大人になるということ【気づきの記録】
24歳。たまに、ふと「これが大人になるということなのかな」と感じることがある。本当に一瞬。
すぐ慣れてしまうのだろうけど、それが少し惜しいような、永久保存して「なるべく忘れないようにしたい。」
違う。
別に忘れてもいいけど、このグラデーションの最中を”たしかに存在した”と思いたい。
そこで、その小さな気づきについてnoteに書いてみることにした。
本を借りるのではなく、買うようになった。
3年ほど前は、よく本を借りていた。学生の頃は、大学の図書館で。社会人一年目くらいまでも、地域の図書館で。
なんなら、学生の頃、「本は買っちゃう。手元に置いときたいんだよね」という友達の話に「わっからない!」と思っていた。(彼女にここまで強くは反論していないが)「タダで読めるのになぜ買う?!」と思っていた(本気で)
そんな、圧倒的に ケチ コスパ重視な私が、ここ2.3週間で本を7冊も購入した。
なぜだろう?と自分でも不思議だったので、理由を考えてみた。
ここにその考案を列挙する。
1.いつ読んでもいい安心感がある
社会人以降、本を借りても貸出期間中に読めきれないことが多々あった。買ってしまえば、いつ読んでもいいという安心感ができ、それが結構心地よかった。
2.読みたい衝動からすぐ読める
社会人以降、職場と自宅までの間に図書館はなく、休日にわざわざ出向いていた。だから「読みたい!」という衝動と、実際に借りて読めるまでにタイムラグがあった。一方、本屋は毎日22時まで営業しているところが、少し寄り道すればあったので、読みたい欲があるうちに本を手に入れ読むことができた。
3.何度でも読み返せる
一度手に入れてしまえば、お気に入りの文章、言葉たちを、いつ何度でも読み返せることが嬉しかった。夜な夜な開いた本に書かれた言葉たちにそっと元気づけられることもあった。
4.所有欲が出てきた
「情報を得る」だとか「物語を読む」ことで満足せず、その本を「自分のものにしたい」欲が出てきた。手に入れることで、「自分の一部にする」そんな意識が芽生えたように思う。
5.仕事終わりの本屋が癒される
前までは、仕事終わりにお店に立ち寄るなど、到底考えられなかった。しかし一度行ってみると、静かで落ち着いた本屋は、疲れが増すどころか、心癒されることを知った。
色々列挙してみたが、まとめると結局、社会人になり、時間はなくなり、お金は増え、(ストレスも増え)たことによる変化だった。至極まっとうで、特別な気づきも感動もなかった。
でも、noteに書かなければ、そのうち認識しなくなる一瞬の気づきを因数分解できた気がして少しスッキリした。
ということで、また、ふと「これが大人になるということなのかな」と感じることがあったらここに書こうと思う。