【2928 RIZAP】好業績必須、利回り収益率45%の事業展開投資を行っている日本の上場企業を紹介
RIZAP【証券コード:2928】
ヘルスケア&スポーツ、ファッション&ライフスタイルの2分野を中心とした総合エンターテインメント企業
主力事業であるボディメイク事業では長年の実績とノウハウを基に、今後は会員管理を中心としたサブスクリプションモデルへの移行を図っています。
一方、2022年から本格展開した新規事業の「コンビニジム」chocoZAPは、従来のフィットネスクラブにない提案価値とアクセシビリティの高さから好評を得ており、急速な事業規模拡大が期待できるセグメントだと分析しています。
チョコザップ事業の収益状況について説明
資料によると、ChocoZAP事業は会員数と出店数ともに当初の計画を上回る勢いで伸長しており、具体的には、昨年11月時点で会員数が10万人を突破し、フィットネス事業初のこの水準に達成したとのことです。
また出店数も順調に増えており、新規出店による初期投資費用は見込み通りの収益を上げている
収支モデルを実現する!集客の秘密
開始から約1年5カ月となる2023年11月14日時点
店舗数は40都道府県で1,160店舗を展開し、会員数は101万人となっている
決算説明資料について、できる限りわかりやすく説明
RIZAPグループの第2四半期の業績は次のとおりです。売上高は前期比で増収しましたが、営業利益は大幅な赤字となっています。これは主力事業のchocoZAP事業の投資拡大に伴うコスト増に起因すると考えられます。
chocoZAP事業では、会員数と出店店舗数は増加傾向にあります。特に会員数は100万人を突破しました。
しかしながら、新規出店や集客投資などにより、第2四半期も営業損失となっています。
一方で、投資の効果も出てきており、退会率は前年同期比38%近く低下し、1店舗当たりのコストも約30%下がっています。
以上のことから、chocoZAP事業は投資を進めつつも、その効果も出てきている時期であると考えられます。今後の黒字化に向けた基盤作りが進んでいると捉えれる。
会員数が150万人を超える時点プラス転換
chocoZAP事業においては、新規出店に伴う投資コスト、クラブ運営コスト、集客コストなど、さまざまな変数が絡んでいます。
フィットネスクラブ業界全体として、今後も需給ギャップが開き続けると予測
chocoZAPのコンセプトはその需給ギャップを埋める可能性が高い
AIやDX投資により1店舗当たりの効率が上がり続ける
現在のペースを維持できれば、5-7年程度で目標達成が可能
しかし、その実現に向けては以下の課題
今後の集客力とブランド力の維持
新店舗開業ペースを加速させる必要
退会率抑制と利用客増加が欠かせない
RIZAP 2023/11月決算 セグメント別 売り上げ構成比
■ヘルスケア・美容セグメント: 34.5% (前年同期比38.3%増)
【chocoZAP】
■ライフスタイルセグメント: 49.1% (前年同期比6.7%減)
メディカルエステ事業は堅調な動向を維持
アンティエイジング事業は新規サービス開発に取り組み始めたところ
ヘルスケア事業では今期中に有料オンラインサービスを開始予定
■その他セグメント: 16.4% (前年同期比1.6%減)
MRK(ファッション事業)では新規ECサイトの開設などによる集客投資を行い、下期以降の回収を見込んでいるとのことです。
REXT(不動産事業)では上期に予定していた退店や在庫処分を前倒しし、今期計上することとなりました。
BRUNOとアンティローザ(食品事業)は円安の影響で粗利率が悪化していましたが、足元では改善傾向にあると説明がありました。
■chocoZAP 1店舗の概算開業費
開業費:1200万円
ランニングコスト:1080万円/年
店舗賃料:15万円/月間 【180万円/年】
人件費:年間600万円(従業員2名雇用時) 【600万円】
機器メンテナンス費:年間50-100万円 【100万円】
広告宣伝費:年間100-150万円 【100万円】
設備更新費等:年間50-100万円 【100万円】
1店舗ランニングコスト【1,080万円/年間 概算】
■1店舗の収益性
1店舗あたりの会員数841人×3278円=2,756,798円/月間×12か月
【年間売上:3,308万円/1店舗あたり】
会員数:101万人 100万人いても0.62万人退会
リピート率99.38%
1店舗あたりの会員数:101万人/1200店:841人/店舗人数
101万人×2980円=30.09億円【年間361.1億円/全国】
入会金3,300円 (税込)、事務手数料2,200円(税込)
※CPによる特典実施の為、期間により発生計上無し
仮に毎月2万人(1店舗17人)が入会した場合
つまり毎月2万人が入会して、0.62万人が退会。
推定上限人数は、新規2万人÷ 0.62% = 322万人 (新規数と解約数が拮抗する数値) つまり、事業の完成系は月商で95億円、年商で1140億円
※月1万人会員獲得がペース持続可能な上限値
会員数の向上、店舗数拡大による収益率向上。
付帯要素/エステ、マッサージ等の充実による会員数拡大を見込む
SNS会員獲得コストの上昇傾向
都市部では飽和状態に近づき新規開拓が困難
競合他社からの奪い合いが激化
新サービス投入の情報拡散力とカスタマーブリュー
長期的には新規需要の波及拡大やブランド力向上がカギ
優待:権利確定日 2024年3月末
『 RIZAPが記念特別優待。400株でチョコザップ1年無料 』現在株価314円×400株=12万5600円の投資でチョコザップ1年分(3万9336円相当)が無料。更に1万ポイントもらえるので優待利回り40%以上。利回り前期比にして500%超え。
■まとめ
この優待利回り改善は個人投資家にとってプラス要素であり、
現代の健康志向を踏まえると、投資金額でのキャピタルゲインも狙え
そしてジム費用の捻出も行える一石二鳥感。
くれぐれも投資は自己責任で、
3月の優待に向けてのRIZAPの株価は要チェック。