【ドラマメモ】最愛
ドラマ『最愛』を見た。
普段ドラマは滅多に見ないけど、
プライムビデオで無料で見れるというだけだった。
別に良くも悪くも、何も期待はしてなかった。
気がつけば泣いていた。
もちろん終始御涙頂戴というわけではなくて、
話が進めば進むほど重い空気で胃もたれしそうになったし
過去と現在が繋がっていけばいくほど、誰かの心のうちが明るみになればなるほど、
疑心暗鬼になるような、信じてあげたくなるような、しっかりとミステリーだった。
言葉と言葉の間が絶妙で、捉える目線も掴みきれない、そんな演出も上手いなあと思って。
今回一気見したから良かったけど、
もしリアルタイムで見てたら、絶対毎週「次が早く見たい…!」と悶えてたと思う。
親が子を思う愛、姉弟でいれることの大切さ、
大好きな人とのかけがえのない時間、
全ての愛が存在して、そこには何一つ嘘偽りの感情はなくて
ただ少しだけ渦を巻いて、真実が少しだけ捻れて交差してしまった。
ただそれだけの、悲しくて苦しくて
愛が散りばめられたストーリー。
大ちゃんには大ちゃんにしか成せない役割があって、
優くんには優くんじゃないと埋められない感情があって、
加瀬さんには加瀬さんしか持ってない愛情の形があって、
梓さんには梓さんにしか表現できない親子の絆があって、
梨央ちゃんの周りには誰一人として代わりがいなかったんだって、最終話でやっと気がついた。
とまあ、ツラツラと御託を並べたけれども
いやあ見てよかった。
吉高さんの演技にナチュラルに引き込まれる魅力があって
松下さんは絶妙に実在しそうな刑事を演じていて、
主題歌やらサントラもドラマの雰囲気をより引き立ててて、
やっぱ配役とか演出って大事なんだなあ、って改めて。
………。
いやあ、見てよかった。
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