日本での豪雨水害事例(その2)
前回に続いて、3つめの事例をご紹介いたします。
事例3:2021年7月西日本豪雨
2021年7月の西日本を中心とした豪雨により、広島、愛媛、香川、岡山、福岡、佐賀、長崎などの地域で甚大な被害が発生しました。福岡県では道路が冠水し車両が立ち往生するなどの被害が発生し約1,000台の車両が水没したといわれています。被害面積は広範囲にわたり広島県と岡山県を中心に約1万ヘクタール以上が水没、多数の住宅・建物が被害を受けました。また土砂崩れや河川の氾濫による多くの道路や鉄道の寸断、学校や病院などの公共施設にも大きな影響がありました。特に愛媛県の上島町では、土石流により80人以上が行方不明となり、多数の住宅が流失しています。この豪雨水害による避難者数は最大約27,000人あったといわれています。
(まとめ)
このような自然災害に対して、私たちができることは、防災対策を事前に徹底しておくこと、安全なうちに確実に避難をしておくことです。それに加え「くるまを水害から守る」プロジェクトでは水害被害からの復旧にどうすれば備えておくことができるかを知ってもらい、意見交換できるきっかけをつくり、被害を最小限に抑えるための商品開発を行っています。さらに将来的には地域単位でくるまを水害から守るためのコミュニティづくりや訓練などの呼びかけなど問題解決に向けた活動も行っていきたいと考えています。
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