適当な位置に座り、しばらくするとセミナーが始まりました。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

キャリアコンサルタントの方が司会・進行役。ちなみに、この方も独立開業して仕事をしている女性。

まずは近くの席の方々と自己紹介しあう。前回の反省をいかし、自己紹介の内容を考えてはきたものの、相変わらずあわあわしながら話してしまった。(次回は落ち着いて話せるようにしようと思う。)


今回話をしてくれたのはそれぞれ、イラストレーター、セラピスト、女性支援の会社を設立した、お三方。

みなさん、結婚してお子さんのいる女性。年代はおそらく30〜40代かなという印象。


イラストレーターとセラピストの方は個人事業主での活動。
起業までの経緯などを、司会の方との質問形式で話してくれた。

夫の転勤で仕事を転々としたけど、もう就活したくないから自分で仕事を始めたとか、苦手な仕事を頑張りすぎて壊れちゃったからフリーになったとか。

その気持ち分かるわーと共感できる部分もあったり。


そのなかで、おふたりに共通していた話が、広く知ってもらうことが大変だったということ。いわゆる、宣伝広告。

セラピストの方は、興味がありそうな人がいそうなところにお店のリーフレットを置かせてもらったり、ラジオで宣伝したり。

イラストレーターの方は、イベントに出店して出版社などの企業の方と出会ったり、仕事を受け付けていることをHPやSNSで分かるようにしたり。

自分の事業をいかに認知してもらうか。事業内容はもちろん、こちらもなかなか戦略的にやる必要がありそうだと思った。


続いて、女性支援の会社を設立した方は、会社設立の際にどこぞでプレゼンした内容をもとに話してくれた。

この方は、助産師さんでもあり、自身の双子育児の経験から、産前産後はもちろん、広く女性の心のケアをしたいとの熱い思いから事業を起こす。

「なるほどな」と思ったのは、株式会社にした理由。「もし自分がいなくなったとしても、このサービスが提供され続けられるように」ということで株式会社化することを選んだそう。

株式会社にするのは信用を得るためとか、法人じゃないと仕事を受けられないから会社にしたという話はどこかで聞いていたけれど、こういう考え方があるのかと、個人的には目からうろこだった。


話が終わると、3つのグループに分けて、質問タイム。起業された方がひとりずつグループの中に入り、結構突っ込んだ質問なんかに答えてくれた。共有できそうな内容をまとめると、こんな感じ。

・創業前でないと使えない支援などもあるから、そういうのをうまく活用しながら進める

・会社の設立の際に税理士さんに相談したけど、彼らの知らない補助金とかもあるから、自分で調べることが大事


せっかくなので、女性支援の会社を設立した人には個人的に気になっていたことを聞いてみた。

福祉の分野で、困っている人に広くサービスを提供したいと考えても、相手にお金の支払い能力がたくさんあるとも限らない。一方、企業の存続には収益を上げる必要がある。サービスの価格設定について、考え方を教えてほしい。

質問するときも、このくらいスッキリまとめて聞けたらよかったな…

こんな感じの内容。

わたしがやりたいと思っていることは教育分野に近いと思っているのだが、福祉も教育も、必要な人に届けるときにお金が壁になるようなことがあってほしくないけど、活動を続けていくにはお金をいただかなきゃいけないジレンマがあるよなぁと思っていたので、聞いてみたかった。

産後ケア事業は今、料金の一部を国や市町村が補助をしてくれるから、利用者は低価格で利用できるし、事業者としては安定した収入の柱にもなる。(もちろん女性には重要なサポートでもある。)収益の軸をそこにおいて、ほかにやりたいサービスをワンコインで提供するなどして、手軽に利用できるようにと考えている。

まとまっていない質問の意をくみ、分かりやすく回答してくれた。

質問してよかったなと思った。(つまらん感想ですいません。)

個人的にはかなり参考になる考え方だったので、いま自分のなかで醸している途中。

いろんなサービスを提供する中で総合的に収益があがればよく、サービスすべてが同じ利益率である必要もない。

当たり前のことをいまさら言ってますが、実感できたのでここに書いておく。(メモメモ)



おわりに、起業した方々から今日の感想などのコメントをいただく。

「ご縁があってお仕事をいただいている」という話が彼女たちの口からちらほら出る。会社や組織の仕事でそうは思わないから、やはり自分で仕事を請け負うからこその考え方なんだろうなと感じた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


最後には、また感想を書いて終了。

別室に行くと、おばちゃんに抱っこされながら鼻をスンスンしている息子が迎えてくれました。ごめんよー。



セミナー2回目の感想とまとめ

・起業されている方でも「たくさんの人の前で話すのは苦手で…」という方もいた。みんながみんな、話し上手とか、いつも自信満々ですという雰囲気を持つ人ばかりとかではなかったので、なんか安心した。

・個人で仕事をしていくには「ご縁」や「つながり」が重要で、それをつくる努力も欠かせないようだ。知ってもらわないことには、始まらない。

・自分がサービスを提供する目的や思いによって、適切な事業のありかたが見えてきそう。そのへんをもっと深く考えていく必要がある。

・「起業したあとも、いろいろと試行錯誤しながらやっている」との話があり、全て完璧にしてから始める必要もないし、どんどん変化していくものなんだなと思った。


次回がラスト。「10年後、自分がなっていたい姿」を書いてくるようにと、宿題が出ました。ただいま苦戦中…

目指すところが分かっていないと、進めないですもんね。がんばって想像と妄想に励んでおります笑


それでは、よい1日を。

ごきげんよう


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集