LAMY swift
こんにちは黒猫です。
今回はラミースイフトについて綴ります。
どこをとっても“ドイツの精密な工業製品”を感じられるようデザインされたローラーボールペンです。
直線的なデザインなのでシルエットだけ見るとシンプルなペンに感じますが、実際に手にすると随所に細かなこだわりが詰め込まれていてラミーらしさを感じました。
金属ボディに穴が開けられています。グリップ力は無いものの、軸のコーティングがヌメっとした質感になっているので滑りやすさは感じませんでした。
スイフトをデザインしたのは、ウルフギャング・ファビアンというデザイナーです。彼はサファリやロゴ、スピリットなど他のラミー製品のデザインも手掛けています。パンチンググリップは今はなきスピリットにも採用されているのでスイフトとの面白い共通点だと感じました。
通常時(ペン先が出ていない時)には飛び出ており可動式になっているクリップですが、使用時にはボディ内に収納されます。筆記中にクリップが手にあたる心配がいらないので、実用性と遊び心を兼ねた個性的な機構だと思います。
また、ノックボタンは中心からは外れた位置に付いています。ノック感はやや固めでしっかりと押し込まなければノックされないうえに、他のボールペンと比べてカチッと感もないので慣れないうちは不便に感じました。
純正インクはLM66のBが搭載されています。
ドライフリーのローラーボール芯で、筆記の際に適度な速乾性を発揮します。濃く鮮やかな発色でしたが、ボール径がBということもあり線が太く滑らか過ぎるのが逆に使いづらく感じました。日本語を書くには太すぎたのであくまで欧州向けのインクといった印象です。
LM66も決して悪いインクではないのですが、改善策としてパイロットのジュースアップのインクと互換して使うことができます。文房具好きの間ではむしろジュースアップを入れて使っている人の方が多いかもしれないです。無改造でも入りますが、自分はガタツキが気になったのでリフィルの中心とペン先に小さく切ったセロテープを1周ずつ巻きました。
ペン本体の重量がやや重ためなので、ずっしりとした金属感のある書き心地でした。
まとめ
ラミーらしいデザイン美と実用性を兼ね揃えたローラーボールでした。定価は10,000円くらいしますがラミー製品の中では値段とクオリティのバランスがとれていると感じたので、買って後悔はしないと思います。
自分が購入したホワイトは、ホワイトボードのような光沢感のある白色で筆箱に入れるだけで存在感を放ってくれました。現在では手に入りにくいですが、もし機会があれば手にとってみてほしいおすすめのカラーです。
最後まで読んでいただきありがとうございました
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