歳を重ねると変わるもの
私は最近
手放そうと思ったことがあります。
それは「今までのやり方」です。
「自分の体力を無視して
やりたいと思うことを全てやり切る」
これが私の定番のやり方です。
蠍座らしさが出ていて
一見するとそれでいいように思えるのですが、
でも、このやり方を
「手放す時が来た」と感じました。
歳を重ね、
自分の状態も変わっていく中で、
「いつまでも同じやり方でできるわけない」と
急に思ったのです。
なぜ
そう考えるようになったのかというと、
「体力的に限界を感じてきた」ということの他に、
物事を見る目線が変わったからだと思います。
47歳である私は、
占星術的な考え方をすると
今は、人生の「木星期」に当たります。
諸説ありますが、木星期は
45歳から57歳までをいいます。
「木星期」の前は「火星期」なのですが、
私がこれまでしてきた
「自分のやりたいことを
どんどん遠慮なくやる」というのは、
「火星期」っぽいやり方でもあるんです。
だから、このタイミングで
それを変えていこうと思ったのは、
自然の流れなのかもしれません。
今までの私は、
目の前にあるものの結果を
すぐに出したいと思っていました。
それもあり、体調を気にせず
とにかくがむしゃらにやるということを
徹底していました。
でも今は、
出た結果の状態が
続かなければ意味がないと
思うようになりました。
その一瞬だけ良くても、
意味がないということです。
人生は、ひとつづきなので
一瞬の出来事や結果、
一瞬の幸せだけでは決まりません。
それなら、
一歩一歩は小さくなってしまっても、
歩みを止めないこと、
少しずつでも
自分の進みたい方向に進んでいくことの方が
大事なのではないかと考えるようになりました。
その方が、人生として
得るものが大きいのかもしれないと
思うようになってきたのです。
そんなことは
もうとっくの昔から言われていることですが、
今まで全力で頑張ってきた自分の体感として、
そう感じるのです。
人生を長い目で捉えて、
「いい人生だった」と
言えるようにしていきたいのです。
カッカと燃える火星ではなく、
大きな木星のように、
ゆったりとした寛大な心を育てることが
これからは必要であると感じています。