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「もしこの話が本当なら」←?

少々煽ったタイトルで始めてしまいました。ごめんなさい。

ツイッターでもyoutubeでも何でも、「こういう、信じられない驚くことがあった」と述べている人のコメントに「もしその話が本当なら」的なコメントを見かけることがある。
今日その類のコメントを見かけた時に、私の心の中の荒くれ者が「なんだその言い方は!!!」と怒り始めてびっくりした。
今まで特に気にしていなかった言葉を突然脳がはっきりと認識した感じ。

自分で想像できないことが人の身に起こったから、という理由で人を疑って「もし」って言うなよ!と思った。あなたにとっては信じられないかもしれないけど、真実なんだから。
確かに、ネットに載っている「今日こんなことがあった」が必ずしも本当であるとは限らない。けどこの言い方は完全に疑いが入っているので、コメントをするという一コミュニケーションとしての言葉としては適切でないように思う。
この「もし…本当なら」には「正直言うとさぁ〜」の後に好き勝手言うことと同じような嫌さを感じる。
この構文の使い方的に、
「もしこの話が真実なら、私この主さん大好きです!」みたいなポジティブな使い方はなさそうだ。
大抵「こうした方がいいです」とか「○○ってことだろww」みたいな煽りコメントが付くように思う。
「もし…本当なら」と書く人は、本当でない場合を考えて自分の発言に保険をかけているのか、信じている自分を他者から馬鹿にされたくないのか、理由はなんなんだろう。先に書いたように、ネットに本当のことなんて書いてない、と仮定した上で「この世の真実に気づいてる俺(私)って…カッケー。信じてる奴ダッセー」ってことなんだろうか。

この「もし…本当なら」構文が持つ、鋭利さには気をつける必要がある。
例えば、「私は同窓会に呼ばれなかった。」というツイートがあったとする。そのツイートに「それが真実なら、可哀想ですね」とリプしたら、
「可哀想ですね」よりもダメージがデカいだろう。ということ。
そのリプをした人にとって、同窓会に呼ばれないことは「本当ではない」、という判断を、「呼ばれなかった」と落ち込んでいる人に投げることになる。
 火炎瓶じゃんそんなの。やめて・・・。



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