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日記まとめ『も』『頭が良いから』『小説を書く理由』

5月14日『も』
「も」は暖かく優しさに満ちている。そう思いませんか。
「も」が秘めている共同性や共感性。あなたとの思い出がその一文字に秘められている。
わたし「も」すき
あした「も」会おう
今年「も」よろしく

5月20日『頭が良いから』
頭が良いから、頭が悪いことを自覚する。
頭が良いから、あの子がわたしより先を生きていることを知っている。

5月21日『小説を書く理由』
小説を書く理由、ありますか。

自分をとてもちっぽけな存在だと思い、孤独を感じるとき。自分の持つ物より他者の持ち物を羨むとき。地に足をつけて生きていられないとき。ごはんがおいしいとき、美味しくないとき。階段で転んでしまったとき。たけのこの里が売り切れだったとき。

「寄り添いたい」「救いたい」とかいう言葉でまとめてしまうのは傲慢であり、あまりにも簡単すぎるけれど、そうなのです。絶望の隣でホットココアを、両手で温めておきます。きみが助けを求めた先に居たい。明かりの灯らない部屋の隅にいるきみに、言葉を届けます。

学校嫌だな、と休んでしまったとき。
あの頃私がそうだったように。

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