まちづくり=遊び×コミュニティ、未来に紡ぐ一本の糸【行政と人材育成】
本日は毎秋恒例の若手職員によるBBQ会でした。
ただの遊びと思いきや、そこにはしっかり意図があって、結局楽しいコミュニティは続くよねというお話です。
大先輩からの言葉
私には、採用3年目の頃からお世話になってる同じ技師の大先輩がいます。
直接上司になったことはないのですが、たまたま一緒に出張にいく機会がありまして、夜5軒くらい梯子して名物を食べさせてくれた上、帰りの車内で「我々専門職こそまちづくりしていいんだよ」と自分に教えてくれた、仕事人生の恩人のひとりです。
それまで、「まちづくりは他部署の仕事だからやるな」とか「大学院出たからって偉そうなこと言いやがって」とか、日々先輩方からの罵詈雑言で否定され続けていた私にとって、目が覚めるような救いの一言でした。
まちびらきへの参加
それから約3年後くらいに、その先輩はまちづくり部署に異動し、あるエリアでのまちびらきの担当に。
それまで、このエリアの計画は、どちらかというとお固いお決まりのお役所事業っぽいプロジェクトでしたが、その先輩は地元プレイヤーや全国レベルのデザイナーと連携して、素敵なまちづくりに変化・発展。
私も公園の芝張りワークショップから参加し、ちょこちょこ顔を出すようになりました。
若手職員の送り込み
それから半年くらい経った頃、せっかく大先輩が取り組んでいるまちづくりに、私しか関わってないのは勿体ないなーと思い、当時少しずつ増え始めていた技師の若手男子のリーダー格2名を連れて、このエリアのまちづくりコミュニティに一緒に参加するようになりました。
一緒にイベントしたり、地元のお父さんたちと飲みながらサッカー中継を見たり。
設計したデザイナーの話を聴くために、みんなで佐賀の講演会まで行ったことも。
まちづくり=楽しい!と思ってもらうこと
そうやってプロジェクトが進んでいくうちに、このエリアのコミュニティの核となる集会場がオープン。
さすが、先輩とデザイナーがタッグを組んで、いかにも行政チックな集会場と全く違う、お洒落な公共空間に。
全面ガラス張りで、360度外と一体的に使えて、とにかく自由度が高い。
そうなると、なかなかどんな使い方までやっていいか、住み始めたばかりの住民たちにはわかりづらいので、じゃぁまずは私たち自身で使い倒してその様子を見せよう!と、同じ技師の若手職員をごっそり読んで、このエリアに住んでる後輩の力も借りながら、毎秋のBBQイベントを開始しました。
住民に使い方に気づいてもらうこと(天岩戸作戦)、が表のテーマ。
そして本当の狙いは、公共空間を使い倒す=まちづくりは楽しい!ってことを、未来の行政幹部になるだろう子たちに、マインドセットすることが目的。
そのためには、会議室で講演聴かせるんじゃなく、まずは自分自身で楽しんでもらう場を創ることが大事で、それこそが自分の役割かなと。
一本の糸をつなぐコミュニティ
という主旨だったものの、毎年毎年若手技師を呼んでいたら、今では気づけば、年1回恒例のの新採職員&若手職員顔合わせ会になりました。
私から新採さんまで、30後半から10代後半までが、一箇所も途切れず一本の糸になる、そんなチームづくりのための重要なポイントのひとつになりました。
寿退社などでやむを得ず転職した元同僚も、この日に併せて参加したりと、コミュニティはずーっと続いています。
変わりゆくステージと変わらないコミュニティ
まちびらきから9年近くが経過し、7年くらい前はぴーちくぱーちく言いながら私に肉を焼かせていた子たちが、今では年下らをしっかり育て、まとめ、毎回20代男子'sがバッチリ焼いてくれます。
年長者の自分はむしろ座ってないと叱られる始末(性格上落ち着かないんだけど。。)
初期メンバーは、過半がパパママになり、当時公園でオニゴッコしてた子たちが、今では小さなお子さん同士を遊ばせている様子。
変わりゆくステージと、変わらないコミュニティを感じます。
これも、当初の大先輩のおかげだなーと、しみじみ(仕事は超厳しいのでいつもビクビクしながら話しかけてますが。。笑)
まとめ
心配していた台風もギリギリ過ぎ去り、なんとか今年も完遂することができました。
私は相変わらず低気圧と寒さで寝れなかったので、前半に顔出して、新採さん2人とお話して、早めに帰宅。
いつまで行けるのか、以前に、いつまで行っていいのかもわかりませんが、また来年も楽しみです🍖
(焼きそば食べ損ねたのが心残り)
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