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ドラマ「東京タワー」2話感想

し、詩史さんが、人間になってた……!(人間です)
幻想の世界の住人が、人間界に下りてきた。

1話では、幻想的で、御伽噺のお姫様のように、実際にはこんな人はいない、手は届かない、という透の目線で描かれていた(演じられていた、存在していた)詩史さん。
幻想的ではなくなって、芝居がかったような話し方も自然な話し方になっていた。
うわーん板谷由夏!!!好き!!!数年前からずっと好き!!!(ファースト・クラス編集長の大ファン)

透くんが耐え難く恋をしているようには、詩史さんは恋をしていないのかな、と昔は思っていたのだけれども、詩史さんにとっても透は恋なのだな。
空気が好きな男の子だな、と、遠目に見ていなくてはいけないな、と思っていた男の子が、ぐいと手を引っ張ってこれは恋だよ、と思い知らせてくる感じだろうか。わからないけど。

詩史さんはいつだって魅力的で、やっぱりその雰囲気に透は惹かれてしまうのだな、と写真展で詩史さんの写真を見る透を見て思った。

でも、あの写真が写真展を開いた人にとっても出世作であって。誰から見ても詩史さんの纏う雰囲気、空気は魅力的なのだと言っている気がした。

16時を心待ちにする透が見るのがスマートフォン、というのも新鮮で楽しかった。
詩史さんも16時を気にしているんだよね。

あと、透母(YOUちゃん、とても好き)に関係が早速ばれているのもいいのですね。透母は令和版ではどんな動きを見せるのかな。
パーティとかに透を連れ出す感じがとても好き。断られないってわかってて誘う。

耕二は本当に透が好きだねえ、と思う。女の子も好きだけれども。女の子というか、なんというか、刺激的なことが好き。
透のことを知りたくて、でもやっぱりわかんないし、真似してみるんだけど、それはもう透の行為ではなくて耕二の行為でしかない。それに、耕二は透とは違う思考をしているのだから、行為の先も結果は違う。
透が耕二に「俺とお前は違う」みたいなことを言っていたけど、まあそりゃそうで、誰だって違うんだけども、透と耕二は違う。

透くんが「簡単には浮上できない」と言っていたのが印象的で、3話が楽しみです。

あときみこさんがどこから情熱的になるんだろう……ならないのかな……というのも気になっている。スイッチの入ったきみこさんは強い。とても強い。(ミカサ)

透が遠藤周作『沈黙』を読んでいたことにも絶対に意味があると思うのだけど、いかんせん私が『沈黙』を読んでいないから、『東京タワー』の物語とどう呼応しているかがわからないのです。読んでおけばよかった……遠藤周作にはまるんだった……2作読んでピンと来てないんだからはまらないだろうけどはまるんだった……しかし今から読むのは面倒なので、あらすじ等見てほほん……?としておきます。