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#おむすびの具 感情を超えるものはない

ふとしたときに思ったこと、考えたこと、感じたことをポツポツとつぶやきます。
おむすび(私)の具(頭の中)という意味です。


何でもいいから物に当たりたいとき。
涙が溢れてベッドから動けないとき。

頭では良くないとわかっていても行動が抑えられない、または起こせないことがあります。

マイナスなときだけではなく、プラスな行動のときも同じ。

誰かに贈り物をしたいとき。
歓喜の声を叫ばずにはいられないとき。


心の奥底から湧き上がってくる感情にどうしても抗えない感覚を感じることがあります。
どう踏ん張ってもどこに押し込んでもむくむくと膨らんで大きくなる感情。
それは見えないものだけど、きっととてつもなく大きな力を持っている。


思いには人を変える力がある。

と私は思います。


例えば、お菓子を万引きをした少年がいたとして。
当然犯罪行為になるからお店の人は叱りますよね。
でも年季の入った服をガリガリの身体に被せたように着た彼はこう言った。
「ろくに食べずに働いてくれているお兄ちゃんの誕生日にどうしても渡したかった」

きっといつも大変そうな兄の姿を見て感謝の気持ちや大好きだよって気持ちが湧き上がってきたんだと思います。
もしかしたら申し訳なさもあったかもしれません。
その感情に突き動かされて、やってはいけないことをしてまでプレゼントを用意しようとしたんでしょう。


それを聞いた店員さん。
自分の財布から代金を出して、一度取り上げたお菓子を少年に渡しました。
「今回だけ、特別だよ」


少年の兄へのから慈しみを感じた店員さんも普段ならあり得ない行動をしてまで彼、そして彼の兄を喜ばせようとしました。
怒りの感情が少年の言動により揺り動かされ、「何とかしてあげたい!」という思いが生まれたのです。


感情から思い、そして行動が生まれる。

人間は善意からボランティア活動をすることもできるけど、悪意から犯罪を犯すこともできる。
これはもう理屈や理性だけではどうしようもない。
そのことが良い、悪いっていうことじゃなくて。

そういうものなんだな

って覚えておくことが大事なんじゃないかなと思いました。


感情的になってしまう私。
自分をコントロールできない私。

それは決して私のせいではないんだよ。