カツ丼って不思議

カツ丼という食べ物。

思い浮かぶのは、トンカツに出汁つゆをかけて、卵で閉じたカツ煮をご飯に乗せたカツ丼。

揚げ物は揚げたてサクサクの状態が美味しいと思います。

でも、そんな揚げたてのトンカツを煮込んでしまう。

熱々サクサクという強みが失われたように思いますが、煮込んだら煮込んだで美味しく頂けます。

カツ丼ってなんだか不思議で面白い食べ物です。

また、揚げたてのトンカツを特製のソースに絡めてご飯に乗せて提供するソースカツ丼もよく知られています。

熱々サクサクのトンカツをソースに浸してしまうなんて。

でもこちらもまた美味しく、様々な地域のご当地グルメとして親しまれています。

カツ丼ってなんだか不思議で面白い食べ物です。

そしてこの日は福島県会津若松市にある「なかじま」さんというお店でお昼をいただくことにしました。

理由は、これまた変わったカツ丼が提供されているからです。

それが「元祖煮込みソースカツ丼」です。

こちらは揚げたてのトンカツを、特製ソースで煮込み卵で閉じたソースかつ煮を、ご飯に乗せていただくメニューになります。

卵で閉じたカツ丼と、ソースカツ丼の間のような感じでしょうか。

食べてみると、あら不思議。

初めて食べる味わいのようであり、ずっと前から知っているような味わいでもあり。

ソースで煮込むと聞くと、味が濃くてドッシリしていそうですが、濃すぎず食べやすい。

そうしているうちに、あっという間に食べてしまいました。

これもまた美味しい組み合わせです。

揚げ物は揚げたてが1番美味しい。

でも食べ方によっては実はそうとも言えない。

当たり前を疑ってみる。

物事を色んな角度で見てみたら、新たな発見に出会えるかもしれない。

カツ丼という食べ物についてちょっと考えてみると、色々な気づきを得ることになりました。

しつこいようですが、カツ丼ってなんだか不思議で面白い食べ物です。

なかじま · 会津若松市, 福島県